先日6/29に28歳の誕生日を迎え周りの方々への感謝でいっぱい、公平(@kohei_nagura)です。
さて早速ですが、みなさま「PDCAサイクル」という言葉はご存知でしょうか?
そう。デキるビジネスマンに必要不可欠なアレです。
その言葉どおり、仕事の成果を高めていくために
Plan(計画)
Do(実行)
Check(検証)
Act(改善)
というサイクルを回していくべき、という考え方です。
個人的に最近、このサイクルを意識的に頭の片隅においているのですが、
この「PDCAサイクル」ってなにかに似ているなぁと思い出したのです。
それは…理系思考に代表される「科学力」。
そんなわけで、今回は
「ひたすら仮説と検証をくり返す『科学力』」についてのお話です。
【「適応力」をつけるには?】
前回のNBAドラフトの記事にて、「『適応力』が生んだ日本人の奇跡」について書きました。
渡米したときの環境の変化、そして夢の大舞台であるNBAに所属することが決まっても威武堂々としてる様子は、 まさに八村塁くんの最強の「適応力」があってこそです。一見すると、「適応」というと「安定志向」のような良くないイメージをもつ方もいらっしゃるかと思いますが、 「適応」とは「変化の際に自己を変えて新しい状況に適合すること」です。 そういった意味では、IT社会の到来など時代がめまぐるしく変化していくこの世の中で、「適応力」こそが現代で重宝される最もニーズの高い能力なんじゃないかと思うのです。特に、この能力は若い方に意識して身につけてもらいたい力です。どんな吹き荒れるような変化でも「適応力」さえあれば生き抜けます。
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そこで、「どうしたら『適応力』がアガるのよ?」と考えたときに、
仮説と検証をくり返す『科学力』をつけるべきだと思うのです。
思いついた仮説をハイスピードで検証し、小さな変化を何度も起こせるような人の方が、現代においては適応力が高いのです。
(引用:『無理なく限界を突破するための心理学 突破力』(p53)より)
ここで、自分の大学時代の専門分野に照らし合わせて考えてみます。
【大学時代にイヤイヤながらも磨かれていた「科学力」】
僕は、高校2年生のとき「とりあえずツブシが効きそうだから」という単純な理由で理系に進みました。
おそらく、あんまり先のことを考えてもワカラナイし、
「まぁ理系科目の勉強も嫌いじゃないしなんとかなるしょ!」という楽天的な気質もあったのだと思います(笑)。
ですが、この選択が最終的に大きな悩みのタネになってしまうのです。
…というのも、総合理系学部(1年次の成績順に2年次から学部が決定)として大学に入学して、
不本意ながら第1志望の医療系の学部に進めず、仕方なしに「医療」と「工学」が融合した『生体医工学』という学部に進級。
3年次後半からの研究室配属まで地道に基礎勉強を積むのですが、この勉強がまぁ全然おもしろくないおもしろくない(笑)。
「なんとなくココまで来てしまったけど…まじで文転しようかな…」と毎日考える日々。
そんなこんなで、大学3年次まで涙ながらに勉強を進め4年次から1年の休学。
(けど、部活とかアルバイトはまぁそれなりに楽しんでたけどね!(笑))
この休学については、ぜひぜひ以下の記事をご参照くださいませ。
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でもですね…4年次に復学して、最終的に理系として卒業しておいて良かったと思います。
研究でお世話になった直属の教授とも、最初こそ「おもしろくないしイヤだなぁ…」という感じでしたが、
最終的に社会人としての基礎をつくってくれて、今となってはあのユルさが懐かしき思い出です(笑)。
そして、それよりもなによりも、
「ひたすら仮説と検証をくり返すことで生まれた『科学力』」が今ではかけがえのないスキルです。
【「仮説と検証」をくり返す者が人生を制す】
理系として卒業し、新卒で旅行会社に就職、そして今は英語を教える塾講師ということを考えると、
われながら、「まったく大学の専門分野の勉強が活きてないなぁ」とよく思っていました(笑)。
だけどですね、最近ふと気づいてしまったのです。
専門分野の勉強が仕事に活きるのではなく、自分流の勉強の仕方が仕事に活きるのだと。
ひいては、自分流の勉強方法が確立すれば自分流の生き方も確立され迷わなくなるのだと。
では僕の場合、どのように「ひたすら仮説と検証をくり返すことで生まれた『科学力』」が活きているかというと、
大学5年間でみっちり鍛えられた理系思考が無意識にインストールされており、これが冒頭の「PDCAサイクル」に重なってくるのです。
特に4年次から本格的に研究していた際の、ラットに医療機器を埋めこみ行動を観察しデータをとり、
立てた仮説に対し検証するというサイクルなどは、まさに「PDCAサイクル」そのものです。
この
「自分で頭をひねって考えた仮説に対し検証する」というプロセスを無意識に行える
ようになれば、人生がうまくいく以外もう考えられません(笑)。
以上の要領で、常にこのサイクルを回し、違和感が出るたびに調整していきましょう。このプロセスは、一言で言うと「トライ&エラー」。日本語にすると「試行錯誤」です。あれこれ試し、その時々のベストな方法を探りながら学ぶこと、これを心理学用語で「試行錯誤学習」と呼びます。
ほら、エジソンも失敗にめげず、約2000個のフィラメントを試すことで、
最終的に、今のインフラに欠かせない電球を発明したじゃないですか!
これができた理由は、もうおわかりですね。
エジソンが「トライ&エラー」をくり返したからです。
ひたすら「仮説」を立て「検証」し分析を行い続けたからです。
「これはエジソンのような天才だからできたことだ!」 という反論が聞こえてきそうですが、天才だからできたのではなく、
「ひたすら「仮説」と「検証」をくり返し『科学力』がついたから天才と呼ばれるようになった」が正しい言い方です。
つまりは、「仮説」と「検証」による『科学力』を極めれば誰だって天才と呼ばれるようになります。
勉強や仕事でお悩みの方…ぜひ『科学力』をつけて人生を制してみてはいかがでしょうか?
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平