どーも。今シーズンも待ちに待ったNBAが開幕して歓喜の極み、公平(@kohei_nagura)です。
さてさて早速ですが、本日はハングリー精神の話をしたいと思います。
「はぁ…昭和時代の『根性論』的な話か…」と言っている、そこのキミ。
そんなこと言わず、ぜひ「令和時代の『ハングリー』」を一緒に考えましょう(笑)。
【ちょっと古くさい言葉だけど、やっぱ『ハングリー精神』大事よね】
そもそも、よく「ハングリー精神をもて!」と言われますが、どういう意味なんでしょうか?
まぁ、この文章を書いてる僕自身も小さいころに幾度となく言われたものです。
「いいか…男の子だったらハングリー精神をもつべきなんだよ!」
「ホントにあなたはハングリー精神がないわね!」
「人生うまくやるにはハングリー精神が大事なんだよ!」
みたいな。
でも、こうやって大人になって冷静に考えてみると、
これって(古い体質の)会社の上司や学校の先生とか親のエゴでしかないんですよね。
いってみれば、自分は「ハングリー精神をもつための努力さえしてない」にも関わらず、
「気合いさえあれば人生のりきっていける」根性論の話さえしとけば自分のメンツが保てるという、悲しい浅はかな考えです。
だから、われわれ平成の世代や新しく出現しつつある令和世代の若者の間で、
「ハングリー精神=根性!(→古い考え方)」みたいな変な勘ちがいがうまれてくるのです。
では、ここで一度「ハングリー精神」のコトバの意味を見てみましょう。
ハングリー精神とは、向上心を持ち続け強い意志を持ってことにあたることをいいます。現状に飽き足らず、常に向上心をもちつつ自身のモチベーションを上げていく人のことをいいます。
「ハングリー精神」というのは、
常にどん欲に上昇志向をもち続ける気持ちのことです。
…というふうに考えると、なにも古くさい考え方ではなく
「ハングリー精神」こそ現代でも普遍的に必要とされる能力なのです。
ここ数ヶ月、メディアでずーーーっと話題になっている「香港デモ」だってそう。
先日、新宿を歩いていた際に駅前で香港の若者が寒いなか必死で街ゆく人たちに向けて演説してアピールしていて、
「わざわざ日本に来て世の中の矛盾を訴えているなんてすごいなぁ…」と、個人的に強く心を打たれました。
あの香港の若者による活動だって立派な「ハングリー精神」です。
人によっては、「香港のデモは過激だ!」と考えて眉をひそめる方もいらっしゃるかと思いますが、
ああいった若者の「どん欲さ」や「上昇志向」は世界をよくする原動力 になります。
では、若者に「ハングリー精神」が必要なことはわかりますが、
大人になったら「ハングリー精神」は必要なくなるものなのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
というか、大人であれ人類全体として「ハングリー精神」は必要です。
最近でいうと、つい先日のラグビーW杯の日本代表の選手の方々の姿勢だって立派な「ハングリー精神」です。
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じゃあ、人類全体として「ハングリー精神が社会の向上につながる」と感じてもらったところで(笑)、
大人になっても重要な「いいハングリー精神」「わるいハングリー精神」という話をしていきたいと思います。
【年相応のハングリー精神を。】
個人個人でハングリー精神をもつことは社会の発展に必要だということはわかりましたが、
その中には、身につけてはいけない、いわゆる「あしきハングリー精神」があるのです。
それが、身分不相応なハングリー精神。
つまりは、年齢に応じていないハングリー精神です。
「いやいや!若者が大人顔負けの大志を抱くことのなにが悪い!」という声が聞こえてきそうですが、
意外と高い志をもつことが、俗にいう「諸刃の剣」になることだって大いに可能性としてはあることです。
たとえば、あまりの高い目的のために自分を犠牲にして身を滅ぼす行為につながることもありますし、
それこそ「目標のためなら他の人たちを蹴落としてまで上に行きたい!」と望むことだって十分にありえます。
では、どのようなものが「年相応のハングリー精神」になるかということですが、
人間のライフステージを考えれば自ずと答えが見えてくるのです。
生まれてから小さい子どもの頃は、どうしても周囲の大人の助けを借りないといけない歳ですので、
そこは大いにその環境下を利用しながら「負けん気」や「上昇志向」を育んでいけば良いかと思います。
ただ、この文章を読んでいらっしゃる方が気になっているのは「大人のハングリー精神」だと思います。
しかし、これも人生のライフステージを考えればわかりやすくて、
義務教育を終えた後から大人になるまでどう進んでいくでしょうか?
一般的に、高校に進学し就職するか大学進学するか、そしてその過程の中で結婚したり…
その都度その都度『どんな種類の「ハングリー精神」が必要になるか?』と考えてみてください。
ここで「良いハングリー精神」をもっている方というのは、学校に通っている間は勉強以外にも、
部活や恋愛や趣味などなど、自分が夢中になれる分野を見つけて「上昇志向」になっていくのです。
逆に「悪いハングリー精神」をもっている方というのは、他人をおとし入れて自分だけが利益を得ようとする考えのはずです。
そんな人が結婚して子どもをもつから、虐待が起きたり、最悪の場合、自分の子どもを死にいたらせたりするのです。
学生時代の部活でつちかったような、「とにかく上に上に!」精神だけでは家庭が崩壊するのは目に見えています。
つまりは、まとめると
「ハングリー精神をもつことは大事だ。ただ、年相応のハングリー精神をもつことが大事だ」
ということになります。
これに関連して、最後に僕の敬愛するスティーブ・ジョブスさんの有名なコトバを捧げます(笑)。
Stay Hungry. Stay Foolish.(ハングリーであれ。おろか者であれ。)
好きな事・やりたい事を探し続けて ‖ スティーブ・ジョブズの偉大な成功
この言葉は、スティーブ・ジョブズさんが2005年6月にスタンフォード大学の卒業式辞にて、しめくくりの言葉として述べたもの。
この言葉の解釈として、さまざまな考え方はありますが、僕は
「上昇志向をもって自分の信じた道をゆけ」
というメッセージだと考えています。
さらに言えば、今回の「年相応のハングリー精神」につながる言葉ではないかと思っています。
なかなか「ハングリー精神」をもつことは一筋縄ではいかないものですが、まずは、
「『年相応の』ハングリー精神ってなんだろう?」という疑問からスタートし実行してみてはいかがでしょうか?
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それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平