どーも。上半身を鍛えすぎて身体に合うスーツがなくオーダーメイドスーツを真剣に検討する今日この頃、公平(@kohei_nagura)です。
さてさて、前回の「投資」についての記事について投稿してから約1週間、
とても反響が大きく、さまざまな方より貴重なご意見をいただきました。
いろいろと興味深い感想を頂戴しまして誠にありがとうございましたm(_ _)m
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ここでいただいた話で、特に感じたことがあります。
それは、「おカネというモノの捉え方」についてです。
というわけで、さっそくではありますが本日は、
おカネに関する大きな誤解
というテーマで、ちょっとだけ物語を交えつつご紹介いたします。
お金稼ぎ…もっと積極的にやるべきなのではないか!?
【目次】
【おカネのない世の中を考えてみようではないか】
〔もし、この世界に「おカネ」というものがなかったとしたら…〕
まずは、こんなストーリーから始めてみましょう。
冷凍人間ー私はそう呼ばれている。なぜなら、数百年間も凍っていたからだ。また、私は過去人とも呼ばれている。なぜなら、現代人の反対だからだそうだ。数百年前、人間を冷凍保存する技術ができた。私はその実験体の第1号だ。
この物語のはじまりとして、最初に「あなたは冷凍人間として凍っていた」としましょう。
開始早々いきなり凍らされちゃったという不遇な設定になってしまい…恐れ入ります(笑)。
当時、私はとてもお金に困っていた。お金には本当に悩まされてばかりだった。お金なんて大嫌いだった。この実験の被験者には、当時の生涯年収くらいのお金がもらえた。きっと家族は喜んでくれただろう。でも、もうそれを確かめる術は無い。なにしろ数百年たっている。私が生きていた頃、いや、今でも生きているな。冷凍される前の時代も、数百年前のことなんてハッキリとは分からなかった。歴史の常識もコロコロ変わっていたから、今も同じようなものだろう。
それでですね、あなたが目を覚ますと数百年と長い年月たっているということですので、
実験に参加し「生涯年収」もの多くのおカネをゲットしても、状況は変わっているワケです。
つまり、「おカネが欲しい!」当時から「おカネはこれ以上いらん!」に変化しているのです。
冷凍から目覚めてから数日間、私は、黙って未来人を観察した。なにしろ、言葉が変わっているのだ。私が前に生きていた時代でも、数十年の間に言葉はすごく変わっていった。数百年もたてば、理解不能になるのは仕方がないだろう。言葉がわからないまま冷凍会社の人に街を案内してもらっていて気づいたのだが、驚くべきことに…未来には、お金がなかった。あれだけ私を苦しめたお金がないのだ。お金のために冷凍人間になったのに、解凍されて目が覚めたら、そのお金がなくなっていたのだ。
ここで、いちばんのビックリな出来事が。
それは、あなたを苦しめてきた「おカネ」という存在がなくなっていること…!
もし仮に、あなたが今とはぜんぜん違う世界に行ったとして、
当然のごとく慣れ親しんできた「おカネ」という存在がなくなったらどう感じるでしょうか?
