どーも。昼ごはんはバナナ1本にナッツ1袋、公平です。
本日は、8月の第4日曜日に控えている「社会保険労務士」の試験まで約2ヶ月前ということで、
本試験の概要、また、なぜ僕が社会保険労務士の試験を受験しようと思ったのか、お伝えできればと思います。
【目次】
【社会保険労務士とは?】
〔そもそも、社会保険労務士って何?〕
さて、みなさんは、
「社会保険労務士」という言葉、およびその方々が何をしているかご存知でしょうか?
おそらく、ほぼ「・・・。」との回答、答えが返ってくるのは1割くらいなのではないかと思います。
実際、僕の周りでも「社会保険労務士の勉強やってます!」と言うと、
「(…なんかよくわからないな…)大変だと思うけど頑張ってね!」
みたいな回答が、十中八九かえってきます(笑)。
社会保険労務士とは、通称・「社労士」とも呼ばれ、
社会保険労務士法に基づいた国家資格を所有している方のことです。
簡単に言うと、厚生労働省が定める法律系の資格業です。
皆さんがよくご存知の、同じような法律系の資格業の代表格、「弁護士」。
あれも、士業(=サムライ業)の一つであり、社労士も士業の一つです。
ただ、弁護士の仕事は、起きてしまった問題の対処、「病気の人の病状をどのように回復させるか」で、それに対し社労士の仕事は、
トラブルが起こる前に予防策をはり、人事や労務の管理体制を強化して「病気を予防し健康で強い身体をつくること」です。
よく言われますが、企業の成長には、お金、モノ、人材が必要とされます。
社会保険労務士は、その中でも人材に関するエキスパートです。
かたっくるしく言うならば、業務の目的は
「労働および社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に寄与すること」みたいです。
(まだまだ細かい単語が覚えきれない今日この頃です(笑)。)
〔社会保険労務士の仕事は広範囲で、「仕事人」のためのエキスパート!〕
なんとなく、「社会保険労務士」が何をする人なのかお分かりいただけましたか?
もうちょっとだけ、掘り下げてみていきたいと思いますので、お付き合いください。
ヒトに関する専門家で、何か問題が起きる前に予防策を講じる社労士ですが、
具体的な業務は、まだピンときてない方も多いのではないかと思います。
社労士は、企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や、
「年金の相談」に応じるなど、業務の範囲は非常に広範囲にわたります。
勉強する法律は多岐にわたり、たとえば以下のような内容を扱います。
どうですか?ビックリするくらい広範囲ですよね!
上記のように、実際の業務範囲はかなり幅広いのです。
でも、だからこそ社会保険労務士資格は、国家資格であり「業務独占資格」でもあるのです。
■業務独占資格(ぎょうむどくせんしかく)
業務独占資格は、安全や衛生の確保、取引の適正化などの実現のため、国などが一定の業務に従事するうえで必要とされる専門的知識、経験、技能などに関する基準を満たしていると判定した者について、当該業務への従事、法令で定める管理監督者への就任などを認めるものである。
(引用:Wikipediaより)
なので、社会保険労務士の資格を持っていないとできないことがワンサカあるので、巷で人気の資格なんだと思います。
逆に、社労士でないのにその仕事をしている人がいたら、医師免許がないのに医者をやっているようなものです。
というわけで、仕事をしている方々の唯一の大きな味方、 それが「社会保険労務士」という方々なのです!
〔僕が「社会保険労務士を目指そう!」と思った理由〕
初めて見る方にとっては「難しそうな職業だなぁ…」と感じるようなものですが、
実際、僕自身も最初「社労士」を知ったときは、まったく同意見でした。
労働のエキスパート?
社会保険の専門家?
