どーも。季節外れの寒さに盛大に風邪を引いてしまいました、公平です。
さて、私ごとではありますが、仕事を再開して半月ほど経ちました。
それと同時に、キックボクシングも始めて1月が経ちました。
徐々に、新しい人間関係が広がり、いろいろと考える毎日ですが、
そんなこんなで、ふと思ったことが一つあります。
それは、
所属している団体ごとに自分の顔も変わっているということ。
意外と気付かないものですが、そのコミュニティーごとに無意識に、
自分の軸をブレないようにしながらも、少しずつ顔を変えているのです。
実際、仕事場で見せている顔やキックボクシングの練習をしているときの顔、
はたまた家でのんびり過ごしているときの顔は、同じように見えて違うものです。
そこで、今回は所属コミュニティーを複数持つということについて、
少し掘り下げてシェアできればなぁ、と思います。
【コミュニティーは、複数に属する方が気持ちが安定する。】
早速ですが、皆さん一つ質問をしてみましょう。
あなたは、いくつのコミュニティーに属していますか?
あなたが所属する会社、学校、受験のために通っている塾、近所の将棋クラブ、
根本的には、あなたの家庭だって立派なコミュニティーですよね。
人によっては、5つや6つ属しているという方もいれば、
ほとんど属さず、2つ、いや1つの方もいるかもしれません。
別に、たくさんのコミュニティーに属しているからコミュ力があってすごいとか、
少ないからダメだとかいうのは、どうでもいい話ですので勘違いしないように(笑)。
そもそも、自分と他人は比べる対象ではありませんので。
ここでこの質問をしてみた意図というのは、自分の属するコミュニティー数を知るということ、
それぞれのコミュニティーでのあなたの顔は同じかどうか、について再認識するということです。
それをすることによって、あなたが心地いい顔をしているとき、逆に不快な顔をしているとき、
またリラックスしているときなど、様々な顔をしていることに気付くはずです。
僕自身も考えてみて、その時々の「顔」について考えてみて思ったのが、
複数コミュニティーに属していた方が、精神的安定が得られるということ。
簡単に言うと、
楽しい表情を浮かべている確率を上げるのが良いということです。
これを考えると、いくらか株の話とかにも似かよっている部分もあるかもですね。
一社の株だけだと危険だから、複数の株を持っておいてリスクヘッジするみたいな(笑)。
でも事実、やはり何事にも「バランスが大事!」なんて言われている昨今、
たくさん自分の居場所を持っておくことが精神的な支えにつながっていく
のです。
そんな折、この考えに近く「たしかに!なるほど!」と感じた記事を発見しました。
大人になれば分かるんだ。
「学校でいじめられたくらいで絶望して死ぬことなんてないのに」って。
でもね。
子供にとっては「学校」って「世界の全て」なんだよね。
そこで居場所を失ったら、この世の終わりと同じなのよ。
もしも所属しているコミュニティが「学校」と「家」だけだったら、学校でいじめられた時に、家族に助けを求められなかった場合、そこで終わりだから。
これがもしね、「心のよりどころ」、あるいは「精神的な支え」、あるいは「自分の居場所」が他にもたくさんあったとしたらどうだろう。
たとえば、
「幼稚園時代からずっと仲良しだった幼なじみ5人組」
とか、
「地域の町内会が運営しているちびっこ和太鼓サークル」
とか、
「インターネット上でやり取りしているゲーム仲間」
とか。
自分の辛さを吐き出せる場所や、勇気づけてくれる存在、共感して一緒に泣いてくれる友達たち…
そういう、いわば「セーフティーネット」的なさ、安全装置というか、安全地帯というかね、「心の支え」になってくれる何かが、他にいくつもあれば、なんとか乗り越えられる困難、ってのもあると思うのよ。
(引用:人間は5つのコミュニティをかけもちすると精神が安定するらしい【自由ネコ】より)
少し話は変わりますが、
TVなどで中高生の自殺についてのニュースを目にしたことがあるかと思います。
そのような報道を見ると、本当に心が痛み何かできなかったのか…という気持ちになります。
あの悲しい事件の裏には、よくよく原因を探ってみると、
コミュニティーが少ないことが大きな元になっているのだと思います。
要は、「家庭」と「学校」という2つしか所属先がないという、精神的な不安定さ。
そこで、うまくいっていれば、何も問題はないのでしょうが、
どちらか一方でバランスが崩れ、もう一方で心の支えにならなかったときが問題なのです。