〔そのヒトがもっている「社会貢献度」カウンター〕
未来人をよく観察してみると、みんなが右腕に腕時計のようなものをつけている。それをよく見ると、数字のカウンターだった。ある人には1,000と書いてあったり、ある人には1,000,000と書いてあったり、数字がマイナスになっている人もいた。さらに良く観察していると、数字の大きい人は、皆から尊敬されているようだ。理由は、まだわからない。
そんなこんなで、あなたが行った未来はなにがなんだかわからないので、
まずは未来人をよ〜く観察していると、なにかの数字を発見しました。
ある日、考古学者で古代言語の研究者という男が現れた。その人はたどたどしかったが、私がなんとか理解できる言葉をしゃべれた。私は、真っ先にその人の腕を指して聞いた。「それは、何ですか?」「ああ、これですか。なんて言えばいいんでしょうかね…。私たちは『コソカ』と呼んでいるんですが、そうですね、これはいわゆる社会貢献度カウンターです」
あなたが未来人と話していると、右腕に『コソカ』なるものをつけていると判明。
どうやら、それは「社会貢献度カウンター」ということだとわかったのです。
「社会貢献度カウンター?いったい何を表しているんですか?」「社会に対する価値の収支を表しているんですよ」 「???」「えっと、たとえば、あなたが社会のために何かの価値を提供しますよね。そうするとコソカは、その価値に応じて増えます。 逆に、社会から価値の提供を受けると、その価値に応じてこそ価値は減ります。単純なことですよ」
ここで、ちょっとムズカシイ話が出てきましたね。
『社会に対する価値の収支』。
まぁ簡単にいえば、
『社会貢献度』=『あなたが与えた価値』−『あなたがもらった価値』
ということですね。
「まだ、わかったようなわからないような…」「そうですよね。過去にはなかったんですもんね。コソカは、1人の人がどれだけ社会に貢献しているかを表してくれるんですよ。社会へ提供した価値から社会から受け取った価値の差が、コソカですから」
つまり、あなたが今回かなりビックリした「おカネがない世の中」でしたが、
結果的に、未来では『コソカ』という点数で表されるシステムになっていたのです。
「なるほど、だから数字の多い人は尊敬されているんですね」「あ、よくわかりましたね。そのとおりです。でも、まぁ、当たり前ですよね。コソカの高い人は、自分ではたくさんの価値を提供するにもかかわらず、社会からもらう価値が少ないのですからね。それだけ、社会に価値を提供しているということです」未来では、社会に対する価値は、どんなことでもすぐに計算され、コソカに反映されるらしい。
現代において争いの元となっていた(?)おカネというものがなくなり、未来では、
『コソカ』という社会価値の収支として算出される世の中になっていたのでした。
【おカネがもっている本当の意味とは?】
〔「コソカ」と「おカネ」の関係〕
「ところで、お願いがあるのですが…」考古学者は、ちょっとためらい気味に言った。「何ですか?」「私は昔の学校要所で教鞭をとっているのですが、そこで、できたら過去の世界の話をしてもらえませんか?」「どうすることもないし、いいですよ」数日後、私は教壇に立った。前に生きていた時代には考えられないことだ。でもまぁ内容は自分が生きていた時代の事だ、自分の経験を話せばいいのだから楽なものだ。
ここで、あなたは未来から過去に戻れるわけでもないことから、
未来人のお願い「過去のことを語る」を引き受けることにします。
でも別にこれは大したことでもなく、ただ自分の体験を話せばいいのみです。
でも、それは彼らにとってはまったく知らないことであり、喉から手が出るほど欲しい情報なのだ。その情報で仕事していると、いつの間にか自分のコソカがどんどん増えていった。コソカがたまると、それで何とでも交換ができた。しかし、私はコソカの収支が下がらないように気をつけていた。なんといっても社会貢献度なのである。社会貢献度が低いなんて思われたくなかったし、純粋に社会には貢献していきたいと思った。なぜか一緒には暮らしているが、私は未来人が尊敬している祖先なのだ。
あなたは、そんなこんなで「過去を語る」仕事をしていると当然コソカの点数が増えていきました。
当たり前ですが、この未来には『おカネ』というのは存在しません。
この時代には、『コソカ』という「社会貢献度」があるのみです。
しかし、そんな「社会貢献度」は数値化されるからこそ楽しいし、
あなたのモチベーションにも大きく影響してくるというワケです。
そんな私のコソカは、数ヶ月のうちにかなりの大きさになっていた。どうやら過去の情報は貴重らしい。ある日、過去のお金に関することを話してほしいという依頼を受けた。実験のことをすっかり忘れていたが、よく考えると未来はお金がなくていいなと思った。私が冷凍されていた期間に何が起こったのだろうか?
