どーも。GWの振替休暇を大いに満喫してリフレッシュ中、公平(@kohei_nagura)です。
さてさて、ゴールデンウィークも明けて5月もはや中盤。
みなさま、5月病などでボーッとしちゃったりしていませんか?
そんな僕はといえばですね、ゴールデンウィーク期間はガッツリ働いており、
むしろ、いまが振替長期休暇のため充実した休みを享受しまくっております。
(ま、塾業界は長期休暇が働きどきだから当たり前っちゃあ当たり前っすね笑)
んでですね、なんといっても大好きな読書に日々時間を費やしているワケなのですが、
もうね、個人的名著といっても差し支えないほどの本を1冊、見つけてしまいました。
その名も…『資本主義ハック』。
これは、資本主義下で生きる我々必読の書です。
前回の記事でも、
「緊急事態宣言下のGWを楽しく過ごすための『緑陰の読書』」
と題して、オススメ本を3冊ご紹介させていただきました。
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こんなふうに、一期一会の出会いがあるから読書はやめられないですね…!(笑)
というわけで今回は、本日から1ヶ月にわたって、
公平が認定する人生で一度は読むべき名著:『資本主義ハック』
をご紹介させていただきます。
『資本主義ハック』…この本は全日本人必読の書!これは本当にオススメすぎる!
【目次】
【「資本」がわかると、世界を前向きに進める。】
〔「資本主義社会」とは?〕
さて、この『資本主義ハック』という本を4週間にわたってご紹介するにあたり、
ぜひ、あなたに読了後に強く感じていただきたいことが、ひとつだけあります。
それが…「資本主義社会で生きるって楽しいな!」という感覚です。
これまでも幾度となく本の紹介はしてきましたが、長くても3週間ぶん、
なので、ここまで4週間にわたって大々的にご紹介するのは初のことです。
「エッセンシャル思考」で、本質的なことだけに集中せよ。
→【本まとめ】『エッセンシャル思考』①:本当に重要なものごとを見極めるために必要な5つのこと【時々、まわりみち。】
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それだけ、この『資本主義ハック』という本はオススメ中のオススメ本なのです。
では、そんな『資本主義ハック』のどこがそんなに良い本ポイントかというと、
そもそも日本が「資本主義」というルールだからという1点につきます。
つまり、「資本」が第一な社会で生きている以上は学ばないとソンする社会ということですね。
じゃあ、まずは根本の「『資本』って何ですか?」って話ですよね(笑)。
これ、意外と答えられないビジネスマンの方も多いかなとは思いますが、教科書的にいえば、
「資本=生産手段 or その元手になるもの」ですが、つまるところ「価値を生む仕組み」のことです。
たとえば、いまの世界で新しい商品やサービスなんてのは「資本」の最たるものですね。
あれらが大量にあることで、どんどんと世の中に「価値」が生まれまくっているワケです。
もちろん、あなた自身もまた資本のひとつです。
普段のお仕事で、荷物を運ぶ、書類を作る、誰かに知識を教えるといった仕事を通して、
ほかの人や社会に対して「価値を生産」しているので、当然ですが立派な「資本」です。
このように、この「資本」というものが主軸となってお互いに自由に組み合わさり、
さまざまな新しい商品が生み出される仕組みのことを『資本主義社会』といいます。
〔国家の時代、企業の時代、そして個人の時代へ。〕
ここまで、「資本」の話をしてから「資本主義社会」についての話をしてきましたが、
実は、現代までに資本主義社会は3つの段階をふんでココまでフェーズ移行してきました。
それが、「国家資本主義」、「企業資本主義」、そして今日まさに継続している「個人資本主義」です。
企業を経営するように、個人が自分の人生を経営する。企業が理念を掲げているように、個人が自分の夢を掲げる時代になったのだ。
(引用:『資本主義ハック』より)
これまでは、「国家」主導の時代、「民間企業」主導の時代を経験してきました。
しかしながら、
いまでは「個人」資本主義社会になった
と本書では書かれています。
そもそも、資本主義の最大の魅力は「誰でも競争に参加できて資本を増やすことができること」です。
特に、令和時代の資本主義社会は従来の資本主義社会と違って誰でも競争に参加できるようになり、
さらに選択肢も増えて、そこで情報と知恵という武器を使いこなすことで誰でも勝者になれます。
そんな個人資本主義の時代において欠かせないのが、ここまでお伝えしてきた「資本」というものです。
個人資本主義下で、自分の時間を売らなくてもお金が生まれる「仕組み=資本」を所有できることによって、
もっともっと生産性が高くなり、イノベーションを起こせるような仕事や投資ができるようになったのです。
人生において最大のゲームは何か?それは自分の夢を実現することである。
(引用:『資本主義ハック』より)
ここで、いったん「資本」の話から離れてみます。
さて、あなたの「人生の意義」って何なんでしょうか?
