どーも。この連休中に2回も秋の蚊にさされてショゲモン、公平(@kohei_nagura)です。
さてさて、いきなりですが質問でございます。
あなたは、どこかで「創造的回避」というコトバを聞いたことはありますでしょうか?
これは言いかえれば、『クリエイティブ・アヴォイダンス(Creative Avoidance)』とも呼んだりもするのですが、
無意識に変化を拒否ること、つまり簡単にいうと「言い訳して先延ばしにしてしまう」ことが『創造的回避』です。
ということで、そんな本日は、
「創造的回避(クリエイティブ・アヴォイダンス/Creative Avoidance)」というテーマでお話したいと思います。
「すぐ『できない理由』を探しちゃうんだよなぁ…」と悩んでいる方は必見です!
【無意識の『創造的回避(creative avoidance)』で人生の70%ほど損してる説】
では、さっそく冒頭で出てきた専門用語風のコトバたちに「ムズし…」となっている方もいらっしゃるかもですが、
今回のテーマである『創造的回避(クリエイティブ・アヴォイダンス)』は、実はそんな難しい話でもありません。
というのも、つき詰めれば
「ヤなことって無意識に避けちゃうよね〜」ということに尽きるからです。
たとえば、中学生や高校生のときにイヤイヤながらに学校で行なっていた勉強。
これ個人的にも強く感じているのですが、仕事で塾にて生徒たちの指導をしていると、
勉強せず勝手にケータイをいじったり、またうわの空の顔をしている生徒の多いこと。
んまぁ、そりゃ考えてみれば当たり前です。
だって、なぜ勉強にやる気にならないのかというと…つまりは勉強をやりたくないからです。
「ふん…まったくこれだから子どもたちは甘いんだよな〜!」とドヤ顔している、そこのアナタ。
これ、たまたま生徒にとっての「勉強」の例がとてもわかりやすかったのでとりあげてみましたが、
いってしまえば、大学生であろうが社会人であろうがまったく同じことだと気づくはずです。
おそらく、ほとんどの大学生が毎回の講義にきちんと出席してノートをとり自分の頭で考えて教授の言葉を考えて、
さらには、期末試験では好成績、しかもレポートも直すところがないくらい完璧…なんてことはないでしょう(笑)。
もちろん、なかにはそのような学生さんもいるかとは思いますが、だいたいが「アルバイト」「部活・サークル」
「友達との遊び」「彼氏彼女とのデート」…などなど、それぞれの好きなことに大いに時間を割くはずです。
また会社にお勤めの社会人の方々にとっては、「あぁ〜仕事ダリぃな〜」とネットサーフィンしながら小声でつぶやき、
そして部長さんが後ろを通るやいなや、さっと社内メールの画面にして「仕事やってますよ!」風を装うことでしょう。
(あ!もちろん全部が全部こんな会社だったら日本はヤバくなるので「ドキッ!」と心当たりのある方はご注意を!笑)
…というわけで、このように『創造的回避(クリエイティブ・アヴォイダンス)』は非常に身近な現象なのです。
なぜなら、これは「脳が無意識にヤなことを回避している」から。
つまりは、いくら抗おうと「逃げの天才である脳」がそうなのだから仕方のないことなのです。
ただ、だからといって「そか〜…脳にそんな『創造的回避』の機能が備わってるならしゃーないよね…」と諦めては実にもったいない。
それは、人生の70%ほどを損しているといっても過言ではないです!(と勝手に思っている)
というのも、
無意識に変化を回避する理由を考える『クリエイティブ・アヴォイダンス』が続くと悪しき「習慣」になってしまうからです。
では、
いったいどうしたら『創造的回避』のワナから逃れられるのでしょうか?
