時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

意思決定の回数は、なるべく少なくせよ。さもないと、どんどん心がすり減っていくで。

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どーも。道中ミンミンゼミの声を聞いて「あつ森」と勘違い、公平(@kohei_nagura)です。 

 

 

 

 

さてさて、本日は

『なるべく意思決定の回数は少なくした方がいいよ☆』というお話をしたいと思います。

 

 

 

【目次】

 

 

  

【ひとりひとり無限のリソース(資源)があるわけではない。】

 

いきなりですが、めっちゃ最近よく考えてることがあります。

 

というのが、

「ひとりひとり無限に資源があるわけではないのよ」ということです。

 

 

 

…コレどういうことかというと、先週のお仕事中の出来事。

 

塾講師として仕事をする中で指導可能教科を増やしてきたのですが、ちょこちょこ勉強を進め、

現在は「英語」「数学」「物理」「化学」「生物」「古典」の6科目を指導できるようになりました。

 

 

それに伴い、

「今日は英語いけますか〜?」

「今日は数学テスト確認OKですか〜?」

のように、生徒たちから事前にその日ごとの指導科目を聞かれることが多くなりました。(全科目を毎日OKしていたらまわらないので)

 

 

 

もちろん、それ自体は僕自身が望んでいることなので楽しく指導させていただいているのですが、

それにより、担当生徒との話をする時間も限られてくるという副作用があることに気づいたのです。

 

 

 

 

 

たとえば、高1生のSくん

 

これまで、約1年弱と担当生徒として頑張ってくれてきましたが、仲良くなって高校生になり進路の話など考えていこうとしましたが、

これ以上、僕自身キャパオーバーにならないよう自己犠牲型ギバーを避けるため仕方なく新人の先生に担当を移動することに決めたのです。

 

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すると、あからさまな不機嫌。

ま、そりゃ当然そんな急に担当が変更になったらビックリすることでしょう。

 

 

それもあって、その日から3日間くらいは会話を交わすことはなかったのです。

(ただ結果的に、担当が変わっても1週間くらいでほぼ元どおりになりました)

 

 

 

 

 

…とまぁ、この点については別にぜんぜん気にならないのですが、むしろ、

ここで僕が感じたのが「ひとりあたりのリソース(資源)限界」についてです。

 

 

 

たとえば、ここで仮にSくんと仲良くなる時間を毎日30分くらいとったとしましょう。

 

そうすれば、そのSくんともさらに関係性も深まり受験までのサポートできる時間も体力も増えることでしょう。

 

 

しかしながら、

大学受験生15人を含む全25名の生徒ひとりひとりと向き合える時間がどんどん少なくなってしまうのは明らかです。

 

その結果、

ほかの生徒の満足度が下がり全体的に見てトータル幸福度は大きく下がります。

 

 

 

つまりは、【適切な資源配分】をする必要があるということですね。

 


資源の最適配分を考える

 

 

 

 

【心なんて簡単に消耗する】

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さて、ここまで「リソース(資源)は有限だから適切な配分せなあかんで!」という話をしてきましたが、

これは「近代経済学の父」と呼ばれるアダム・スミス(1723-1790)が述べた『経済学』の概念でもあります。

 

 

このアダム・スミスの著書に『国富論』という有名な本があるのですが、

特に有名なフレーズとして「神の見えざる手」と言われるコトバがあります。

 

 

 

これは、

「市場経済において各個人が自己の利益を追求すれば、結果として社会全体において適切な資源配分が達成される」という考え方です。

 

もっとかみくだいて言えば、

「みんな!いっぱい競争しな!そうすれば『適切に資源が分配』されるから!」

というものです。

 

 

 

…ただ、もちろんこの考え方にも一理ありますが、ある致命的なポイントを見落としています。

 

それは、

「私たち人間の心もリソース(資源)として適切に分配されなければいけない」ということです。

 

 

 

 

 

このアダム・スミスのいう資本主義経済というのは、たしかに勝者となればどんどん上に行きたい欲が目覚めていきます。

 

 

ただ、逆に敗者はどうなるのでしょう?