と、頭に「???」が浮かんでいる状態でした(笑)。
でも、今の時代、自分の身は自分で守らなければなりません。
国や周囲が助けてくれることなんて、所詮、限界があります。
世の中から受け得る、見えない攻撃を避けよ。知識という武器を携えて、自分の身を守る。【時々、まわりみち。】
まだ実際に社労士の仕事に携わっているわけではないですが、
毎日頑張って働いている方の助けになる、というのが僕にとって非常に魅力的でした。
個人的に、社会人1年目を地を這うような思いで乗りきったからかもしれません。
だからこそ、まだまだ他にも「働く」ことで苦労されている方は山ほどいると思います。
そういった、大きな目的はあるものの、もう1点「社労士」に感じた魅力があります。
それが、「企業」と「個人」のどちらの手助けできる点です。
細かく挙げればキリがありませんが、いわゆる労働関係と社会保険関係について、
企業からの依頼も個人からの依頼も承って、問題を解決することができるのです。
もちろん、その科目その科目によって得意、不得意はありますが、
「個人」、そして「法人」、ひいては「国」の役に立つことができるのです。
そう考えると、
社会保険労務士という仕事に対してワクワクしませんか?
〔社会保険労務士の試験の概要〕
試験は年に1回あり、毎年4月中旬の時点で施行されている法令に基づいて出題されます。
なお、出題される科目と出題数は以下のとおりです。
- ①労働基準法(7問):〔選択式〕1問
- ②労働安全衛生法(3問)+徴収法(3問):〔選択式〕1問(徴収法は除く)
- ③労働者災害補償保険法(7問)+徴収法(3問)):〔選択式〕2問(徴収法は除く)
- ④労務管理その他の労働に関する一般常識(5問)+社会保険に関する一般常識(5問):〔選択式〕2問
- ⑤健康保険法(10問):〔選択式〕1問
- ⑥国民年金法(10問):〔選択式〕1問
- ⑦厚生年金保険法(10問):〔選択式〕1問
上記の10科目のうちから、択一式と選択式という形式で出題されます。
択一式と選択式については、以下のような出題形式になります。
①択一式
各問題にAからEまで5つの選択肢があり、その中から「正しいもの」、
または「誤っているもの」を1つだけ選択してマークシート用紙に解答します。
択一式の解答時間は3時間30分で、1問あたりの所要時間は3分間程度です。
また、受験者の増加とともに、試験問題自体が長文化してきました。
合格率は、全70問のうち6割以上の正解することが必要(70点満点で42点以上)であり、
かつ、各科目につき最低4問以上正解することが必要といわれています(年ごとに難易度の変動あり)。
②選択式
全部で8問出題され、平成11年度までは記述式でしたが、受験者の増加により選択式に変更されました。
各科目について、文章中のAからEの5箇所の空欄に適当な語句または数字を解答用紙に記入する穴埋め式で、
選択式の総所要時間は80分間で、1問あたりの所要目安時間は10分間程度です。
合格率は、8問すべてについて5箇所の空欄のうち4箇所または3箇所の正解が必要といわれていますが、
難易度が非常に高い場合には、1箇所や2箇所しか埋められなくても合格しています。
【まとめ:社会保険労務士の勉強によって知見が広がり、資格によって職業の選択肢の幅が増える!】
これまで、社会保険労務士という仕事について、そして、
いかにして僕が社労士を志したかについて述べてきました。
まだ、社会保険労務士のスタート地点にすら立てていない段階ですが、
自分なりにイメージをしてみて、その情報について発信させていただきました。
このような魅力的で崇高な職業であるにも関わらず、
あまりにも、社労士の仕事内容を理解している方が少ないという印象です。
今の時代、本当に誰もが楽しく生き生き働ける世の中であるべきです。
そして、誰もが自分の仕事に誇りを持って働かなければならないと思います。
それを実現できるのが、社会保険労務士で勉強する法律という武器、また、
「社会保険労務士」という職業人の方々であると感じています。
このような、幸せに働けるような環境を、まず日本から創りあげたいものです。
そして、いずれは世界中で「仕事」の見方が変わればなぁ、なんて思います。
今の日本では、働き方改革関連法案の議論が白熱していますが、 企業人だけではなく、
自営業やフリーで働いている方など、万人にとって有益であってほしいものですね。
…とまぁ、話が少し脱線してしまいましたが、
社会保険労務士の勉強で知見が広がり、資格を取ると自身の働き方の選択肢が広がります。
ですので、いま働き方で悩んでいる方などは、ぜひ一度、
社労士という職業について検討してみてはいかがでしょうか?

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それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平