時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

やっぱり「現代は『人間至上主義』なんじゃね?」という話。

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どーも。人生2回目の京都旅行に興奮が未だ醒めやらぬまま、公平(@kohei_nagura)です。

 

 

 

さてさて、本日は【現代は「人間至上主義」である】という話をしていきます。

 

 

 

【『人間至上主義』から『データ至上主義』に変わりつつある!】

 

まずは、『人間至上主義(ヒューマニズム)』とは何なのかという話からスタートします。

 

 

…とはいえども、読んでそのまま

「人間」が中心となり全生物の中で「至上」であるという「主義」

ということですね(笑)。

 

まぁ、要は「人間に最大の価値を置く」という考え方です。

 

 

 

これには、

「いやいや!自然界のバランスを考えたら人間が上というのはオカシイ!」

「むしろ文明を築いた人類社会なのに戦争がなくならないとか…ヒドイ!」

というような反対意見が多くあります。

 

 

ですが、そんな反対意見を覆すかのように最近「◯◯至上主義」が変わりつつあります。

この主義とは…「データ至上主義」というもの。

 

人間至上主義が世界観を神中心のものから人間中心に変えることで、神を主役から外した。データ至上主義が世界観を人間中心からデータ中心に変えることで、人間を主役から外すかもしれない。

 

ホモ・デウス 上下合本版 テクノロジーとサピエンスの未来

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そもそも世界の歴史をふり返ってみると、中世ヨーロッパでキリスト教が勃興した際に、

「『神』の言うことが絶対である!」というように考え方に大きな変化が生まれました。

 

この時代から近代まではずーっと『神至上主義』だったわけです。

 

 

 

しかしながら、その主義を180°グルンとひっくり返すような存在が出てきたのです。

それが、ご存知そこのアナタも恩恵を受けている「科学」というもの。

 

この「科学」が生まれたことにより、

「あれ…?これまで『神』の思召しだと思っていたことが『科学』ですべて解決できるようになってきたんじゃね?」

と徐々に風潮が変わってきたのです。

 

 

そして、現代では「ほとんど『科学』で謎が解決できるじゃ〜ん!」というように、

すべては「科学の生みの親」である人間が中心の『人間至上主義』になったワケです。

 

 

 

ただ、ここ数十年でまたもや大きな大きな変化が起きています。

 

あまりにも『科学』が発展しすぎて、多量の『情報』に人間が惑わされるようになったのです。

それが、ここで急速に発展してきたイデオロギーが『データ至上主義』です。 

 

 

 

 

もしかしたらアナタも経験ありませんか?データに乗っ取られつつある経験は?

 

たとえば、「美味しいごはん屋さんに行きたい!」と思ったとき「食べログ」などで調べて『情報』を得ると思います。

これが、たとえ友達から「ここイイよ!」と言われてもレビューが【☆2.5】とかだったら行かなくないですか?(笑)

 

 

仮に、『神至上主義』の昔ならば「あ〜神さま!どうか美味しいお店が見つかりますように!」と神頼みしていたかもしれません。

(まぁ、よくよく考えてみれば『神至上主義』の時代だとしても、神頼みなどせずどこかから情報を得てくるかとは思いますが…)

 

 

 

このように、「データ=(絶対的に信頼できる)神!」のようになってきてしまっているのです。

(ちなみに、世の中「絶対」なんてものはありません。「相対」的な近似値があるだけです。)

  

www.life-travel-consultant.com

 

 

 

 

さらには、いまの時代になると「GAFA」という巨大IT企業の勃興により「データの重要性」が増してきています。

 

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

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個人的にも、Apple Watchを使いだしてから「あ〜…データに支配されつつあるなぁ」と感じます。

なぜなら「カロリー」「心拍数」など測ってApple Watchが運動の提案をしてくれるからなんです!

 


Apple Watch Series 4 — 腕に導かれて — Apple

 

 

 

 

 

ただ、なんだかんだで『データ至上主義』にはならず『人間至上主義』であり続けるでしょう。

 

では、その

なぜ『人間至上主義(ヒューマニズム)』がずっと残り続けるのかということを考えていきます。

 

   

 

【この先もずっと、やっぱりヒトが中心『人間至上主義』。】

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ここまで、

『人間至上主義』にいたるまでの歴史、また『データ至上主義』にとって変わられつつある

という話をしてきました。

 

 

 

ただ、このままITが普及しまくり機械に乗っ取られる時代が仮に来たとしても『人間至上主義』は残り続けます。

 

その大きな理由が…

結局みなが人類の存続を第一に考えるようDNAにプログラミングされているからです。

 

 

 

 

 

たとえば、最近「オーストラリアで大規模な森林火災がありコアラが絶滅の危機にある」というニュースがありますが、

あれは自分を含め「救ってあげたい!」と思うのは「自然体系がくずれ人間にも被害がある」と無意識に感じているからです。

 

もちろん、そうではなく「目の前に弱っているコアラがいたら助けてあげるのが当たり前だろう!」という反論があるとは思いますが、

逆に「自分の命を捨てるリスクを冒してまで目の前のコアラを助けない」という意見も当然あることかと思います。

 

 

 

そこのアナタ!果たしてどちらの考えでおりますでしょうか?

 


炎の中からコアラ救出 オーストラリアの森林火災収まらず

 

 

 

いずれにせよ、とにかく大事なことは現代は(そしてこれからも)『人間至上主義』であり続けるということです。

 

明日すっごい大きな大きな隕石が落ちてきて人類みな全滅したとしたらどうでしょう?

その後の世界は誰のための世界になるのかと考えたら謎が残るのではないでしょうか?

 

 

 

「資本主義」

「愛国主義」

「無政府主義(アナーキズム)」

「理想主義」

「現実主義」

「自然主義」

「合理主義」…

 

このように数多くの主義思想がありますが、ここに挙げた主義がすべて

ヒトに価値を置く『人間至上主義』になっているのです。

(そもそも、この「◯◯主義」というコトバを生み出したのも人間です(笑))

 

 

そして、ダーウィンの進化論的立場から見ても「変化できる者が生き残る」ということで、

生物が生きやすいように変化して人間も例にもれず生きやすいように進化してきたわけです。

 

利己的な遺伝子 40周年記念版

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これからの未来を考えると「データ至上主義」になる可能性があると考えられると言いましたが、

それも結果としてデータを利用して価値を得ようとする『人間至上主義』に帰結するのです。

 

 

あくまで考え方は人それぞれなので今回の話は参考までにしてもらえればと思いますが、

『人間至上主義』で物事を考えてみると意外と人生ラクに生きれるかもしれませんね!

 

 

 

 

 

 

  

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平