どーも。大相撲2020初場所、幕尻優勝した徳勝龍の優勝インタビューで号泣、公平(@kohei_nagura)です。
[大相撲2020初場所] 涙の初優勝 徳勝龍 優勝インタビュー
…さて!それはおいといて(笑)、本日2月3日は「節分(せつぶん)」ですね。
もともと節分とは、「季節を分ける」ということが由来だそうです。
特に日本においては、立春は1年のはじまりとして尊ばれたという経緯があり、
次第に「節分といえば春の節分だろう!」というように変わっていたようです。
そして、節分といえば「豆をまく」という習慣がありますね。
これは、豆は「魔滅(まめ)」というところからきており、「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということらしいのです。
まぁいってみれば、昔の人が「ダジャレっぽくしてみようぜ〜☆」と発言したものがいつの間にか習慣化していたんですね(笑)。
【豆55万粒】100人の子供 vs ヒカキン赤鬼やったら鬼が窒息して即死しました【節分】
それでですね、そこまではまぁまぁ分かるのですが、いろいろと詳しく調べてみると
この『「魔」を表す「鬼」が5匹もいる』ということが判明したのです!
ということで、今回は「節分」ということもあり、せっかくなので、
【「鬼の色」は「あなたの心の鬼」をあらわす!?】という話をザックリさせていただきます。
【目次】
【赤鬼と青鬼だけじゃなく、鬼は5種類いるらしい!?】
まず「鬼」の話をする前に、あなたは「五蓋(ごがい)」という言葉をご存知でしょうか?
五蓋とは、読んで字のごとく【「五」つの「蓋(ふた)」が乗っかった状態】のこと。
つまり、「本来は清浄である心に五つの蓋が覆いかぶさっている」という仏教における禅用語のことです。
ようするに、覚りの修行の際に瞑想していて邪魔になる五つの障害ということですね。
そして、それがまさに本日の節分とピッタリと重なり、全部で
「赤」「青」「黄」「緑」「黒」
の5種類の鬼をあらわす、との風習が生まれてきたとのことです。
◯赤鬼:貪欲、欲望、渇望
◯青鬼:悪意、憎しみ、怒り
◯黄鬼:心の浮動、後悔、甘え、我執
◯緑鬼:倦怠、眠気、不健康
◯黒鬼:愚痴、疑いの心
ではでは、以上の「五蓋(ごがい)=5色の鬼たち」について詳しくみていきましょう。
〔赤鬼:貪欲(とんよく)〕
まずは赤鬼ですが、これは「貪欲(とんよく)」をあらわします。
簡単にいってしまえば、尽きることのない強い欲望ということですね。
この鬼は、5体の鬼の中でも最もメジャーな色で「すべての悪心の源」ともいわれています。
そりゃ、よく考えてみれば当然っちゃあ当然ですよね。
「もっとカネカネカネが欲しい!」
「おいしいもの食べまくりたい!」
「もっともっとキレイになりたい!」
「モテまくった末にイケメン美女と結婚したい!」
「仕事しないで遊んで生きていきたい!」
「なにもせず1日中ゴロゴロしてたい!」…
もう、こんな赤鬼さっさと退治してしまえ。
〔青鬼:瞋恚(しんに)〕
お次は青鬼ですが、これは難しい言葉ですが「瞋恚(しんに)」をあらわします。
都合が悪くなると人のせいにしたりして、他責して怒り憎しみの感情を抱くことです。
ま、こういうことばかりしている人はたまに見かけますが、そんなときは立ち止まって、
「「や、自分にも青鬼が住みついて他責グセがついていないか?」と考えてみるようにしましょう。
うん、青鬼もジャマやな。鬼は〜外〜。
〔黄鬼:掉挙悪作(じょうこおさ)〕
まん中は黄鬼、これまた難しい言葉ですが「掉挙悪作(じょうこおさ)」ということ。
過去のことに縛られすぎて後悔してしまい、心の動揺があらわれてしまう状態です。
よく「昔のことが忘れられなくて〜」という人がいますが、それはまさに黄鬼がいらっしゃいます。
www.life-travel-consultant.com
いつまでもクヨクヨと過去のことを考えていたって仕方ありません!前見て進むだけ!
ちょっと名残惜しいとこもあるけど…黄鬼も外へ外へ。
〔緑鬼:惛沈睡眠(こんちんすいみん)〕
さて4番目は緑鬼ですが、なんとなくイメージがつきそうな「惛沈睡眠(こんちんすいみん)」という鬼。
「惛沈(こんちん)」は沈んだ心という意味から、やる気だったり気力だったりが湧かない状態のこと。
まぁ、とにかく人間は「ラクな方へ。ラクな方へ。」と向かう生き物なので、
その「意志力」や「行動力」があるかどうかが人生を左右するということですね。
www.life-travel-consultant.com
そうとはいえ、ラクな方が良いというのは人間の脳の構造(進化)上は仕方のないことなんですけどね…
だからこそ、叶えたい「夢」や「目標」をいま一度この節分を機に再確認してみてはいかがでしょうか?
いちばん仲良しに見える緑鬼、思い切って追い出すべし。
〔黒鬼:疑(ぎ)〕
ラストは黒鬼。もう見るからに恐い鬼ですが(笑)、「疑(ぎ)」をあらわします。
これは「疑心暗鬼(ぎしんあんき)」という言葉があるとおり、妬み愚痴ることです。
つまり、相手に対して期待値をあげすぎている状態。だから、愚痴るし妬むんです。
そんなときは、ちゃんと相手の立場を自分なりにしっかり理解しハードルを下げること。
www.life-travel-consultant.com
たとえば、「ぜんぜん相手が自分の言ってることを理解してくれない!」と思ったとします。
そうなったら、やみくもに「自分の言うとおりになってくれない相手」を変えようとするのではなく、
いったん冷静になって愚痴を言いたい気持ちをおさえ、自分が解決しないといけない課題にフォーカスします。
そうすることで、他人への期待値が下がり「自分の考え方を変えよう!」とシフトできるのです。
とにかく、グチなんてもんは言いたくもないし聞きたくもない。黒鬼よ、去って去って去ってしまえ。
【まとめ:あなたの中にいる「鬼」はどれですか?】
いかがでしたか?
本日は「節分」ということで、
「赤鬼」「青鬼」「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」という5種類の鬼(=「五蓋(ごがい)」)の話をしてきました。
あくまで「鬼(Oni)」というのは日本の独特の文化なので、本日の話は参考までに聴いていただければと思いますが、
自分の中にいる「鬼」というイメージを意識することでジャマな「5つのフタ(=五蓋)」を取り払ってください!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平