どーも。急な夏の暑さの日々に着る服がなくて困り中、公平(@kohei_nagura)です。
さてさて、本日も引き続き『資本主義ハック』紹介で、今回はラスト、
第3番目の資本「事業資本」についてのお話で締めくくります。
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圧倒的なレバレッジをかけたい方、必見です。
…ではでは、前置き短めに早速いきましょう!
最大のリターンを狙うなら「事業資本」一択だ!
【目次】
【自分で会社を立ち上げるという選択肢】
〔リターンの大きさは「事業資本」がピカイチ!〕
個人が持つ事業資本とは基本的に自社株のことである。株式会社を立ち上げるときは当座の運転資金となる資本金が必要だ。それをすべて自分で用意すれば、あなたは自社株を100%保有する大株主でありオーナーだ。この自社株こそ、全資本のなかで最大にレバレッジが効くものだといえる。
(引用:『資本主義ハック』より)
もう「事業資本」については、これに尽きますね。
これまでにお伝えしてきた資本の中で、ダントツで最大レバレッジが期待できる資本が「事業資本」、つまり「自社株」です。
一般的に、未公開株の価値は市場からの評価を受けていない状態で純粋に資本金を発行株数で割ったものですが、
いずれ会社が上場したときや大企業に売却されたときに株価がはね上がり、大きなリターンが期待できるのです。
では、なぜこれだけ「自社株」にレバレッジがかかるのでしょうか?
その答えは、
株価は「企業の保有する総資産(実態価値)」だけではなく「将来生み出すであろう価値(期待値)」が大きく加味されるからです。
法人に対する信用は、個人に対するそれとは比べものにならないほど大きい。
(引用:『資本主義ハック』より)
これ、かなり深いところまで掘っていくとキリがないのでやめますが(笑)、
ビジネスにおいては、「信用=期待値」と言いかえても過言ではありません。
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そして、そんな「信用」がスゴく大きくなるのが「個人」ではなく「法人」のときなのです。
そもそも「法人」とは、その言葉どおりですが、法のもとに定められたひとつの「人格」のことです。
従業員を増やすことでいくらでも成長できるし、倒産しない限り永遠の命を持っているともいえますね。
…と考えると、そのぶん、
命の限りがある「個人」よりも信用力が高いのは当然だといえます。
また、もしあなたがどこかの企業に所属していると身近に感じるかなと思いますが、
それなりの規模に育った法人というのは担当がやめてもいくらでも代わりがいます。
んで、経営者が会社に顔を出さない時があっても、組織がまわる可能性も高いですね。
そしてそして、お金の使い方やコンプライアンスについてもチェック体制があります。
このように、信用力が高い「法人」への期待値が上乗せされ「事業資本」が大きなリターンを生み出し、
結果的に、「事業資本」が全資本のなかで最大にレバレッジが効くものだということはうなずけますね。
ちなみにですが、サラリーマンでありながらも「事業資本」の恩恵を受けることもできます。
もしあなたがしばらくの間、企業で働きながら人的資本を高めたいというのであれば、ストック・オプションの割り当てが行われる成長企業で働くこともできる。業務にコミットし、会社の業績を伸ばすことで手持ちの株の資産価値が上昇するというのは、限りなく事業資本に近いからである。
(引用:『資本主義ハック』より)
ただ、やはり自分でビジネスを始める、つまり起業するのが最大リターンが期待できます。
その際に大事になるのが、
「ブレーキとアクセルをきちんと踏み分けるということ」です。
もっと具体的にいえば、
負けないために「起業のリスクを最小化する」
勝つために「起業のリターンを最大化する」
という2点に集約されます。
というように、起業とは常にリスクとリターンのバランスを自己コントロールしながら進めていくことですが、
