どーも。T-falで半熟卵2個を作るのが日課、公平です。
今日は、「利己的であることは果たして悪いことなのか」、
「利他精神だけが崇高なのか」、ということについて考えます。
よく悪い印象を与えてしまう「自分中心主義」という言葉ですが、
「エゴ」に対する思い違いについて、思うままに述べていきます。
【私的成功の後の公的成功】
いきなり、難しそうな話ですが、この「私的成功」「公的成功」という言葉は、
スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』 で書かれているものです。
全世界3,000万部、国内180万部を超えるビジネス書のベストセラーで、
今や、世界中で、この本を愛読書とする方も非常に多いかと思います。
簡単に『7つの習慣』について話すと、
- 主体的である:自分の身に起こる事柄に対して行動や態度を自分で決める。
- 終わりから思い描くことから始める:自分なりの人生のイメージを持って物事を始める。
- 最重要事項を優先する:価値観に合った生活を送るために自己管理を行う。
- Win-Winを考える:自分も相手も満足できる結果を得られることを目指す。
- まず理解に徹し、そして理解される:相手の話を傾聴しコミュニケーションによって問題を解決する。
- シナジーを創り出す:自分と相手の相違点を尊重し生かすことで相乗効果につなげる。
- 刃を研ぐ:人が持つ資源を維持するため常に身体を鍛え知性や精神力を養う。
という習慣を、成功者は必ず行っているということです。
これを、わかりやすく図式化しているものが、以下になります。
(引用:「自ら動く社員が育つ『7つの習慣®』 - 社員研修・教育プログラムのジェイック」 より)
そして、この「7つの習慣」の根底にあるのが、
「インサイド・アウト(内から外へ)」
という概念です。
これは、真の成功と幸福に導くものは、優れた人格を持つことであり、
自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることである
というような考え方です。
つまり、
周囲に影響を与えるには、まず自分から変えなければいけない
ということですね。
当たり前ですが、会社の企業理念でも、公的成功を目指したものばかりですよね。
例えば、あれが
「うちの会社は、いかに多くの自社の商品を売るか、利益を稼ぐか」
という私的成功のみをゴールとしていたら、誰も支持しませんよね。
ですが、この私的成功がベースとなって初めて、
公的成功(=相互依存する段階)に行くことができるのです。
これを、個人のレベルまで下げて考えると、
「まず、自分を愛しなさい。」
ということになるのです。
【何よりも自分を好きであれ】
家族や社会など、自分の大切な人や物、周囲を幸せにするには、
自分を信じること・自分を好きになること、これが大事になってきます。
確かに、自分の目標を
「周囲の人を幸せにすることだ」
という目標を持つのは大切なことです。
実際、僕個人の最終的なゴールは、
世界を平和にする
であり、そのために自分ができる目標は
一生懸命に自分の道を探す人の生きづらさを取り払うこと
です。
しかし、こういった壮大なゴールの裏には、もれなく、
「自分」という下地がある、ということは忘れてはいけません。
以前、大変お世話になっていた上司の方に、
仕事だけ一生懸命で、 相手のことだけを真剣に考え、自分を疎かにしていた際に、
自分を幸せにできないヤツが、相手を幸せにできるワケがない。
という言葉をいただき、ハッとしました。
仕事場であればお客さんのことを、自宅であれば家族のことを第一に考えがちですが、
いったん立ち止まって、同時に自分を第一に考えられているか、と思い返してみてください。
なにかと勘違いされがちな「エゴ」という言葉ですが、
「エゴ」は自分を守るためにある
ということは、案外知られていません。
「エゴ」をコントロールして共存していくことは、何も悪いことではなく、
最終的に自分の周りを幸せにするために必要不可欠なことであるのです。
自分の中のイヤ〜な部分がムクムクと顔を出してきたら、それを認め、
「エゴ」もまわりみち
と思い、自分を大切にする心を忘れないでくださいね。
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平