どーも。この3連休で東京に帰り札幌との気温の違いにただただ驚きっぱなしでした、公平です。
さて、季節も冬にさしかかっているということで、みなさんの中にどこかナイーブになっている方はいらっしゃいませんか?(笑)
そんな本日は、生きやすい世の中、いわゆる「息のしやすい」世の中にするための、
日常で【変えるべき】ちょっとしたヒントについてお話しします。
【自分を変えられない?したら…とにかく環境を変えるんだ!】
同じ通学路・通勤路…。
ひたすら繰り返される毎日…。
このまま同じことをやって年を重ね死んでいくのか…
おそらく働いてると、このようなことを一度は考えるのではないでしょうか?
「いや、なんとか自分が変わらきゃダメだ!」と思うものの、結局は、
今ある状態を続ける… この悩みを抱えて生きている方が、どれだけ多いことか!
そんなあなたに、現状を変えるための唯一の方法をお伝えします。
それがズバリ…環境を変えなさいということ。
社会人は(というか日本人は)適応力が大切だとか言うけど、
今いる環境に合わせるのは苦痛だということなんてよくあります。
というか、ここで心のSOSが発動したら病気になることもありますよね。
そこで我慢して続けるか、もしくは辞めるかによって結果が違ってきます。
当たり前ですが、ここでの正解は「環境を変える(=辞める)」です。
ここで誤解のないようお伝えしますが、学校でも仕事でも「すぐに辞めろ!」と言っているわけではありません。
自分を変えたいと悩んでいるんだったら、環境を変えないとうまく自分は変わらないよと言いたいのです。
脳科学的には、環境を変えなくて良いかと思っているということは、
コンフォートゾーン(快適だと感じる空間)が現状にあるということです。
このコンフォートゾーンを、まずは環境の変化により現状の外に設定する必要があります。
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その環境では、今まで常識だと思っていたことが非常識になり、逆に今まで非常識なことが常識になることもあります。
だからこそ、その現場を離れてみると、いかに所属していた組織が異常かということがわかるケースが多いのです。
(コンフォートゾーンが現状で設定されているため、「異常」が「正常」に見えてしまうんですね!)
この「正常」と「異常」の区別もつかない状態は非常に危険な状態だとは思いませんか?
しかし、これに気付かずに幸せに(幸せだと思って)生きているケースをあるので一概に「正常」と「異常」の区別のつかない状態を否定はしませんが、
「繰り返しの生活から脱却し自分を変えたいとウジウジ悩んでいるくらいだったら環境を変えてみれば?」と、すごく思ってしまうのです。
【「この世のすべての不利益は『当人の能力不足』」か?】
(引用:アニメ『東京喰種 トーキョーグール』最終回より)
少し話は変わりますが、この言葉はご存知でしょうか?
「この世のすべての不利益は『当人の能力不足』」。
昔ヤングジャンプで連載していた『東京喰種(トーキョーグール)』の一節なのですが、
この言葉の背景には、 主人公・金木研くんが拷問を受けていた際に、自分が弱いから不利益を被っていると感じたという体験があります。
僕は個人的に自分の座右の銘にしているほど好きな言葉で、この言葉は正しいと信じています。
というのも、環境を変える勇気を持って行動に移せなかったのは、何を隠そう自分自身だからです。
もちろん、人の力ではどうにもならないことや人智を超えるケースはあるとは思いますが、
自分が不利益を被っていることに対して、決して他人や環境のせいにしてはいけません。
付き合う他人や周囲の環境を変えられない自分の責任です。
しかしながら、やっぱり災害や病気などの不可抗力は少なくとも存在しているのは事実なので、
あとは、その不利益と感じたことをどのように改善していくかがキーポイントになります。
たとえば個人的な例ですが、僕は社会人になって「うつ」になった経験があります。
当時は、本当にツラい毎日に加え周囲からの理解が得られず、なぜ自分ばかり不幸になるのかと思いました。
だけど徐々に、この出来事を不利益として考えず「神様は越えられない試練を与えない」と前向きに捉えられるようになり、
「当人の能力不足」であったなと戒めの意味を込めて、過去の自分に改めて贈ってあげたいなぁとよく思います。
そして、天災の場合も、この「この世のすべての不利益は『当人の能力不足』」という言葉が当てはまるかと思います。
たとえば、東日本大震災を考えてみます。
【3.11】東日本大震災から7年。震災と向き合い、生きるということ。【時々、まわりみち。】
被災した「階上中学校」の生徒さんが、答辞の一節でこんな言葉を述べていました。
苦境にあっても 天を恨まず 運命に耐え 助け合って生きていくことが これからの 私たちの使命です
若くして家族や友人を亡くし辛い状況から逃げ出すのではなく、それを引き受けて耐え抜いて力強く生きようとするこの言葉には、
不利益に感じられるようなことを不利益として捉えず、生徒さんの考え方(=能力)の成熟さみたいなものを強く感じました。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、このように環境が変わることは良くも悪くも自分を変えるキッカケになります。
自分が変わるから環境が変わるんじゃなく、環境が変わるからこそ自分が変わる。
このベクトルの向きを意識すれば、環境の変化ということがどれくらい重要かが分かるでしょう。
【環境を変えないことで悩む人生=他人尺度の人生】
厳しいことを言いますが、
環境を変えないことで悩むことは他人の人生を生きている
ということになります。
結局、親や先生の期待、カネ、世間体など、他の尺度でしか人生を決めていないということになるのです。
経営学者の大家であるP・ドラッガーも以下のように述べています。
今の環境はベストをつくせる環境か?
NOなら辞めるべきである。もしそのままの環境で働き続ければ、自分を軽視するようになり、あげくの果てには自分を二流だと思い込んでしまうようになる。
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また、仕事に悩む方々は以下のように述べています。
最初の仕事はくじ引きにすぎない。
あなたは、他人のルールに沿って生きたいですか?
それとも、自分で決めた人生を歩みたいですか?
誰かが造ったルールに縛られず、自分が造ったルールで生きよ。行き先を決めたら、ただ走り抜けるだけ。【時々、まわりみち。】
この問いに答えなどありませんが、冒頭で言ったような「息のしやすい」世の中にするにはどちらか考えてみて、
環境を変わればすべてが変わるということを念頭に置きつつ、ちょっとした人生のヒントにしてみてくださいね!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平