時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

同じ国公立大学を3年連続で受験した話をします。塾講師の受験体験記でも読んで緊張をほぐしてくださいな。

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どーも。ついに念願の自分ツッコミくまカフェに行ってニヤニヤが止まらず、公平(@kohei_nagura)です。

 

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さて本日2/25、なんの日かご存知でしょうか??

そう、国公立大学の1次試験の受験日です。

 

もしかしたら、大学によっては次の日2/26に引き続き試験があるところも多いかと思います。

 

 

 

そんな僕自身も、10年前の今日を含め3年連続で国公立大学である北海道大学を受験しました。

 


 

 

おそらく受験生は、試験当日で緊張をほぐすのに精一杯だろうかと思いますが、本日は

「3回の国公立大学受験記」および「その経験から得たこと」についてお話したいと思います。

  

 

 

【毎年の成長を感じた国公立受験】

 

先ほども言ったように、僕は受験時代に

国公立大学である北海道大学を目指し3度受験しています。

 

 

 

過去に書いたブログ記事がありますので細かいところはそちらにゆずるとして、

今回は 「いま感じる『同じ会場で毎年受験した際の心の変化』」をお伝えしたいと思います。

 

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まず、「現役生」のときのお話。

 

 

たぶん受験生の中には「絶対に現役で決めてやるんだ!」と意気込んでいる方も多いと思いますが、

みなさんと比べて当時の僕は、情けないことに「ま、浪人するんだろうな」という気持ちでいました。

  

というのも、予備校に通うのも周りの友達たちが行っていたからなんとなく行っていただけで、

「高校生の期間は1回きり!だからパーリーだぜ!ふぅ〜!」という不真面目マンだったからです。

 

 

 

…そんなこんなで、高3の冬。2/25、北海道大学1次試験日。

 

札幌駅付近のホテルが満室だったので、なぜか札幌駅から2つ離れたススキノのホテルに前泊し、

本番当日、雪でツルツルの道をカイロ片手に「お〜お〜みんな緊張してるねぇ!」と謎の余裕で会場入り。

 

あまり細かいことは覚えていないですが、とにかく終始リラックスしていたのだけは覚えています(笑)。

 

 

もちろん、結果は不合格。そのまま、「1浪生活」へと進みます。

 

 

 

1浪時は、大手某S予備校の既卒クラスに通いつつ現役のときより少し勉強しながらも、

新しい浪人友達との勉強生活を高校気分で楽しみ、とにかく自由を謳歌していました。

(中学高校と6年間一貫男子校だった反動か、共学気分で毎日ウハウハしていました)

 

 

…なんか、こう文章化してみると、

どーしよーもない学生だったんですなぁ、僕。

 

 

 

そして、2回目の2/25。同じく北海道大学を目指していた友達と札幌に現地入りします。

 

受験会場では、これまで計2年間も勉強してきた(つもり〔←ココ大事!〕)ということもあり、

「めっちゃ俺は勉強してきた!だからキミらより大差つけて合格するぜ!」と心の中で思っていました。

 

 

お察しのとおり、結果は不合格。

 

 

 

未熟だった当時の僕は「え!?なんでだ!?なんでだ!?」と焦り「受験をやめて働こう…」と自暴自棄になるものの、

不合格発表から3日後、2011年3月11日「東日本大震災」があり、いろいろ紆余曲折あり「2浪」を決意。

 

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そしてそして、今度こそ「ほぼ誰とも接さず自宅浪人して1年間は修行僧のように勉強する!」と決意し、時は流れ流れて、

いよいよ3回目の北海道大学受験。もうここまできたら慣れたものです。

 

前日の2/24ひとりで札幌入り、ホテルでコンビニのお弁当を食べ全科目最後の確認しながら早めの就寝。

次の日2/25めっちゃ早く起き、かなり余裕をもって北海道大学へ。試験だけに集中し心を乱さず会場へ。

 

周りの受験生を見て「この会場のみんなが同じく合格すればいいなぁ」というブッダ級クラスの利他精神で、

試験本番がスタート、午前中の「数学」、午後の「英語」「理科(物理+化学)」をこなしていきました。

 

 

結果は見事合格。

やっとのことで晴れて同級生より2年遅れの念願の大学生になることができたのです。

 

 

 

【仕事は結果がすべてだろうが、受験はプロセスが大切。】

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ここまで長々と、そして赤裸々に(笑)国公立大学である北海道大学を受験した話をしてきましたが、

特に国公立受験生のみなさんに、いちばん伝えたい箇所はどこの部分だったかわかりますでしょうか?

 

それは…「受験中の自分自身の変化」です。

 

 

 

現役時代と1浪時代は、「俺はイケる!」という空元気ならぬ空自信だけで受験に臨んだ感がありますが、

2浪時はコツコツいろいろなものを犠牲にして臨んだので「みんなも受かれ!」というブッダ状態だったわけです。

 

 

そう考えると、

誰しも「受験を通じた明確な成長時期がある」ということです。

 

 

 

もし仮に、3回目の北海道大学の受験が失敗していたのだとしても、違う道で生活を楽しんでいたと思います。

なぜなら、本気で1年間いろいろ捨てて臨んだ受験生活は今でもかけがえのない体験でそれ自体に価値があるからです。

 

 

 

 

 

よく「浪人生活は大変だっただろうしイヤだったでしょ〜?」という質問をされることもありますが、

たしかに大変だったものの、受験生活がイヤでイヤで消したい過去なんていうことはありません。

 

  

というか、むしろ高校生活を謳歌しめちゃくちゃ楽しんで、さらに1浪時の予備校の受験生活

さらに目の前のことを日々コツコツこなすという2浪生活を経験していなかったら今の僕はいないでしょう。

(こんなにも3年間かけて予備校代や食費などの生活代を出してもらっていた親には感謝しかありません…)

 

 

 

当時、同級生が華々しい大学生活を送っているのを横目に、ひたすら無心に大学受験のため長く浪人生活を送りましたが、

その経験が活き、今では新卒で入った会社を辞めたのち、塾講師という自分にピッタリの仕事をさせていただいています。

 

 

なので、とにかく伝えたいことは

「もっともっとプロセスを大事にせえよ!そしたら結果なんて後からついてくる!」ということです。

 

 

 

社会人になると上の人に結果を求められるものですが、それは大学を卒業してから考えればいいことです。

学生のうちは、結果を二の次にプロセスを気にしてみてください。そして、その変化を味わってみてください。

 

必ずや、これまでの道のりであった成長点が今後の人生で大きくあなたの糧になってくれることでしょう。

 

 

 

 

 

というわけで、今日は2/25の国公立大学受験本番

 

これまであなたが積み重ねてきた頑張ってきたプロセスを思い返しながら支えてくれた周囲に感謝し、

その感動に浸った後は一心不乱に臨み、試験後は「あ〜!疲れた!」というくらい頑張ってくださいね。

 

 

もう一歩。いかなる時も自分は思う。もう一歩。今が一番大事なときだ。もう一歩。(武者小路実篤) 

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Believe in yourself!

 

 

 

 

 

 

  

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平