どーも。心機一転、新居近くのキックボクシングのジムに通い始めた、公平です。
さて、皆さんは今年度に入り、何か新しいことをスタートしましたでしょうか?
私事なのですが、僕は最近、キックボクシングに挑戦し始めました。
もともと、高校と大学でボクシングをやっていたものの、
最近になって、 「せっかく近くにジムがあるなら!」と思い切って始めました。
なぜ、こんな報告から始めるかと言うと、その中で思ったことがあるからです。
それは、「本当に人は強くなれるのか」ということ。
この問いについて、今日は考えをツラツラ話していきたいと思います。
【何があっても傷つかない、そんな強い人っているの?】
世の中には、いろいろな出来事があり、それが原因で、
苦しみ、悩み、不安、妬み、もろさ、…などなど、
数え切れないほどのマイナス感情を引き起こすことがあります。
この感情を押さえ込んで、傷付かない人なんているのでしょうか?
もちろん、根っから明るい人もいるにはいるのでしょうが、
それは、周囲からそのように見えているだけです。
それでも、ホントのホントは、落ち込むことも山ほどあるでしょう。
心の奥底を覗いてみたら、弱い自分が潜んでいるはずなんです。
だから、何があっても傷付かない人なんていないんです。
それだけ知っておくだけでも、いくぶん気持ちがラクになりませんか?
自分なりの解釈をすることによって、その出来事からダメージを受け、
だんだん気持ちが沈んできたり、ひどいときには立ち直れなくなることだってあるかもしれないのです。
でも、人それぞれ生きてきた境遇が違うので、それが当たり前のことなんです。
この観点からも、
誰でも傷つくものだ
と思い返すことも、大切なのかもしれませんね。
【光と闇は表裏一体、「強さ」と「弱さ」も同じこと。】
楽しそうに見えて、悩みも無さそうな人は、皆さんの周りにも一人くらいはいませんか?
そんな人を見ると、「悩みもなく、楽しく生きているんだろうなぁ…」と思うでしょう。
しかし、光があるから闇があるように、「強さ」があるから「弱さ」がある、
つまり、「強さ」と「弱さ」は表裏一体である、ということを忘れないでほしいと思います。
この話については、合わせて、以下の記事を見ていただければ幸いです。
↓↓↓
明るく見える人ほど、心に深い傷を負っている。ギャップのある自分を卑下せず、「明るさ」という仮面に誇りを持って。【時々、まわりみち。】
この「強さ」だけに重点を置いている風潮のために、「弱さ」は無下に扱われがちですが、
全くそんなことはなく、逆に、弱い人ほど強い人であり得ることは、案外知られていません。
ほら、かのニーチェも言ってるじゃないですか。
『昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか。』って。
つまり、
『「強さ」に、「弱さ」の深みが分かるものか。』
っていうことですね(笑)。
なので、強さも弱さも両方あるのが人間である、ということを覚えておいてください。
【か弱い自分、そのままで大丈夫。誰もが、支えられながら生きてきた。】
弱い自分って、本当に嫌になりますよね…。
かくいう自分も、その一人です。
「あ〜ホントに情けないなぁ…」
「また心配してくれてる周りに迷惑かけちゃうなぁ…」
こんな思いが、身体中に駆け巡ります。
これは自分の病気も関係しているからだと思うのですが、
余計に、支えてくれている大事な人たちに申し訳ないなぁ、と思ってしまいます。
だけど、誰もが弱く支えられた時期を経験してきているんです。
もちろん、生まれてすぐの赤ちゃんのことなんて、自分で自分のことをできるはずがありません。
そして、成長するにつれ、自分のことは自分ででき、強くなっているように感じます。
しかし、成長したとしても「弱い自分」は一生い続けます。
これが、人生の落とし穴なんじゃないかなぁ、って思うんです。
そんな、もう一人の「弱い自分」と上手に付き合っていくことが非常に重要です。
大事なことなので、もう一度言います。
「弱い自分」と仲良くしてあげてくださください。
これらの過程で、勝負に負けることもあるでしょう。
そして、それが積み重なっていき泣きたいときだってあるでしょう。
負けてもいいんです。泣いてもいいんです。
ありきたりですが、そんな
弱い自分を受け入れてあげることが、とても大事なこと
だということを忘れてはいけません。
ちなみに、ももいろクローバーZさんの曲で、中島みゆきさん作詞の『泣いてもいいんだよ』という曲があるのですが、
その歌詞の中で、特に今回の伝えたいことに似ている箇所があるので、少し見てみてください。
逃げ道のない 闘いの日々が いつか人類を 疲れさせてゆく
危ぶみながら 見ぬふりの未来が いつか本能を しびれさせていく
こんな約束を 僕たちはしていない
泣き虫な 強いやつなんてのがいても いいんじゃないか
この最後の一文が、めちゃくちゃ共感しましたね…。
『泣き虫な強いやつなんてのがいてもいいんじゃないか』
すぐ泣いてしまう人は、本当は人の気持ちが分かる、とても繊細な人なんです。
そして、「弱い」ようでいて、実はいちばん「強い」人なのかもしれません。
なので、もし自分は弱いと感じていて楽しく生きたいと思うならば、
まず、弱さを隠そうとしている自分を受け入れてあげてください。
この弱さを受け入れていくことが、ありのままで生きるということにつながるのです。
それでも、これができないから、落ち込み泣いてしまうんですよね。
だから、焦らず、ゆっくりと進むことです。
時々、まわりみちしてみることです。
か弱い自分を認め、そっと優しく寄り添ってあげてくださいね。
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平