そうは言っても、「ビジネスがうまくいかなかったらどうしよう…」というハイリスクを感じるかと思います。
なので、ここから「起業リスクの最小化」について6つのポイントを紹介させていただきます。
〔起業リスクを最小限におさえる6つの方法〕
★リスクの最小化1:事前の徹底した検証
まずは、なんといっても「お金を本格的に投資する前に価値の検証をすること」ですね。
これは、いわゆるプロトタイピングのことですが、プロトタイピングとは何かというと、
将来的に完成する予定であるプロダクトの不完全なモデルを早期につくっておくことです。
早めに形にしておくことで、完成物に対してイメージをもつことができます。
ぶっちゃけ、最初に立てた仮説というのは修正を余儀なくされるものです。
この前提で進めることは、これからの時代のビジネスの超基本なので覚えておくと良いでしょう。
★リスクの最小化2:固定費を極限まで抑える
2つ目は、「固定費をめちゃくちゃおさえること」です。
事務所についてもいまや都心を歩けばコワーキングスペースはどこにでもある。事務所用に物件を借りる際は住宅用物件と違って敷金が半年分かかったりと支出が大きいが、事業が軌道に乗るまではコワーキングスペースを使えばスタッフが2人増えたとしてもその都度、2人分の席を確保すればいいだけだ。もっといえば自宅やバーチャルオフィスを「本社」にして、スタッフは在宅で働いてもらってもいい。
(引用:『資本主義ハック』より)
このコロナ禍よく言われますが、「働き方」というものが大きく変わってきました。
業種にもよりけりだと思いますが、少人数のチームならウェブ会議サービスのZoomだったり、
ビジネスチャットツールのSlack、Microsoft Teamsなどを駆使すれば遠隔でも仕事できます。
サーバーにしても、いまや社内に何千万円もかけて自前のサーバールームを作るような時代ではなく、
すべてクラウドで、必要な容量を好きなときに数クリックで増やしたり減らしたりできる時代です。
人や事務所、サーバーや社内システムなどの経営資源は、かつて重い固定費と固定資産として抱えるのが当たり前でしたが、
いまではフリーランスや副業人材を案件単位や時間単位で雇うことができる「個人の時間売り市場」は拡張し続けています。
ということは、
「固定費」を抑えて人材を安価かつ「変動費」で調達する方が理にかなっているといえますね。
★リスクの最小化3:「最悪食っていける」をつくる
3つ目は、なにかあっても「サイアク食べていける」ようにすることです。
ま、これも考え方ひとつなのですが、ひとつ目の資本である「人的資本」のように、
個人の「営業」、またふたつ目の資本である「金融・固定資本」とのバランスですね。
企業から依頼される仕事をこなして「人的資本」をどんどんと積み上げてもいいですし、
キャッシュフローを維持させつつ「金融・固定資本」でリスクヘッジしてもいいですね。
★リスクの最小化4:事業の分散
4つ目は、これは前回も述べましたが「事業を分散させること」です。
資産運用においてリスク分散は基本中の基本ですが、それはビジネスでも同じです。
ひとつの事業モデルに固執しすぎて、そこにすべてのリソースを集中させてしまうと、
それがコケた瞬間に大けがをしてしまい、再起不能の状態になることだってあります。
当然ですが、ひとつの事業が永遠に成り立つことなどはありません。
なので、経営者は新しい事業や新しい収入源を常に模索し続ける必要があります。
★リスクの最小化5:借り入れを抑える
5つ目は、「借り入れを極力やめること」です。
もしかしたら、ビジネスを始めようという方の中には「銀行から融資を受けるしかない」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、
出資による資金調達ができれば起業家本人には資金的リスクがほぼなく、この「出資」の選択肢が念頭にないケースもあるかと思います。
