どーも。カレーをつくるとき、だいたい深鍋で大量につくりすぎてしまう、公平です。
さて、皆様は普段ミステリー小説を読まれますでしょうか?
昔から本好きの方だと、小説(ミステリーだけでなく純文学やSFなども)好きが多い印象ですが、
ビジネスマンとかの方だと、割とノンフィクションの方が好きな方が多いように思います。
かくいう僕も、根っからの本好きで、ジャンル問わず年間200冊読んでいます。
読書中は本の世界に入り込んでいて、話しかけられても気付かないくらいです(笑)。
そこで、本日は数多ある分野の中からミステリー小説について、そして合わせて
「初心者がどハマりしてしまう、古典ミステリー小説」
についても、ご紹介させていただきたいと思います!
【目次】
【ミステリー小説を読むメリット】
ミステリー小説は、様々なジャンルの中でも、一度は通って来た方も多いかと思います。
日本だと、『名探偵コナン』ファンの方も多いので、馴染みのある分野ですよね。
さて、このミステリーという分野ですが、「謎解き中毒」になるほど楽しいものであり、
「閉じた空間」の中で行われる非日常的な体験ができる、この上ない娯楽ですよね。
現実の殺人事件は残虐で目を背けたくなるようなものであり、到底楽しめるものではありませんが、
小説は、読者の住む世界とは別の人工的な隔離空間で起こることなので、非現実的なこととして楽しむことができます。
しかし、もちろん楽しいからミステリー小説を読むのですが、実は意外な効用があるのです。
それは、 ミステリー小説は
「深読み術を鍛える最適テキスト」
である、ということです。
ミステリー小説を読むとき、最初は誰でも謎解きに夢中になり、
ページをめくるが止まらなくなるのは仕方ないことです(笑)。
しかし、犯人や事件の真相を知った後でも、意外な楽しみ方ができます。
2度目、3度目と繰り返し読むことで、
「これが伏線になっていたのか」
とか
「ここでこいつはこんな矛盾していたことを言っていたのか」
と、いろいろと気付くことができるのです。
この繰り返し読みは、読書としてただ楽しいだけでなく、
物語の深読みのトレーニングにもなります。
また、現実と違い、登場人物が理性的に行動することから、
犯人を整理したりその行動を先読みをしたりして楽しむことができます。
これが、まさしく「頭の体操」であり、
人間関係を読むゲームとしても楽しむことができるというワケです。
もちろん、ミステリー小説に限らず、他のどんな小説でも実行するのが良いのかとは思いますが、
これから文学の世界を深く知ろうと言う方には、ミステリー小説が最適な入門書になると考えています。
このように、ミステリー小説の繰り返し読みのコツを覚えると、「読書力」がつくだけでなく、
わくわくドキドキ、楽しみながら、教養高めるのに役立たせることができるのです!
【初心者がどハマりしてしまう、海外古典名作ミステリー小説7選!】
1:『そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティー)』
孤島に集められた10人の男女。いまだ主催者が姿を見せぬなか始まった晩餐会で、突如として読み上げられる、彼らしか知らないはずの過去の罪。巨大な密室と化した島。疑心暗鬼に陥る客たち。そして童謡の数え歌になぞらえて、ひとり、また一人と殺されていく・・・ 姿なき主、U・N・オーエンとは一体何者なのか。
2:『エジプト十字架の謎(エラリイ・クイーン)』
クリスマスの早朝、ウェストヴァージニアの小村の丁字路で、T字形の道標にはりつけられた男の首なし死体。この怪奇な事件は半年後、第二の首なし死体の出現をもって、全米を震撼させる一大事へと発展する!「T」の意匠に彩られた連続殺人に相対するは、青年作家エラリー・クイーン。推理の連打と壮絶な追跡劇の果てに、名探偵が神域の論理により看破する驚愕の真相とは?
3:『シャーロック・ホームズの冒険(アーサー・コナン・ドイル)』
シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
- 作者: アーサー・コナン・ドイル,日暮雅通
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ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う「赤髪組合」、乞食を三日やったらやめられない話「唇の捩れた男」など10編。意表をつく事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集。
4:『僧正殺人事件(S・S・ヴァン・ダイン)』
僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫)
- 作者: S・S・ヴァン・ダイン,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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コック・ロビンを殺したのはたあれ。「わたしだわ」と、雀がいった。マザーグースの童謡になぞられた殺人事件が発生する。警察の捜査は犯人の足取りを捕らえることができず、またしてもマザーグースの童謡どおりに殺人が遂行されてしまう。マザーグースの見立て殺人を示唆する手紙を送りつけてくる“僧正”の正体とはいったい誰なのか?この奇妙で冷酷な連続殺人事件に探偵ファイロ・ヴァンスが挑む。
5:『黄色い部屋の謎(ガストン・ルルー)』
通称、ぶな屋敷と呼ばれるスタンガースン博士邸の、完全に施錠され密室状態にあった”黄色い部屋”から悲鳴が上がった。博士を始めとする数人がかけつけドアを怖して中に入った時、血の海の中にスタンガースンの令嬢マチルドが倒れていただけで、そこに犯人の姿はなかった。不可能と思える密室事件と犯人を、若干18歳の新聞記者ルールタビーユが追い始める。
6:『皇帝のかぎ煙草入れ(ジョン・ディクスン・カー)』
フランスの避暑地に暮らす若い女性イヴは、婚約者トビイの父サー・モーリス殺害の容疑をかけられる。犯行時には現場に面した自宅の寝室にいた彼女だが、そこに前夫が忍びこんでいたせいで無実を主張できない。完璧な状況証拠も加わって、イヴは絶体絶命の窮地に追いこまれる――。「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」と女王クリスティを驚嘆させた不朽の傑作長編。
7:『幻の女(ウィリアム・アイリッシュ)』
妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった!迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたった一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか?最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した作品で、「読んでみたい!」と思った小説はありましたでしょうか?
もしかしたら、定番中の定番のミステリーばかりなので、
読んだことがある方も多いかと思います。
しかし、初めて海外のミステリー小説を読まれるという方には、
ぜひ手に取っていただきたい作品ばかりです。
今回の記事にて、ミステリー小説にハマり潤いのある楽しい人生を過ごされる方、
生き生きと過ごされる方が、一人でも多くいらっしゃれば、大変嬉しく思います。
ここに挙げた海外作家さんは、現在の作家さんたちに、あまりにも多大な影響を与えた方たちですので、
ご興味のある方は、ぜひぜひ、他の作品も手に取って読んでみてくださいね!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平