どーも。5月の夏のような暑さに家のエアコンを急遽作動させました、公平(@Dray_0629)です。
さて、夏の足音が聞こえる今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか?
僕はというと、昨年まで札幌にいたのもあり最近の暑さのストレスからか、
明らかに1回の夜ごはんの量が多くなってきています(笑)。
そんなわけで、本日は、
《なぜ「過食」が起こるのか》および《その対策》についてお話したいと思います。
【「過食」の裏にある身体からのSOS】
そもそも、「食べすぎ」はなにが原因で起こってしまう のでしょうか?
とにかく、美味しい美味しいごはんを食べることは幸せ以外の何者でもないから…
まぁ仕方ないっちゃあ仕方ないですよね(そんな甘い考えが太る原因!(笑))。
ただ、そんな「食べすぎ」に関して、いろいろな説はあるものの、
大きな原因はストレス だといわれることが多いみたいです。
簡単に言ってしまえば、「脳の暴走」を止められていないということなんですね。
慢性的な「過食」に悩む方の多くは、
結局は脳への栄養が足りていない のです。
すべての身体の栄養基礎となるタンパク質を摂取するようになれば、
「過食」の裏にある身体からのSOSは自然に消えていくようになります。
ちなみに、タンパク質摂取には「プロテイン」がとても助けになります。
以下の記事の中で紹介していますので、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね!
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そして、これら脳の栄養素ということを考えたうえで、特にこの「食べすぎ」タイプの特徴として考えられるのは、
なにに対しても「不安」を抱きやすい人 ということがわかっています。
この点については、メンタリストのDaiGoさんの記事がすごく参考になります。
マギル大学をはじめとする研究により、ストレスが起きても食べ過ぎてしまう人とほどほどの人がいます。その違いは何なのかということが調べられています。ストレスにより食べ過ぎてしまう人はそうでない人に比べて何が違うのかということを70件の論文(データ数としては19470人分)をもとに調べたメタ分析です。その結果、性格によるということが分かっています。特定の生活スタイルを持っている人はストレス食いが起きやすかったということです。 ストレス食いを起こしやすい人はいわゆる不安型の愛着スタイルを持っている人でした。
(中略)
不安型というのは、人に嫌われるのを恐れて常に相手に嫌われているのではと心配してしまうタイプです。嫌われたくないという気持ちがとても強いので依存的になってしまったり恋愛関係でも熱しやすく冷めやすいという特徴があります。 高いレベルの相関があるというわけではありませんが間違いなく影響があるというレベルでの相関が確認されています。 不安型は人間関係において自分に自信がないので嫌われるのではと常に考えてしまい、その結果相手に対してのめり込んでしまうようになります。そして一度何かトラブルがあるともうだめだ嫌われたと離れて行きます。このような熱しやすく冷めやすい関係を作りやすい特徴があります。 この研究ではストレス食いのデータしかありませんがストレス飲みも同様なのではと推測できます。 一番恋愛が続きにくいタイプでもあります。
結局は、
「不安」というネガティブな感情に対処できていない(=「ストレス」対策が乏しい)ことが原因で「過食」になるのです。
それでは、「過食」の根本原因である「ストレス」にうまく対処するにはどうしたらいいのでしょうか?
【セキュリティープライミングでストレス解決!】
では、そんな「過食」の原因であるストレス対処について考えてみましょう。
これまた、DaiGoさんの記事に書いてある方法で、
セキュリティープライミング という方法が「過食」に対し非常に有効です。
自分がネガティブな感情に対処できているようなふりをするということです。ネガティブな感情に対して自分は対処できていなくても対処できているんだというふりをします。これをすると自分のメンタリティが変わって、あたかも自分がストレスを処理する能力が高いかのように振る舞うことで実際に処理する能力も上がっていきます。 不安型でストレスを感じやすい人は、そのせいで他人との関係がなくなっていくことが危険です。一番危険なのはストレスを感じているかどうかではなくてストレスを感じることによって他人との関わりや応対が変わってしまうということです。ですから、その一番大事な他人との関わりだけは何もないかのように振る舞いましょうということです。 これにより、自然と他人への親切などの人との関わりを深める行為が増え、意外と自分の周りには自分を助けてくれる人がいて自分は嫌われていないということも感じるようになって不安型の傾向が薄まっていくとされています。 辛い時こそ人と関わるようにしたり他人に親切にするということをすると他人との関係性が良くなり結果として自分自身のメンタリティが変わっていくということです。
みなさんは、セキュリティープライミング中の「プライミング効果」という言葉は聞いたことがありますか?
プライミング効果とは心理作用のひとつで、
人は「無意識」に誘導されているという効果 のことです。
この無意識については、以前に書いた記事があるので参考に見てみてください!
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ちょっとだけ専門用語で説明させていただくと、プライミング効果とは、
言葉の認識による先行刺激(プライム)が、後の行動(ターゲット)に無意識に影響を与える効果 のことです。
たとえば、よく見かけるCM(最近はYouTubeの合間のCMも多いですね!)を例に考えてみると、
チラっと商品を見た瞬間に、「あ〜これ良さげ…」なんて無意識に考えてしまうことありますよね。
まさに、これこそが「プライミング効果」であり、
イメージしてしまうと後は「そのことしか考えられない状態!」になってしまうのです!
(こう見るとある種の催眠術みたいで…悪用されちゃう可能性もあるような心理効果ですね…こわい(´;ω;`)(笑))
「プライミング効果」については、以下の記事がわかりやすく参考になると思いますので、
プライミング効果を日常生活に応用するために、ぜひ一度お目通ししいただければと思います!
ということで、話を元に戻しますと、
自分を守るための「セキュリティー」と心理作用のひとつ「プライミング効果」を合わせた「セキュリティープライミング」が「過食」についてのストレス対処には有効 なのです。
要は、「自分がネガティブな感情に対処できるスゴい人物だ!」というように自己暗示をかけてしまう のです。
そうすることで、自然とポテチに手を伸ばしていた…なんてことは完全になくなるはずです!(笑)
先ほども述べたように、「過食」の大きな原因は「ストレスに対処できず不安になること」にあります。
特に、人に嫌われるのを恐れる不安型タイプの方はなおさら です。
そんなわけで、食べすぎで悩んでいる方々は、
きちんとした食生活を送るためのヒントとして「セキュリティープライミング」を日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平