というわけで、あなたの『コソカ』は気付けばメチャクチャ点数がたまっていました。
ただ、ここで「じゃ過去にあった『おカネ』ってなんなんだったのか?」という疑問が浮かびます。
だって、この未来では『コソカ』だけあれば社会が成り立っているワケですから…
〔「カネ稼ぎ=悪」という思い込みは捨てる〕
実は、ここまで話してきた物語というのは『エレファント・シンドローム』という本に書かれていた話です。
…と、ここで鋭い方は「ピン!」ときたかもしれません。
そうです。
これは、「コソカ=お金」ということなのです。
勉強してみると、面白いことがわかった。ある時、世界大統領がすべてのお金を廃止した。お金に対する印象があまりにも悪くなっていたため、その本質的な意味を取り戻すためだったらしい。そして生まれたのが、コソカだった。その時になって、初めて私は気づいた。「それって、お金の事じゃないか!」コソカは基本的にはお金と変わらない。それでも、今はほとんどの人が、コソカを大切なものと考えている。
ここから学べるのは、「いかに『カネ稼ぎはキタナイもの』」という発想を脱するか」ということです。
だって、どう考えたって「おカネ稼ぎ=悪」なんてことにはなりえないですから。
おそらく、あなたが「カネ稼ぎはキタナイもの」という勘違いをしがちなのは、
この世の中の「おカネこそが至上である」という『拝金主義』によるものです。
ここで、「そんな『お金はキタナイもの』なんて思ったことはない!」という反応が聞こえてきそうですが、
これまで「金稼ぎ=なにかイケナイもの」と一度でも考えたのであれば無意識に勘違いは刷り込まれています。
コソカのことを汚いなんて考える人はいない。お金とは、大きな違いだ。私も、お金は汚いと思っていた。でも、それはお金が持っている本当の意味を知らなかっただけだ。昔は思い込みで、お金のことを汚いと考えていただけなのである。同じように考えていた友達を、未来に連れてきてあげたい。コソカをためるのは楽しいことだ。それは社会の役に立っているという自分を実感させてくれる。コソカは、社会と自分をつなぐ架け橋だ。冷凍人間になってよかった。私はコソカを眺めながら、そう思った。
もうここまでくればわかるかと思いますが、お金の本質とは「社会の役に立っているという証」です。
当たり前ですが、お金を持っているというのは「たくさんの人の役に立っているという証明」なのです。
【まとめ:正々堂々と「Make Money」する生活】
いかがでしたでしょうか?
本日は、「冷凍人間が見たお金のいらない世界」というストーリーを通じて、
『「お金はキタナイもの」という思い込みを捨てる』という話をしてきました。
この2週間で「お金」をテーマにして、いろいろとお話させていただきましたが、
いくら「カネなんていらん!」とは言いつつも、誰しもあっても困りませんよね。
あればあるぶん損なんてことはなく逆に余裕ができる…それが「お金」という存在です。
お金の余裕は、心の余裕。
最近こんな名言を耳にしましたが(笑)、まさしくコレは言い得て妙な名言です。
ただ、じゃあ「お金がない」ことを悲観視するかというとそうではありません。
ここまでの物語で「おカネを稼ぐことは悪ではない!」とわかったのですから、
あとは「社会の役に立つ」、つまりは「社会貢献度」をあげればいいだけです。
前回【投資】をテーマにした話をした際、「お金の問題から自由になること」、すなわち
「ファイナンシャル・インディペンデンス(Financial Indepence)」の話をしました。
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投資の大きな目的は「経済的な自立を目指すことにある」とお伝えしましたが、ここまでくれば、
どう考えたって「おカネ=キタナイ」なんて発想はオカシイとわかるはずです。
もっともっと、正々堂々とカネ稼ぎに打ち込んでみてください。
そう考えてみれば、いろいろなカタチで「社会に貢献できる」ことに気づくでしょうし、
あなたの可能性を広げるための一助になり、とてもワクワクする体験になると思います。
このように、泥臭く「おカネがほしい!」と考え行動し努力することは良いことです。
(ただ、もちろん銀行強盗みたいな「貢献」と関係ない方法で稼いじゃダメですよ!笑)
ぜひ、積極的に「Make Money」する生活をあなたの日常で取り入れてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平