まだまだ経験が浅いため、この世の終わりのように感じ自殺してしまうのです。
この解決策を、一緒に考え教えてあげるのが大人がやらないといけないことなのに…
ということで、少し話がそれてしまいましたが、
複数のコミュニティーがあった方が、セーフティーネットを張ることによる「心のよりどころ」を得ることができるワケです。
ちなみに、自分の居場所の確保については、鋭い視点で書かれている本を一冊ご紹介します。
ぜひ一読してみてください(著者は、京都大学卒のニートという面白い経歴の方です!)。

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫)
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【世の中に、複数コミュニティーの流れが押し寄せている。】
そんなコミュニティーを増やせって言っても、自分はコミュ力ないし無理だよ…
なんて思った、そこのアナタ。
心配しないでください。僕自身もコミュニティー数は流動的ですから(笑)。
正直に言って、僕もコミュ力があるわけではありません。
今でこそ、会社やキックボクシングジムなど、いくつかのコミュニティーはありますが、
ほぼ何もコミュニティーが無くなった時期があり、本当に谷底にいる気持ちだった時期もあります。
でも、冒頭で言ったように、属するコミュニティー数で人間的価値が決まるワケでは、決してありません。
大切なことは、自分が思う自分の価値を上げていくことであり、他人の評価などは副産物でしかありません。
ただ、ひとつ注意点があるとすれば、
社会が複数コミュニティーの流れになっているということ。
これに抗うも抗わないのも、人それぞれで好きにすれば良いですが、
少し先の未来を見通せば、複数コミュニティーが生きやすいことは一目瞭然です。
たとえば、「仕事」を例にして考えてみましょう。
いまの世の中、ひとつの企業に勤めたら一生面倒見てくれるものでしょうか?
もちろん、違います。どんな大企業でも、全員が全員、同じコミュニティーにはいないですよね。
現在、柔軟な働き方を後押しするような時代に片足を突っ込んでいます。
具体的に、「働き方改革法案」なるものも動き始めています。
それこそ、ひとつの所属先に属さずフリーとして活躍されている方が大勢いらっしゃいます。
複数の肩書きを持ち、ひとつの職業に固執していません。
そのような方々は、様々なコミュニティーにいて、不安ながらも人生を謳歌しているのです。
もちろん、「仕事」だけに限りません。
「プライベート」だって、同じ流れがきています。
これは、若い方々、僕も含めたSNSに触れて育ったミレニアル世代には馴染みがありますよね。
そこまで、ひとつのコミュニティーに深入りするのではなく、
「浅く、広く」人間関係を築いていくのが主流ですよね。
例を挙げればキリはありませんが、この
複数コミュニティーの流れが今の世の中にきている
ということは意識した方が良いでしょう。
【ちょっと意識して動いてみることで、コミュニティーが増え人生も潤う!】
ここまで、所属コミュニティーを複数もつことが世の中の流れに乗ることになり、
少しでも自分の居心地の良い場所が見つかり精神的な支えになる、という話をしてきました。
とはいえ、こんなサラっと簡単にいうものの、やっぱり人間関係は複雑なもの。
だからこそ、その一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか?
でも、複雑なようでいて実はシンプルなのが人間関係です。
難しく考えてしまうからこそ、重い腰が動かなくなってしまうのです。
先ほどから言っているように、コミュニティーなんて何でも良いんです。
その数を意識的に増やしていくと、幸福度が上がる確率は格段に高まるのです。
もちろん、何度も述べていますが、数の多い、少ないは、決して問題ではないです。
少ないコミュニティーの中で満足している方は、僕の知る限りたくさんいらっしゃいます。
ここで言いたいのは、
人生が潤う確率を高めるためにも複数コミュニティーを持ちませんか?
という提案ですので、あくまで人生のヒントくらいに考えてみてください。
ほんの少しの意識で行動が変わり、行動が変わることで人生が変わっていきます。
始まりは、いつもほんの少しの差でしかありません。
あなたにも、複数コミュニティーで楽しむ、実りある人生が訪れますように!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平