…と聞くと、いろいろと哲学的な回答もあるかとは思いますが(笑)、
結局のところ、あなたは「自分の夢を実現するため」に生きていますよね。
いまの時代いろいろな働き方はありますが、サラリーマンとして働くにせよ起業するにせよ、
なんだかんだ「夢の達成」のためやるべきことは「資本の蓄積」ということは異論がないと思います。
そうやって、
知恵を絞り加速度的に資本を増やした先に自分のゴールの達成があります。
このように、なにを人生のゴールにするか見極めたら、あとはとにかくイージーモード。
どのくらいのスピードでお金と時間を「資本」に投資すればいいかを考えるだけですね。
ということで、ここまでで
『「資本」がわかると、世界を前向きに進める』
ということが身にしみて感じたのではないでしょうか?
ここからは、その「資本」ということについて少し深く掘っていきましょう。
【3つの「資本」をハックする!】
〔「人的資本」「金融・固定資本」「事業資本」がすべてである〕
では、これまでの「資本の理解=人生の突破口」という話を具体的に考えてみます。
んで!
これは、マジでめちゃくちゃ大事!
「資本」は、たった3つに集約されます。
もっかいだけ。
「資本は3つ」だけしかありません。
それが、
「①人的資本」
「②金融・固定資本」
「③事業資本」
の3つです。
この3つについて、来週から順々にひとつずつ話をしていくのですが、
簡単に、この「3つの資本についての概略」だけご紹介していきます。
まず「①人的資本」とは、
個人の「知識・スキル」「信用力・ブランド」「人脈・ネットワーク」のことです。
人的資本は、さらに
社内で通用する人的資本と市場で通用する人的資本の2種類に分けられる
と覚えておくといいでしょう。
人的資本はあらゆる資本のベースでもある。
(引用:『資本主義ハック』より)
本書でも、『人的資本はあらゆる資本のベースでもある』とくり返し述べられていますが、
この「人的資本」は特に重要です。(なので来週は必見です!…という宣伝をしておきます笑)
そして、「②金融資本」については現在も変わらず資産運用の超王道なので理解しやすいですね。
おそらく「資本」というワードを聞いて思いつくのは、この「金融・固定資本」だと思います。
そして、最後が「③事業資本」。
ザックリいえば、自分で会社を作るということですね。
ちなみに、
投資効率が高いのは人的資本ですが最大リターンが圧倒的に高いのが「事業資本」。
そういった点で、いずれ「事業資本」にシフトしたいと考えるのは僕だけではないはずです(笑)。
では、この3つの資本のうち「どこにお金と時間を投資すべきか」問題がありますね。
その話については、この次に「アービトラージ」の話を用いてお話ししていきます。
〔「アービトラージ」で、マネーゲームをクリアする。〕
本書では、そのゲームをクリアするためのヒントを提供したいと思う。それは、「アービトラージ」という考え方だ。
(引用:『資本主義ハック』より)
ではでは、今回の『資本主義ハック』の導入まとめとしてお伝えしたいのが、「アービトラージ(Arbitrage)」というお話です。
この「アービトラージ」という言葉は、おそらく聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、
金融の世界では市場と市場の価格差、または企業と企業の価格差を利用したさや取りのことです。
もっと簡単にまとめると、「周囲が気づいていない情報や価値や認識の歪みを活用すること」です。
たとえば、先ほどの「どこにお金と時間を投資すべきか」問題について考えてみましょう。
この「どこにお金と時間を投資すべきか」を考えると、 金融資本にいきたいならば金融資本に、
人的資本としての「知識・スキル」に投資したかったら、この分野を強化すればいいだけです。
専門用語でいえば、あなたにとってROI(投資利益率)が一番高くなりそうな領域に投資することです。
ま、これシンプルに考えれば当たり前っちゃあ当たり前なのですが、
どう考えたって「闇雲に投資をしても効率が悪い」は自明ですよね。
なんせ、あなたが自由使えるお金も時間も限られているわけっすからね。
そこで。
これに役立つのが「アービトラージ」を取ろうという話。