【脳は「逃げの天才」なんだから、逃げさせないようにすればいいだけ。】
先ほどもいったように、
よくも悪くも脳は「やらずに済む言い訳をクリエイティブに創り出す」という能力に長けています。
すなわち、「脳は逃げの天才」なわけです。
そんな天才に気合い入れて挑んでも、当然ですが負けるだけです。
まぁ、でもこれって考えてみれば「そりゃそうか」ってかんじなんですが、
その理由が【脳にとっていちばん大切なこと=生き延びること】だからです。
これは人間に限らず他の生物にもいえることなのですが、脳が死んでしまうと「脳死」、
日本の臓器移植法では、臓器を提供する意思がある場合に限って「脳死を人の死」とします。
(この議論は医療倫理的に難しく今回のテーマとは大きく外れてしまうので割愛いたします)
要は、そのような無意識下で回避するようなプログラミングが脳になされていないと、
生物学観点からダーウィン的に見れば生物進化の過程で淘汰されていってしまうのです。
だから、
「脳がヤなことを回避していることはフツーな状態」なわけです。
じゃあ、そんな
「逃げの天才」の脳にどう対処して『創造的回避』の力を弱めればいいかですよね?
それは、ただただ「逃げさせないようにすればいいだけ」です。
「…???」というかんじだと思いますので、より詳しく説明していきます。
これ実は過去の記事でも少しお話しているのですが、まずは
「ホメオスタシス(恒常機能)」ということについてお話させていただきます。
どんな過去の英雄や起業家の方を見てみても、最初はスモール・ステップから始めているのです。というのも、科学的な根拠もあり、人間はホメオスタシス(恒常性)が働いているからなのです。
「…ホメオスタシス?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ぜんぜん簡単な話で、居心地の良い場所から急に180°環境の違う場所に行ったとしたらソワソワしちゃいますよね?これと一緒で、人間の脳というのは「恒常性」があり「同じ状態を続けていたい!」という機能があるために、いきなり大きな目標に一気に近づこうとすると身体が拒否反応を示してしまうという状態になってしまうのです。
だからこそ、その「ホメオスタシス(恒常性)」を欺き気づかせないためにも、まずは「小さなことから変えてみる」が非常に重要になるのです。
これから、なにか新しいことを始めたいとか自分を変えていきたいと思ったとしても、
脳の「ホメオスタシス(恒常性)」があるからこそ現状維持を好んでしまうのです。
したがって、それをやらないための言い訳だけを「いや、天才かよ」というくらいに脳が思いつくわけです。
勉強しなくても「まぁ将来つかわねーし」だとか、仕事しなくても「どうせ自分以外の誰かがやるし」だとか。
これこそが、ここまで散々いってきた『創造的回避(Creative Avoidance)』なわけで、
「脳が逃げの天才である!」と口がすっぱくなるくらいに言い続けてきたことです(笑)。
じゃあ、そんな「逃げ天才」の脳を逃さないようにするためには「逃げさせなきゃいい」、
つまるところ、「脳がやりたいことを自由にやらせておけばいい」ということになります。
もっといってしまえば、
「本心からやりたいことだけやる」(=「いまを生きる」)
という発想でいけばいいのです。
「これでいいのだ」と言う境地は、英語では「Being Life」と表現される状態。簡単にいえば、「いまを生きよ!」ということですね。
(中略)
つまりは、「これでいいのだ。」という名言は「いまを楽しむ」ための素敵なコトバなんですよ!
www.life-travel-consultant.com
英語でいうと「Being Life」の状態、すなわち「あるがまま」の状態にさせておくのがいちばん良いのです。
これ脳に限った話でもないんですが、なぜ脳でもヒトでも逃げたくなるかわかりますか?
それは、その脳なりヒトなりを縛っているから。
自由がなければ逃げたくなるのも当然のことです。
そして、脳の『創造的回避』能力が日に日に強くなり最終的には悪しき習慣になる…
気づけば「ハッ!無意識に『できない理由』を探して言い訳してる…」ということになりかねません。
あなたのまわりでも、「それ俺(私)じゃないし」とすーぐ言い訳する人いませんか?
もうここまでくると完全に習慣化してしまっているので、なかなか救いようがないですね。
ならば、もともとのあるがままに脳に好き勝手してもらうのがイイでしょう。
ただ、もちろん理性がないと本能の歯止めがきかなくなるのでくれぐれもご注意を…(笑)。
この「やりたいことをやる」細かい手順については、ぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね!
www.life-travel-consultant.com
というわけで、自分の「逃げグセ」に嫌気がさし徐々に自信のなくなっているという方も、
「できない理由を探しているのは当然のこと!」と知り改善してみてはいかがでしょうか?
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平