時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

【ラグビーW杯2019】なぜ、日本がアイルランドに勝てたのか?ラグビー素人が、その理由を分析してみた。

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どーも。10月に入り「この前まで夏だったのになぁ…」的な時間の早さにビックリ中、公平(@kohei_nagura)です。

 

 

 

さてさて早速ですが、先月今月と激アツなスポーツといえば?

 

もちろんそう。

ラグビーワールドカップです。

 

 

 

特に、先週末の9/28(土)の「日本 vs アイルランド」戦は良かったですね〜!

例に漏れず、僕も「これでもかっ!」ってくらいに非常に感動しました(笑)。

 


ショートハイライト/日本代表 v アイルランド代表【ラグビーワールドカップ】

 

 

 

ただ、なぜ多数のメディアで報じているような「歴史的快挙」のような結果になったのでしょうか?

 

僕個人としては、この世界ランク2位のアイルランドに勝利したのは、

「歴史的快挙」ではなく「必然」だと思っています。

 

 

 

そんなわけで本日は、ほぼラグビーに興味がなかったラグビー素人の僕が、

「なぜ、日本がアイルランドに勝てたのか?」ということをテーマにお話したいと思います。

 

 

 

【チームメンバーそれぞれが役目をまっとうして得た必然の勝利】

 

今回のアイルランド戦、はたして「奇跡の勝利」と呼んでいいのでしょうか?

 

うぉぉぉーっ!!

ラグビー日本代表がアイルランドに勝ったぁぁぁぁっ!!

もうこの勝利を奇跡とは言えない!こうなるために選手達は色んな事を犠牲にやってきたのだ。

試合中の顔を見ていても全然冷静で安心して見れました!

数日前、五郎丸さんにお願いされて、選手達がアイルランド戦の前に見るVTRに参加させてもらいました。『ワンチーム!』と言う一言でしたが、この勝利に少しだけ参加できた気がします!

ベスト8なんて選手達は思ってない。狙うは優勝だ!!

 

ameblo.jp

 

 

 

上のコメントは、僕の大好きなサンドウィッチマンの富澤さんのブログで書かれていたことなのですが、僕も同じ考えで

日本の選手たちは多くのことを犠牲に練習してきたため「勝利は決して奇跡ではない」と思っています。

 

 

というのもですね、

選手それぞれが日本のラグビーの哲学を忠実に守り役割をまっとうしていたからです。

 

 

 

どういうことかというと、ラグビー界でも最高レベルを誇るアイルランドのディフェンスにひるむことなく、

日本は、試合スタートから素早く自由に動き回るというオフェンス姿勢を崩さなかったことが大きいです。

 

 

 

 

 

前半の序盤から、アイルランドのリングロウズという選手とカーニーという選手が次々とトライを決めたことで、

「あ〜やっぱり最強のアイルランドに日本は勝てないんだなぁ…」と日本中が意気消沈したムードが流れました。

 

この時点で、アイルランドが3-12と大きくリードを広げましたが、

しかし、それでも日本はオフェンス哲学を貫きました。

 

 

 

前半31分に日本の代表キャプテンのリーチ・マイケルさんが交代出場すると、先ほどのカーニーを押しのけたプレーをきっかけに、その後、

タックル後のボールの奪い合いのペナルティとなったアイルランドに、日本の田村選手がポイントを決めて6-12にして粘りを見せます。

 


【ラグビー】リーチマイケルが好きになる動画

 

 

 

そして9-12と3点ビハインドで折り返してハーフタイムに突入して、後半戦も勢いおとろえず、

日本はディフェンスをしながらも攻撃スタイルは崩さず、最終的には勝利をもぎとったのです。

 

最終的に日本が世界ランキング2位で今大会の優勝候補アイルランドを19-12で破ったのは、しごく当然のことで、

それぞれの選手が一丸となってチーム哲学を守りながら求められた役割をまっとうした必然の結果なのです。

 

 

 

【ラグビーだけでなく、会社など組織も同じ。】

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ラグビーを見はじめてから知った言葉のなのですが、ラグビー界にはこんな言葉があります。

 

One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)

 

「One for all, All for one」…なんてステキな言葉なんでしょうか…!(笑)

 

ラグビー界でいう目的というのは、もちろんトライ(=相手のインゴールに攻撃側の選手がボールを地面につける行為)のことです。

 

 

 

 

 

今回のラグビーの試合で感じたのは、ラクビーというスポーツはポジションごとの役割が決まっているということ。

 

そのため、それぞれが自分という存在をアピールしすぎることなく決められた役割をこなし、

ひとつのトライというゴールに向かって、お互いがリスペクトし合い勝利へと頑張るのです。

 

 

 

これは、会社などの組織においても同じことではないでしょうか?

 

 

金融資本主義がはびこる日本では、「俺がいちばん!」「私がいちばん!」という風潮がありますが、

それぞれの役割をきちんと果たしながらチームがひとつの目的に向かっていくことが基礎中の基礎です。

 

そして、お互いがお互いを信頼し合いながら仕事をすることが組織としてあるべき姿ですよね。

 

 

 

ビジネスであろうが、スポーツであろうが、1つの組織にだけ入れ込むと「自分の存在」と「組織における自分の存在」が同化してしまいます。しかし、人間存在の悲劇性の記事にもあるように、自分の存在は常に「ゆらめいているもの」であり、所属する組織によって同じ人でもいくつもの顔を持ちます。家庭においては、親として、配偶者として、子として…。仕事においては、上司として、部下として、顧客として…。スポーツクラブでは、キャプテンとして、エースとして、補欠として…。

 

tetsu-tama.com

 

 

自分の存在は常に「ゆらめいているもの」というのは、学校に行ったり仕事をしたりしているみなさんなら心当たりがあるかと思います。

 

所属する組織によって、同じ人でも「親」であり「子」であり「上司」であり「部下」であり…

自分でも「いったい何個の顔があるんだ!?」というくらい多くの顔があることに気づきます。

 

 

そんな『顔』を使い分けながら、チームの目標に向かって与えられた役割をまっとうするのです

 

 

なので、 今回ラグビーW杯の「日本 vs アイルランド」戦に感動した方も非常に多いかと思いますが、

ただ感動するだけでなくラグビーから組織論を学んでみるというのもオモシロイかもしれませんね!

 

 

がんばれ!ニッポン!ねらうは優勝だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平