さらにいえば、最短ルートを走ろうとかゲームをハックしようとかいう考えです。
成果を上げたいなら周囲に負けない努力を続けるのは当たり前だ。でも先頭集団のなかでさらに抜きん出た成果を出したいなら、常に一番リターンが高いことで努力しないといけない。
(引用:『資本主義ハック』より)
資本主義社会では、あらゆることでアービトラージを狙うことが可能です。
むしろ、
アービトラージを取らないと圧倒的な勝者にはなれない世界なのです。
『資本主義ハック』では、資本主義社会の競争で優位に立つために不可欠なアービトラージという考え方について、
また、その具体例を挙げながら「個人の総資産の最大化を目指す」という話をわかりやすく解説してくれています。
この「アービトラージ」という概念ですが、ここで一気に話しても「?」となりますので(笑)、
次回以降、「人的資本」「金融・固定資本」「事業資本」の話の中でご紹介してしていきます。
【まとめ:資本主義は、あなたのために存在する。】
いかがでしたか?
ここまでだけで、この『資本主義ハック』という本が「いかにオススメ本」で、
かつ「いかに必ず読むべきか」という必読書感が伝わりまくったかと思います。
世界は常にゆらぐ。私たちにできることはその事態に備えておくことだけである。
(引用:『資本主義ハック』より)
本書でも書かれていることなのですが、この世の中はアンコントローラブル(=コントロール不可能)な原理で動いており、
その前提において、いかにコントローラブル(=コントロール可能)なものにしていくかが非常に大事な考え方になります。
では、ここで確認。
「資本」って…なんだったでしょうか?
はい。そうですね。
資本は、生産手段 or その元手になるもの。
もしくは、つまるところ「資本=価値を生む仕組み」でしたね。
というわけで、これ答えられなかった人は…もっかい復習〜。
(はっ!いつもの生徒を相手にする職業柄つい同じ口調に…!)
というわけで(笑)、まとめに戻ると、
世界は、常にゆらぎます。
なので、私たちにできることは不測の事態に備えておくことだけです。
だから、
価値を生む仕組みである「資本」を増やし「ゆらぎ」を埋めていければ勝ちなのです。(価値(かち)と勝ち(かち)がかかっていてややこしいですね)
いいかえれば、この世に絶対なことなどないのだから、
いつも常に「アービトラージ」を考えて生きるしかないということです。
(この「アービトラージ」も「…ん?」って方は…復習〜。笑)
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この考え方は、資本主義社会を生き抜くときにもっとも重要な考え方です。
ただ、世の中に絶対的な正解などないからといってリスクを分散させすぎるのも考えものです。
たとえば、今回の「資本」の話の中でも「金融・固定資本」を例に挙げると、
株の投資においてリスク分散させ続けると市場の動き(インデックス)と一緒になってしまいますね。
すなわち、平凡な成果しか望めなくなるということですね。
これでは、この本書『資本主義ハック』にて「資本主義社会」のルールを学んだあなたが、
逆に、「資本主義社会」のルールを知らない人たちと全く同じ立ち位置なようなものです。
そのため、(めちゃくちゃ話がアッチへいったりコッチへいったりしているので笑)なんだかんだで話をまとめると、
リスク分散もほどほどにバランスを大事にすれば「資本主義社会」を生き抜いていけるということです。
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とにかく、資本主義はあなたのためにある!
これだけでも、覚えて帰ってください。
なんかイヤなイメージがある(僕自身も昔スゴい嫌悪しかなかった…)「資本主義社会」というコトバですが、
実は、なにを隠そう、この「資本主義」はあなた自身のために存在していると知ると気がラクじゃないですか?
というわけで、今回ご紹介させていただいた『公平の激オススメ本:資本主義ハック』という本ですが、次回から順次、
「①人的資本」「②金融・固定資本」「③事業資本」についてお話しますのでお楽しみに〜!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平