時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

【WOOPの法則】ポジティブ思考とネガティブ思考、はたしてどちらになるのが正解?

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どーも。最近のマイブームは週に1回クリスプ・サラダワークスに行くこと、公平(@kohei_nagura)です。 

 

note.com

 

 

 

さてさて本日は、

ポジティブとネガティブにまつわるひとつの誤解について、ある法則を用いながらお話させていただければと思います。

 

 

 

ネガティブに悩んでいる方は必見です…!

  

 

 

【目次】

 

 

  

【キミは、ポジティブとネガティブどちらになりたいかい?】

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さっそく質問。

あなたは、なれるならポジティブネガティブどちらになりたいですか?

 

 

まぁお察しのとおり、この質問をすると百発百中で「ポジティブがいいです!」という回答が返ってきます。

というか、「いやぁ〜、自分はネガティブがいいかなぁ…」なんて人は過去ふたりしか出会ったことがありません(笑)。

 

 

 

このように考えると、あなたは心のどこかで

ポジティブ=善

ネガティブ=悪

  

のように無意識に思っていることがわかるでしょう。

 

 

実際、「もっと前向きになれよ!じゃないと成功しないぞ!」なんて言葉が飛び交っている時点で、

もう世の中は「ポジティブに考えることこそ正義!」という風潮がはびこっていることは否めません。

 

 

 

もちろん例にもれず、僕自身も

「ポジティブ思考は至高」(なんかダジャレみたいなっちゃってスミマセン)

と思ってた時期がありました。

 

 

…ということは、「ありました」と過去形になってるというのは、もちろん現在は違うということ。

すなわち、「ポジティブだけじゃなくネガティブな要素もヒトには必要だ」ということなのです。

 

 

 

【「ポジティブ=善」をくつがえすWOOPの法則】

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では先ほどの話の続きで、あなたは『WOOP(ウープ)の法則』というコトバを聞いたことがありますでしょうか?

 

www.youtube.com

 

 

 

「WOOPの法則」とは、

Wish(願望)

Outcome(結果)

Obstacle(障害)

Plan(計画)

 

という、4つのステップの頭文字をとってつなげたものです。

 

 

この法則はアメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士によって提唱されたものなのですが、

これら4つのステップに沿って行動していくことで目標の達成率を高めることができるという法則です。

 

 

 

 

 

それでですね、なんでポジティブネガティブの話で『WOOPの法則』をご紹介したかというとですね、

この『WOOPの法則』によると「ポジティブ思考はジャマだから捨てなさい!」と言っているのです。

 

 

 

 

おそらく、みなさんが目にしたことのある目標達成に関する法則というのは、

ほとんどがポジティブシンキングをベースにしているのではないでしょうか?

 

この点、アメリカの心理学者たちが「ポジティブによるハイテンション」は意味がないということを明らかにしました。

 

 

 

そこで、ポイントになるのが『WOOPの法則』を利用して「ポジティブだけが『善』」という考えを改めること。

  

 

  

細かい説明については省かせていただきますが、今回の「ポジティブ」「ネガティブ」というテーマに沿ってお話すると、

大切なのは『WOOPの法則』の「STEP3:Obstacle(障害)」を意識できているかどうかということです。

  

実験によれば、減量プログラムに参加している25人の肥満女性のうち、「自分は体重が減らせそうだ」と思っていた女性たちの方が、「自分はあまり減量できそうにない」と考えていた女性たちよりも、1年後の体重は平均12kg重かった。片思いの相手がいる大学生103人のうち、将来その人と交際できるだろうと思っていた学生よりも、ネガティブな想像をしていた学生の方が、5カ月後の交際率は高かった。83人の男性大学院生のうち、職を見つけられる可能性を高く見積もっている人ほど、2年後に成功していなかった。

 

  

この実験結果からも考えられるように、「まぁなんとかなるっしょ!」というポジティブシンキングも大事ですが、

それと同時に、「ほんと大丈夫かな…」というネガティブシンキングも非常に大事だということがわかります。

 

 

なので、「あ〜…すぐ自分は何事もネガティブに考えちゃう…」という方は、

『WOOPの法則』的にいえば素晴らしい才能をもっているということになります。

 

 

 

【「ポジティブ=楽天的」「ネガティブ=堅実的」と考えることが大事!】

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それでですね、ここからは個人的な提案になるのですが、

この世界を「楽天」と「堅実」に分けた方がいいと思うのです。

 

なぜならば、この世の中「ポジティブな人間」「ネガティブな人間」で分けてしまうと、

冒頭の質問のように、ほぼ100%「ポジティブ=良いこと」の勘違いが生まれるからです。

 

 

 

なので、ネガティブなことを変にヘコむよりも

「つまりは『堅実家』ってことだから人よりもきっちりしてるってことね!」

というように解釈するといいでしょう。

 

  

当然、「楽天家」には楽天家なりのメリットが、「堅実家」には堅実家のメリットがあります。

 

そして、この要素をバランスよくミックスしてる方は正直もう最強なんじゃないかと個人的に感じています(笑)。

 

plaza.rakuten.co.jp

 

 

 

 

まず、この「楽天家(=ポジティブ寄り)」の特徴を考えると、

「好きなこと」に対する集中力は抜群

失敗しても立ち直りが早い

リスクをとった行動を取れるが飽きっぽい

  

などの考えの持ち主ですね。

 

まぁ、ひとことで言うと「明るく楽しい」のが楽天家です。(どこかの芸人さんみたいですね)

 

 

ただ一方では、集中力が長続きせず詰めが甘いことがデメリットとして挙げられます。

 

 

 

 

 

では、逆に「堅実家(=ネガティブ寄り)」はどうでしょう?

 

その特徴は、

作業を「手堅く」コツコツと進めることが好き

温厚で誠実で面倒見がよい

チームプレーが向いている

  

などの傾向が強いですね。

 

 

 

このパッと見は「ネガティブ」とは無縁な「堅実家」ですが、

なぜこの呼び方をしているかという最大の理由があります

 

それは、最大の特徴として「不安を感じやすい」という点があるからです。

 

 

 

これは当然といえば当然なんでしょうが、

コツコツ進める「堅実」ということは「未来への不安を感じる」からこその性質なワケです。

 

そういった意味では、

「あ〜明日は◯◯になってしまうかもしれない…」

「こんな結果になっちゃって将来が不安だ…」

など、過剰にリスクを恐れる結果になってしまうのです。

 

 

 

もうお気づきかもしれませんが、これを世間一般では「ネガティブ」と呼びます。

しかしながら、これは「日々コツコツ進める」がゆえの「不安」なわけです。

 

つまり、なにか「ネガティブ」というと「悪」というイメージがありますが、

「堅実家」という言い方に変えることで「善」なイメージに様変わりするわけです。

  

人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書
 

 

 

ということは、

なにごとも言い方ひとつで良くも悪くも変わりえるわけです。

 

 

なので、自分をネガティブだと思って悩んでいるそこのあなた、それは明らかに才能なんですよ!

逆に、ポジティブすぎて細かいミスをしまくっているあなた、それもひとつの大きな才能なんです!

 

 

 

ぜひ「楽天的」「堅実的」ふたつの特徴を考えつつ日常に活かしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

  

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

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