どーも。オン・ザ・ロックスのウイスキーに無性の芸術性を感じる今日この頃、公平です。
先日、大学の時のクラスメートの集まりがありました。
その際、ある女の子から、
「彼氏がナイーブだから私が明るく振る舞っている」
という発言があり、ふと考えたことがあります。
そこで、本日は、
「周囲から明るく見えている人こそ過去に大きな傷を負っている」
という話について、つらつらと書いてみます。
【外で人と接するときは、明るい自分を演じる。】
いつもニコニコして人を笑わせる人って素敵ですよね。
明るい性格…とても前向きで社交性のある印象を受けます。
皆さんの周りにも、そんな「明るくキラキラしている」ように見える人っていませんか?
そんな、周囲に元気を与えるムードメーカーを、羨ましく思う方も多いかと思います。
しかし、そういった人たちの中には、実は、
人とコミュニケーションを取るときだけ、頑張って明るく振る舞っている
だけの方も、少なくないかもしれません。
というのも、
人の気持ちを自分のことのように分かる
からなんですね。
もちろん、根っからの明るい性格の方も、世の中にはたくさんいらっしゃいます。
テレビで拝見する限り、アンタッチャブルのザキヤマさんとかはおそらく素です(笑)。
そんな異質な方もいる反面、そうではなく、明るく見える大半の方は、
人と接するときは明るい自分を演じている
のではないか、と個人的に強く感じています。
過去に、人間関係のなどが原因で心にトラウマが深く残ってしまい、
その傷を無意識に隠そうとして、「明るさ」コーティングしているのかもしれません。
【明るく振る舞うことで、〔仮面〕が自分を守ってくれる。】
では、なぜ気付かないうちに、
自分は明るい性格だということを周囲にアピールしようとする
ものなのでしょうか?
いろいろ考えてみると、人前において心の中で「明るさ」という仮面を被っている人の中には、
「どうせ本音を話したところで伝わらないだろうから本音を隠したい」
と思っている傾向のある方が多い、と思うんです。
例えば、ご両親から虐待を受けられた方、いじめられた過去をお持ちの方など、
いかに自分という存在が取るに足らないか、と過去に一度でも考えてしまった方々です。
かくいう僕自身も、上記の理由ではないですが、自分でも過去のトラウマがあり、
明るい性格を演じている自分、仮面を被っている自分がいることを自覚している一人です。
ただ、無意識のままに傷を放置しておくのはいけないと思い、
あえて明るみに出して、その傷と向き合うように意識をしています。
つまり、いかに自分が「自分自身の心の内」を見つめているかが大切です。
その結果、「明るさコーティングをした仮面」をして人と接する自分を受け入れ、
人間関係から生じる悩みから、自分自身を守ることができます。
ちなみに、ここでいう「仮面」というのは、全然ネガティブな意味で使っているわけではなく、
むしろ、人の気持ちが分かる繊細な心の持ち主の証である 、という良い意味です。
その仮面を所有しているということは、「優しさ」という称号を持っているということです。
仮に、そんな方が一点だけ注意することがあるのであれば、人の反応を気にし過ぎてしまうことですので、
この「仮面」を大いに利用して、自分の視界から他人を隠してみてはいかがでしょうか?
そうすれば、いずれ人と比べることもなくなり、自分オリジナルな「仮面」を誇れるようになります。
そして最終的には、本当の「仮面なし」の自分の姿でコミュニケーションを楽しめることでしょう。
明るい人には、明るい贈り物が舞い降りてきますように。
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平