時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

「行動」を科学的に考える②(意外と知らない『「意志力」の磨き方』)

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どーも。最近じわじわとミュージカルにハマりつつあり先日は『グレイテスト・ショーマン』を購入、公平(@Dray_0629)です。

 


映画『グレイテスト・ショーマン』予告D

 

グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)

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 …という話はさておき(笑)、本日は前回に引き続き、

「行動」に関する科学的アプローチ② についてのお話です。

 

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【目次】

 

 

 

【「意志力」がないからと、落ち込まない、あきらめない】

 

さて先週は、「行動の科学」についての第1回目:

『そもそも「ヒトが行動を起こすとき」はどんなとき?』

と題して記事を書かせていただきました。

 

この記事もCheck!

脳内快楽物質「ドーパミン」を自身の行動と結びつけよ!

>>「行動」を科学的に考える①【時々、まわりみち。】

 

 

 

この記事の中で、「行動」を起こすためには、

神経伝達物質『ドーパミン』を活性化させたら良い という話をお伝えしました。

 

幸せを感じるときに分泌される「ドーパミン」が特に活性化させるべきものです。言ってしまえば、「快楽」こそが「行動」のすべての礎(いしずえ)なのです!これを神経科学的には、難しい言葉で「報酬システム(報酬系)」と言ったりするのですが、脳が報酬を得られると予感した際に、この報酬システムが作動しドーパミンが放出されます。

 (引用:「行動」を科学的に考える①(そもそも「ヒトが行動を起こすとき」はどんなとき?)【時々、まわりみち。】より)

 

 

 

…と科学的な根拠を聞くと、たいていの方々は

「自分は日常で快楽を感じるような出来事もないし…ドーパミンが活性化することが明らかに少ないから行動できないんだな…」

とあきらめてしまいますが、ちょいと待ってください

 

 

 

人は、この「行動にうつす能力」を「意志力」などと呼んでいますが、

この快楽を感じて意志力を増長し行動につなげることは決して難しい話ではないです。

 

というか、脳科学や心理学など多面的な見方があるからこそ誰でも鍛錬可能なのです。

(自分は意志が弱いと思っている方は自分自身に「意志力がない」というラベリングをしているだけなのです!)

 

 

 

そもそも、意志力は生まれながらの気質として考えているかたも多いですが、そんなことはなく、

ひとつの容器があって中に入っているのが「意志力」、そして使えば消耗品のように減っていくものです。

 

 

ということからも分かるかと思いますが、

「意志力」を常に満タン近くに保つことだって大いに可能 なワケです。

 

 

 

 

 

 では、「意志力」を鍛えるにはいったい何をしたら良いのでしょうか?

 

 

 

【プライドが意志力の「保有量」を増やす】

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では、『「意志力」の鍛え方』について考えてみましょう。

 

めっちゃ簡潔に「意志力」を鍛えるために必要なものをお伝えすると…

それは『プライド(=自分自身を尊敬し信じる能力)』です。

 

 

 

 

 

以前の記事で、このプライドに関連して「もし自信がなかった場合」ということをお伝えしました。

 

この記事もCheck!

自信をつけるには大きなことよりまずは「スモール・ステップ」で!

>>やる気エネルギーが枯渇してしまい、叶えたい「夢」や「目標」に辿り着かないキミへ。

「自信がない」という状態が実生活にどれだけマイナスかを考えてみてください。ハッキリと言ってしまえば、自分に自信がない=100%デメリットしかありません

(中略)

 

そこで、無限の可能性を開くことができる「自信」というものをつけるには、まず「身近にある小さなことから変えてみる」だけでOKです。

 

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中には、「その自信が簡単に持てないから困っているんだよ…」という方もいらっしゃるかと思いますが、

そんなモードでいてしまっては、ずっと「行動」を起こすことができず人生が変わっていくこともありません。

 

そういった意味では、【プライド(自尊心)→意志力→行動】というシンプルな図式ができあがるのです。

 

 

 

 

 

もちろん、ほかにも「意志力」を増やす方法はいくらでもあります。

 

たとえば有名なところだと、食べ物(特に糖分補給)は「意志力」を増やすのにだいぶ有効です。

勉強や仕事などで意志力を消費しているとき、甘いものを摂取して血糖値が上がると意志力は回復します。

 

 

 

しかしながら、科学的に信頼性が高く最もコスパが良いのは「プライド」をもつことです。

 

そのためには、まず自分の身の回りのちょっとしたことで全然オーケーなので、

「スモール・ステップ」でプライドを高めるための行為を習慣化してみましょう。

 

 

 

 

ここでふと疑問に感じた方も多いかと思いますが、

「プライド」だとか「自信」だとかアヤフヤなかんじになっているので最後にこの点もうちょっとだけ深掘りしてみます。

 

 

 

【結局『プライド=認められたい力』】

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ここまでキーワードのように述べてきた「プライド」「自信」についてですが、

これは「周囲から認められたい力」と言いかえてもらって大丈夫です。

 

 

 

これについては、『「行動」を科学的に考える①』に引き続いてのご紹介になりますが、

『スタンフォードの自分を変える教室(大和書房)』の中で以下のようにアドバイスされています。

人に認められたい、という人間の基本的な欲求を利用しましょう。意志力のチャレンジに成功したらどんなに自分を誇りに思うだろう、と想像します。

仲間の顔を心に思い描いてください。家族や友人、同僚、先生など、いつも大事なことを言ってくれる人や、あなたの成功を喜んでくれる人のことを。自分でも誇りに思えるような選択を行ったときには、フェイスブックやツイッターで仲間に知らせましょう。でも、テクノロジーが嫌いな人には、直接会って話すほうがいいかもしれませんね。

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

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スタンフォードの自分を変える教室 スタンフォード シリーズ

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この「周囲から認められたいという欲求」を持っていない人はいないはずですよね。

自分の行為に対し「認められた!」と嬉しくなり、ドーパミンがあふれんばかりに出まくります(笑)。

 

 

 

いまの職場(塾)においても、科学的な指導を子供たちに行っていますが、

どんな生徒も褒めて認めてあげると絶対にニコニコ笑顔 になります。

 

そうすることで「意志の強さ」が鍛えられ最終的に「行動」を起こすことになる のです。

 

 

 

 

 

 

 

では、ここ2回にわたって「行動」について科学的にいろいろ考えてみましたが、

最後に、「行動」に関して一歩を踏み出したくなるこんな名言でしめたいと思います。

 

我々は、自らが積み重ねる行動の集大成である。



 

これはギリシャ哲学の祖・ソクラテスの名言なのですが、

結局「人生というのは自らの行動の集大成」なんだと思います。

 

もちろん、ここまでの人類の歴史を見てみて科学なくして進歩してこなかったわけですが、

科学的な考え方だけでなく、最後はこう心から揺さぶられる情動的な考え方も必要ですね(笑)。

 

 

 

ぜひみなさまも、意志力を鍛え行動を変えて素敵なマイライフを突きすすんでくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平