もちろん、当たり前の前提条件ではありますが、期待に応えないといけない責任感はあります。
ただ、起業家自身が「絶対に成功させる」という強い気持ちを持っていないとビジネスなど成功しません。
むかしむかし、「株式会社」というものがスタートするきっかけとなった時代、
商人が交易の旅に出るためには、誰かからお金を借りないといけませんでした。
しかし、株式会社に出資をする形態ができたことでリスクを分散することができるようになりました。
会社が無事にIPOやM&Aという目標が達成できたら、投資家は出資比率に応じてリターンを手に入れることができ、
逆に、当然ですが、それが失敗したら出資したものがリターンが少なくなる…これが株式会社の大原則なのです。
★リスクの最小化6:再チャレンジできる条件を守る
最後は、コレ。
「再チャレンジできる条件を常につくっておくこと」です。
もう常々ここで述べていますが、
資本主義社会はチャレンジ精神のある人たちには常に門戸が開かれていることが大きなメリットです。
ということは、仮に大きな失敗をしたとしても再チャレンジができるということです。
ただ、資本主義のような競争社会ではレッドカード級の一発退場を食らわないことに注意が必要です。
先ほども言ってように、ビジネスにおいて「信用=期待値」なので、起業家にとって考えておくべきは、
もっとも大きなリスクは「外部環境でも事業の失敗でもなく〈一発退場〉の事態に陥ること」なのです。
【ビジネスのアクセスを踏む最高のタイミング】
〔「CPA」と「LTV」とは?〕
では、ここからは実際のビジネスがノリにノッてきたときの話をお伝えさせていただきます。
まず、とにかく覚えておいていただきことが2つ。
それが、
「CPA(Cost Per Acquisition)」と「LTV(Life Time Value)」というコトバです。
若い会社員時代から経営者的な視点や事業に関する幅広い知見を磨いておくことが重要だと思っているが、少なくともひとつの事業で収益を上げることに関しては、経営者が考えるべきことはたった2つの概念に集約される。「CPA」と「LTV」である。CPAは顧客一人を獲得するためにかかるコスト。LTVは顧客生涯価値。つまり、顧客1人が生涯でもたらしてくれる売上である。
(引用:『資本主義ハック』より)
どんな事業を立ち上げるときもメチャクチャ重要になるのが、
「LTVがCPAを上回る状態をつくること」です。
その理由を経済学的にいえば、「顧客1人を獲得するための損益分岐点を超える」ということで、
広告などに資金を投下すればするほど売上がそれよりも大きい幅で増していくことになるからです。
ただ、ほとんどのケースでいえば、最初は「CPA>LTV」という状態になるかと思います。
しかしながら、CPAの効率化を図りつつLTVを最大化する方法を考えていくと、
あるところでLTVがCPAを逆転する状態(=ユニットエコノミクス)になります。
たとえばZUUオンラインは創業3年目の2015年4月にユニットエコノミクスを達成した。簡単にいえばFacebookに1円を払って広告を打てば1訪問者を獲得できるようになり、その訪問者が1.5円の収益をもたらしてくれるようになったのだ。それまではメディアとしての価値を上げるための手段として赤字前提で広告を打っていたわけだが、LTVが逆転したことでなんのためらいもなく成長のための広告費にお金を投下できるようになった。結果として、この翌月には訪問者数も売上も数倍に跳ね上がった。
(引用:『資本主義ハック』より)
今回ご紹介させていただいている『資本主義ハック』の作者である冨田さんが経営しているZUUオンラインという会社は、
上記の「CPA」と「LTV」を考えたことで、たったひと月で訪問者数も売上も数倍に膨れ上がるという結果になりました。
そして、この「CPA」と「LTV」を検討するときの大事なキーワードは「二重、三重」です。
これは、具体的に本書に書かれていた事例ですが、「CPA」に関しては、
◉保有資産・サービスの2次・3次利用
