どーも。昼間は暑いけど夜は寒いために衣替えのタイミングを完全に見失い中、公平(@Dray_0629)です。
さて、あなたは日々、自分で納得いくような行動をしていますか?
なんとなくやる気が出ず、「なんでこんなことしてんだろう…」などなど、
自分の行動に対して後悔することも、たまにはあるのではないでしょうか?
そんなわけで、本日から2回にわたって、
「行動」に関する科学的アプローチと題してお話したいと思います。
【人生を変えるには…とにかくまずは行動を起こさなければならない!】
さて先日のこと、職場にて「行動の科学」についての研修がありました。
その際、行動科学的にみれば、
学習とは「個体の経験による行動の比較的永続的な変容」 というように教わりました。
まぁ…なんとなく難しい言い方ではありますが(笑)、要は
ちょいと長め(=比較的永続的)の視点で行動を変えていくということをして初めて「学習」といえるらしいのです。
しかし、今の仕事が塾講師ということもあり勉強に焦点をあてた内容であったものの、
「あれ?これって生徒だけじゃなく大人こそ考えるべき内容じゃないか?」と感じたのです。
よく「人生は学びの連続だ」という言葉を聞いたりするかと思いますが、
結局は、 行動が変わらなければ学習したことにはならない ということなんですね。
…と、ここまで見てみて「ピン!」ときた方もいらっしゃるかもしれませんが、
「行動する」ということこそが人生がプラスに変わるかどうかの分岐点になるのです。
つまりは、ザックリと最終的には「行動ありき!」ということですね(笑)。
ほら、「マネジメントの父」P.F.ドラッカーも「行動の大切さ」について言及しているじゃないですか!
最高の計画といえども、計画だけでは意図にすぎない。人材と資金を投入し、行動に移して初めて計画といえる。
(引用:『マネジメント(ピーター・ドラッカー)』より)
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では、この「行動」についてフォーカスしてみたときに、その前段階の脳内というのはどうなっているのでしょうか?
【やる気をドーパミンと結びつける】
では早速、ヒトが「行動」を起こすメカニズムを考えてみましょう。
…とその前に、脳内神経伝達物質「ドーパミン」についてお話ししたいと思います。
「ノルアドレナリン」「ドーパミン」という言葉をご存知でしょうか?これらは、脳内で情報をやり取りするために重要な神経伝達物質と呼ばれるものです。
(中略)
このように、脳内で情報伝達が行われるために必要不可欠なのが神経伝達物質です。ほかにも神経伝達物質はありますが、今日お話ししたいモチベーションという点では、「ノルアドレナリン」「ドーパミン」の2つが重要な役割を果たしているのです。 …では、この2つの神経伝達物質、どちらを活性化させた方が良いと思いますか?結論から言ってしまうと、ズバリ「ドーパミン」です。というのも、ドーパミン=幸せを感じるときに分泌される「幸福物質」だからです。
www.life-travel-consultant.com
以前の記事でも紹介させていただいているのですが、
幸せを感じるときに分泌される「ドーパミン」が特に活性化させるべきものです。
言ってしまえば、「快楽」こそが「行動」のすべての礎(いしずえ)なのです!
これを神経科学的には、難しい言葉で「報酬システム(報酬系)」と言ったりするのですが、
脳が報酬を得られると予感した際に、この報酬システムが作動しドーパミンが放出されます。
では、ここで考えるのが「どうやったらドーパミンが活性化するのよ?」という話なのですが、
これについては、『スタンフォードの自分を変える教室(大和書房)』の中で以下のように述べられています。
スタンフォード大学のマーケティング研究者らによれば、買い物客はドリンクやフードの試食によって、よけいにお腹が空いたり喉が渇いたりして、報酬を求める状態になってしまうのです。なぜでしょうか?それは、試食サンプルは無料(Free)であり食べ物(Food)であり、2つの大きな報酬の予感を結びつけるものだからです(これで魅力的な女の子がサンプルを差し出してくれたら、あなたは3つ目のFワード(Female)を口にしてしまうかもしれません!」。
(引用:『スタンフォードの自分を変える教室』(p178)より)
本書によれば、「3F」こそが報酬を求める原因 だと述べられています。
それが…「Free(お金)」「Food(食べ物)」「Female(異性)」です。
(今回の本書における例は、男性目線だったため「Female(女性)」という単語を本書では使っています)
たしかに、激安の商品を見つけたときは意味もなく買ってしまうこともありますし、
美味しそうなスイーツとか街中で発見してしまったら異様にテンションが上がりますよね!(笑)
このように考えると、 ドーパミンを放出させて「行動」を起こすメカニズムがボンヤリ見えてくるのではないでしょうか?
…というわけで、この「行動」のための「意志力」ということについては引き続きまた次回の『「行動」を科学的に考える②』でお会いしましょう!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平