 

もうお分かりかと思いますが、負ければ仮に数回であれば「なにくそ〜!」と挑戦心も湧くでしょうが、

あまりに負け続ければ自信もなくなり、どんどん心がすさみ次第に何もやる気にならなくなるでしょう。

 

 

すなわち、

私たちの心も消耗しないように適切に分配される必要がある

 

 ということです。

 

 

 

 

 

たとえば、かなり有名な話ですが、かのスティーブ・ジョブズのタートルネックの話をご存知でしょうか?

 

www.google.co.jp

 

 

アップル(Apple)の創業者・スティーブ・ジョブズ…亡くなってからもたくさんの人を魅了していますが、

その彼が仕事をするいちばんの理由というのは、「世界に衝撃を与えるため」だったといいます。 

 

スティーブ・ジョブズにとって、最高のコンピューターをつくることこそ人生の最優先事項だったのです。

 

 

そのために、ジョブズは人生から「服装を考える時間」を省くようにし、

その時間があるなら、世界に衝撃を与えることに回そうと思っていたのです。

 

 

 

このスティーブ・ジョブズのように、

「時間」「知恵」「心情」を資源として考えている人は全世界にどれくらいいるでしょうか?

 

あなたの人生を左右する決めなければならない大切なことがヤマほどあるにもかかわらず、

その時間を生み出すのを後回しにして、自分にとって重要ではないことばかりやっていませんか?

 

 

 

あなたの心というのは、あっという間に簡単に消耗してしまうので、

まずは、その心を適切に分配できるように考えていかなければならないのです。

 

 

  

【To Do リストで管理せよ!】

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では、その「自分」というリソース(資源)を適切に分配していくにはどうしたら良いのでしょうか?

 

それは…ズバリ!

意思決定の回数を少なくすればいいのです!

 

 

  

当たり前っちゃあ当たり前の話なのですが、あなたが意思決定をくだすときスゴく体力を使う感じがしませんか?

 

 

それは、

ひとつひとつの意思決定のプロセスがとにかくしんどいくらいにエネルギーを使うからなのです。

 

つまりは、意思決定する際のリソースが予想以上に消費されるということです。

 

 

 

 

 

たとえば、ごはん屋さんに行ってメニューを決めるとしましょう。

 

 

だいたいフツーだと薄い1冊程度のお品書きですが、これが「いま特別期間サービス中なんです!」と店員さんに言われ、

しばらく待つと「この期間は1000種類以上のメニューがあります!」と分厚いメニュー表が10冊くらいきたら引きませんか?

 

おそらく、「こんな膨大なメニューから選ぶの!?」と嬉しさを通り越して半分イヤさもあるのではないでしょうか?

 

 

 

…ま、これは具体例としてはいきすぎですが(笑)、とにかくですね、

「なにかを決定する際に考えるときのエネルギー量は測りしれない」ということです。

 

要は、よくいう「決断疲れ」というヤツですね。

  

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そこで、ぜひツールとして使ってほしいのが、「To-Doリスト管理」

 

 これは、よくデキるビジネスマンが当然のごとく使っているといいますが、

あまりに便利で画期的なツールなので、だれが使っても相当な効果を発揮します。

 

 

僕の場合は、ひと昔前までアナログで紙に書いて「To-Doリスト管理」していたのですが、

最近ではApple Watchと互換性がある『Things 3』というアプリで毎日の管理をしています。

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日々の『Things3』でのタスク管理。筋トレTo-Doが多めです(笑)
Things 3

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  • Cultured Code GmbH & Co. KG
  • 仕事効率化
  • ¥1,220

 

 

 

 

あなたは毎日、どれだけの選択をして意思決定を行っているかはご存知でしょうか?

 

実は、なんと大小の差はあれ人は1日あたり40000回弱もの意思決定をしているらしいのです…!

 

 

と考えると、あなたの貴重な資源も、しっかりと締め忘れた水道のごとく、

「ピチョン…ピチョン…」と毎分ちょっとずつなくなっていってるかもしれません。

 

 

 

先ほどのSくんの例のように、自分という資源は適切に分配されなければならず、

なにか行動を起こすための決定は極力少なくすること、これは心を守るためにも徹底すべきです。

 

 

 

ぜひ「自分のリソース(資源)は有限!」と肝にめいじてみて、 今後の日々の行動を見直すヒントにしてみてはいかがでしょうか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平