◉他人のふんどしで相撲をとる
◉広告を打ち顧客獲得と同時に企業ブランディングを狙う
などのように、二重に、三重にしていきます。
この真ん中の「他人のふんどしで相撲をとる」ですが、これは「限界費用ゼロモデル」のことです。
まさに「他人の資本を活用して収益を上げる仕組み」のことを「限界費用ゼロモデル」といいます。
たとえば、FacebookやUber、YouTubeなどのプラットフォームサービスはすべてこのモデルです。
Airbnbについても、自社で不動産物件を持たず自前でやらないからこそ成功できたというわけです。
また、これも本書に書かれていた事例ですが、「LTV」に関しては、
◉商品を買ってくれた人に対して別の商品を売る横展開
◉長期的な収益が見込めるサブスクリプション(月額契約)
◉付加価値をつけて単価を上げるプライシング
◉(ユーザ基盤やデータなど)経営資源を用いた新しいマネタイズ手段
のように、二重に、三重にしていきます。
これまでの記事でも述べたように、所詮はビジネスも確率論にすぎません。
稼ぎ方は、複数あればあるほど何かしらが当たりやすくなるということです。
このように、「CPA(Cost Per Acquisition)」と「LTV(Life Time Value)」を意識することで、
ビジネス感が磨かれるだけでなく、将来的に大きなリターンを得られる可能性も高くなるのです。
〔化ける事業モデルの7つの「ズラし」〕
さて、最後に「事業モデルのヒント」についてのお話で締めくくります。
まさに、お伝えしたいのが「化ける事業モデルの7つの〈ズラし〉」について。
なぜ、ここで〈ズラし〉について考えるかというと…事業資本はアービトラージが狙いやすいからです。
この「アービトラージ」については、いちばん最初の記事を参考までに見ていただければと思います。
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では、そんな「化ける事業モデルの7つの〈ズラし〉」はコチラ。
①顧客をズラす
例:BtoC→BtoB/経営者→富裕層/若年層→ 20 代女性/東京→神奈川/国内→海外
②サービス価値をズラす
例:オークションサービス→ECサービス(抽象化)/資産運用サービス→株式投資サービス(具体化)/不動産販売サービス→不動産管理サービス(水平移動)/いきなりステーキ(低価格化・時間短縮)
③生産プロセスをズラす
例:不動産企業では販売後の物件管理を管理専業の他社へ委託/様々な業界ではチケットや商品の受取や支払いをコンビニに委託/大手システムベンダーでは顧客からオーダーを受け開発はさらに下請けに委託
④販売(営業)チャネルをズラす
例:保険会社が自社販売から金融機関での窓口販売中心に/自社の広告枠を広告代理店へ一括して委託/百貨店のお得意様向けへ訪問
⑤マネタイズポイントをズラす
例:髭剃りやプリンターは、本体は採算ギリギリで提供し、その後に継続して使う刃やインクでマネタイズする/不動産企業が自社で商品開発し販売するモデルからブローカーモデルに/携帯電話の機種料金が一括払いから割賦払い
⑥ブランドをズラす
例:モンテローザグループは、白木屋・魚民・笑笑など近いコンセプト店を複数展開/楽天は自社サービスのほぼ全てに「楽天」の名前を入れている/DeNAやリクルートはほぼ全てのサービスが別のブランド名/保険の窓口グループが地銀の保険部門として展開。自社ブランド運営から有名フランチャイズ店舗運営へ
⑦経営リソースをズラす
例:有期雇用社員を多く抱えるリクルート社のモデル/保有不動産としてREITを自社で組成し売却する大手不動産企業/大規模資金調達により大赤字を続けるユニコーン企業
(引用:『資本主義ハック』より)
ここで重要なのが、上記のひとつひとつだけを考えるのではなく複数の因数分解の因子の組み換えを行うことです。
(ちなみに、この「因数分解」の概念については、前回の記事でお伝えしていますので、ぜひ参考までに見てみてくださいね!)
