時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

理論武装ではなく、直感的に行動すれば人生が変わる。直感の源泉である、脳内データベース「無意識」を信頼して生きる。

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どーも。日中平均温度が5℃前後の札幌にて着々と冬支度を進めております、公平です。

 

 

 

さてさて本日は、直感にしたがって行動するということ、

さらにはその先にある「無意識」ということについて、少しお話しできればと思います。

 

 

 

【直感=記憶の定着×経験】

 

そもそも、「直感(Intuition)」とは何なのでしょうか?

まぁ簡単に言ってしまえば、理屈によるものでなく感覚によって物事を捉えるということですね。

 

 

この直感力に頼ることは非常に重要なことで、

かのApple社の共同設立者の一人であるスティーブ・ジョブズも、直感の大切さを以下のように語っています。

「あなたの時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることになるのだから。その他大勢の意見という雑音に自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も重要なのは、自分の”心と直感を信じる勇気”を持つということだ。どういうわけか、、心や直感はすでにあなたが本当になりたいものを知っている。それ以外のことは全て二の次でしかない。

 (引用:直感”を信じる勇気を持て – Direct NOW! – Mediumより)

 

medium.com

 

 

 

そのほか、将棋界のレジェンド・羽生善治さんも直感の大切さを、以下のように語っています。

「たとえばひとつの局面で、「この手しかない」とひらめくときがある。100%の確信をもって最善手が分かる。論理的な思考が直感へと昇華された瞬間だ。 (中略) 直感は、本当になにもないところから湧き出てくるわけではない。考えて考えて、あれこれ模索した経験を前提として蓄積させておかねばならない。また、経験から直感を導き出す訓練を、日常生活の中でも行う必要がある。もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感なのだ。

 (引用:『直感力』(PHP新書)より)

 

直感力 (PHP新書)

直感力 (PHP新書)

 

 

 

 

このように、まだまだ紹介できていない言葉はたくさんありますが、

いかに過去の偉人方が直感というのを大切にされているかが分かります。

 

 

 

でも、意外と勘違いしがちなのですが、直感は決して0(ゼロ)から生まれるものではないということ。

要は、過去の記憶と経験をベースにして直感力が形作られているのです。

 

 

上記のスティーブ・ジョブス、羽生善治さん含め、

自分が培ってきた記憶や今までの経験が直感に大きな影響を与えていることを知っていました。

 

だからこそ、経験を積み重ね直感の精度を上げることに注視していたのです。

 

 

 

 

 

直感を磨く方法で大切なのは、繰り返しの行動による経験しかありません。

 

しかし、これだとあまりにもぶっきらぼうなので(笑)、

直感を磨くスピードを加速させるのは、 記憶の定着度(=理解の深さ)も必要であるということです。

 

 

これが、後に述べる「無意識」のデータベースを増やす作業に他ならないのです。

 

 

 

たとえば、自分の脳内を図書館だと思ってみてください。

 

これが、棚に本がなくスカスカな状態であったら直感力が働くはずがありません(笑)。

そんな状態でバンバン直感力が働くのは、ほんのひと握りの天才と呼ばれる人でしょう。

 

しかしながら、そんな天才になるために努力をしたってしょうがないので、

脳内の図書館にひたすら本を増やす(=インプット)作業を行う必要があります。

そして、コレクションした蔵書を読んでいく(=アウトプット)作業も必要です。

 

 

 

このように、「記憶」と「経験」のかけ算によって直感の精度が高まっていくのです。

 

 

 

【脳内の経験データベースである「無意識」を信頼する】

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これまで直感ということについて触れてきましたが、次にキーワードになるのが

「無意識」という言葉です。

 

 

 

この「無意識」という言葉ですが、日常で使う機会も多いのではないでしょうか?

他人から指摘されて「あ〜無意識にやってたわ!」とかなんてしょっちゅうですよね(笑)。

 

 

 

 

 

ここで少し難しい話ですが、心理学的な「無意識」について話したいと思います。

 

 

そもそも、この「無意識」という言葉は精神分析の祖・フロイトの提唱した概念です。

 

人間の心が海に浮かぶ氷山であるならば、意識している世界は氷山の一部でしかなく、

海面下には氷山の90%ほどの「無意識」という領域があると考えたということです。

 

 

図解すると、こんなかんじです。

↓↓

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 (引用: 『なぜ「正論」を言われるとムカツクのか』SBクリエイティブOnline より)

  

online.sbcr.jp

 

 

 

上図のように「無意識」の領域には、論理的に説明できないような願望だとか欲望がウヨウヨあります。

逆に、人間は海面上の氷山の一角(たった10%ほど)しか意識できていないと言うのです!

 

 

 

 

 

さて、それでは一般的な「無意識」に話を移していきましょう。

 

この「無意識」は人生の中でも非常に重要な概念になり、

もしこの恩恵というのを仮に日常で受けていないとなれば、生きるのがしんどくなります。

 

 

 

 

 

たとえば、朝起きてからの行動を考えてみれば分かります。

 

 

朝起きて、顔を洗って、身支度して、朝ごはん食べて、歯磨いて、家を出て、…

この一連の行動を意識して毎日過ごしている人はなかなかいないのではないでしょうか?

 

それこそ、こんな細かいことを意識して朝から過ごしてたら、すぐに脳がキャパオーバーになります(笑)。

 

 

 

そこで、先ほどの心理学的「無意識」ではないですが、

無意識の領域が大多数を占めていることを考えてみれば活用しない手はありません!

 

 

 

 

 

どんなことであれ、あなたが見たもの、聞いたもの、感じたことなどは、

無意識という大量記憶装置にストックされ引き出しが増えていきます。

 

そして、ここからが重要です。

その蓄積された無意識データベースはあなたにとって必ず正しいものなのです。

 

 

 

どういうことかと言うと、無意識に蓄えられる情報は、それこそ「無意識」に取捨選択されインプットされていきます。

この経験した情報がすぐに役に立つことはなかなかありませんが、ふとした瞬間に突然に引き出されます。

 

言ってみれば、この繰り返しにより経験が積まれ直感力が鍛えられるのです。

 

 

 

そして、この「無意識」データベースを管理しているのは自分というシステム(管理体系)です。

だからこそ、ここに蓄えられている情報は、必ずやあなたにとって役に立つものなのです。

 

 

 

そのため、漠然と「自分」を信じるというよりも、

「無意識」を信じるという方が具体的で科学的な根拠もあり信用できるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

では、最後にこんな言葉で締めたいと思います。

自分で無意識にやっていることを、もっと意識しなければならない。 by イチロー

 

 

当たり前ですが、無意識を信じることは簡単ではありません。

だって、無意識は自分で「意識」することが「無」いものですから。

 

 

だけど、無意識なことを意識する…いわゆる「無意識の意識化」が、

自分の人生を良い方向に導くか、悪い方向に導くかの分かれ目になります。

 

そのことを知っている人が、後に結果を残すようなスターや偉人になっていくのだと思います。

 

 

 

この「無意識の意識化」については、以下の記事が面白くタメになるかと思います。

 

ameblo.jp

 

 

 

 

 

なお、「無意識」についてもっと知りたい、知見を深めたいという方は、

ぜひ、以下の本なども手に取って読んでみてくださいね。

 

無意識はいつも正しい

無意識はいつも正しい

 
なぜかうまくいく人のすごい無意識

なぜかうまくいく人のすごい無意識

 
無意識さんに任せればうまくいく (PHP文庫)

無意識さんに任せればうまくいく (PHP文庫)

 
しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する

しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平