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この7つの因子にて、ひとつでも突き抜ければイノベーションは起こすことができますが、
すぐにマネされやすいので、〈ズラし〉をかけ合わせけていき骨太にすることが必要です。
そして、意外と「時代背景的に否定されがちな古いとされたもの」が因子になることも多いですね。
たとえば、労働集約型ビジネスは悪とされがちですが、あえてそこを深堀って手法にイノベーションを起こす、
また、古くからの足を使った営業スタイルをアウトバウンド営業としインバウンド営業と戦略的に使い分ける…
こんなふうに、「どちらか一方だけというのはもろいもの」ということを頭の片隅においておくといいでしょう。
私が経営する会社のポジション取りに関しても大きなティッピングポイントを迎えたタイミングがある。単なる金融特化型ウェブメディアというニッチなポジションから、読者のお金の問題を解決するフィンテックプラットフォームへと事業のスケールを発展させる鍵を見つけた瞬間だ。プランAからプランBへ、もしくは見方によってはその先のプランCにピボットしたタイミングだ。
(引用:『資本主義ハック』より)
これも著者の冨田さん自身の経験談ですが、事業の発展のヒントになった体験が2つあると本書で述べられています。
まず1つ目が、野村證券の営業マンだった時代。
当時、100件のテレアポをしても会えるのは1〜2件だったそうですが、逆に、
500件に1件は「よく連絡してきてくれた!」と歓迎してくれる人もいたそう。
そして、もうひとつの体験が金融機関の経営者や役員と話す機会だったとのことです。
この対話から、はじめから「誰がどのようなニーズを持っているか」がわかっていれば、
営業マンに対して見込みの低いテレアポをさせなくてもよくなるのに…と考えたとのこと。
これら2つの体験から、メディア事業を通して顧客の関心をビッグデータ的に蓄積することを考えました。
そうすることで、金融に対しての顧客のニーズがわかり問題解決というフィールドで金融機関と読者をつなぐことができ、
クライアントである金融系企業は、ニーズのわからなかった顧客に手当り次第当たっていた状況を改善することができました。
これにより、「7つの〈ズラし〉」でいえば、
「②サービス価値」をズラし「⑤マネタイズポイント」をズラす
という事業モデルの〈ズラし〉を行ったことになるのです。
(面白い話なので、ぜひ本書を手にとって読んでみてください!)
これによって、事業の収益が薄利多売モデルのウェブメディアが狙いにくいようなクライアントの限られた広告予算からではなく、
そのクライアント企業の業務効率化と業績アップという巨大な余剰分から得ることに成功…という7つの〈ズラし〉の話でした。
【まとめ:資本主義で生きることは…超楽しい!】
いかがでしたでしょうか?
これまで4回にわたり、めっちゃ長々と『資本主義ハック』のご紹介をさせていただきました。
生命は、原始の海のなかの「ゆらぎ」から生まれた。定かではないが、地殻と天候の激しい変動のエネルギーを受けて、海中に溶けていた物質が、ある瞬間に遺伝子という構造を生むに至ったのではないかと言われている。はじめのうちは単純だった遺伝子は、延々と自己を複製するしかなかったが、やはりある日のコピーの「ゆらぎ」のおかげで、今に至る爆発的な生物の進化をもたらした。
(引用:『資本主義ハック』より)
この世の中は、バランスよくできているようで細かい「ゆらぎ」で埋め尽くされています。
その「ゆらぎ」に気づいた人こそ、この「資本主義」の世界を勝ち進んでいけるのだと思います。
よく目を凝らしてみると、世界、あるいは自分のなかに「ゆらぎ」が存在することに気づく。世界もあなたも、生きて、変化し続けるシステムに他ならないからだ。そこにこそ、創造の可能性が眠っている。
昨日は気づかなかった、街角の新しい店。
先月は気づかなかった、書店の新しい本。
去年は気づかなかった、仕事の新しいやり方。
そうした変化に自分なりの熱を込めることで、大きなものへと成長していく。ときにそれは巨額のお金となり、ときにそれは巨大な会社組織となり、あるいは何物にも代えがたい幸福となる。この原理を過去の歴史のなかでもっとも純粋に取り入れているのが、資本主義社会である。
(引用:『資本主義ハック』より)
たしかに、資本主義社会は厳しい競争の世界です。
なにを隠そう、僕自身も、そんな「資本主義」な世の中が大嫌いでした。
しかし、それは何よりも自然そのものに近いものが「資本主義社会」です。
未知と可能性にあふれたこの世界は、すごく面白い世の中です。
この4回の記事を通じて、
「資本主義社会で生きることは…超楽しい!」と感じていただければ幸いです。
細かい話については、実際に『資本主義ハック』を手にとって読んでみると、
もっともっと理解が深まるかと思いますので、ぜひぜひ見てみてくださいね!
というわけで…約1ヶ月にわたりお話してきた書評記事は…以上!
あなたも「資本主義」な世の中を楽しく生きられますように!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平