時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

今年2018年を振り返り、逆風に吹かれ逆境を乗り越えて得たこと。

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どーも。グッと寒くなり「もう今年も終わりか〜」的な師走感に浸っています、公平です。

 

 

 

いよいよ、2018年も終わり・・・

と同時に、今年で「平成」も終わりですね。

 

 

僕なんかは平成3年生まれなので、 まさに「平成」の時代と一緒に生きてきた、といっても過言ではありません。

気付けば、新しい元号の時代に突入・・・そんな時代に立ち会おうとしていることが感慨深いです…。

 

 

 

ということで、

今年を振り返り「平成」の最後に感じたことをツラツラと綴ってみます。

 

 

本日は、私ごとが少し長めに続きますが、ご容赦くださいませ。

 

 

 

【2018年は変化の年、逆風が吹き荒れた年。】

 

とにかく今年は、ひとことで逆風が吹き荒れた変化の年と言えるでしょう。

日本は、いや日本だけでなく世界も、曇天が覆ったような一年だったように思います。

 

 

 

振り返れば、平成最後となる今年の漢字は「災」という漢字でした。

 


今年の漢字は「災」

 

これは、自然災害や人災が猛威を奮ったためだということです。

 

 

 

たしかに、地震や豪雨などの自然災害が記憶に残る年であり、

パワハラなどの、人間の不注意や怠慢が色濃く出ていた一年でしたね。

 

 

 

この「天災」「人災」については、以前に考えたことを記事にしております。

 

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しかしながら、災いがあって悲観視している場合ではありません。

逆風こそチャンスのときです。

  

「逆風は嫌いではなく、ありがたい。どんなことも、逆風がなければ次のステップにいけないから。」 - イチロー

「ときには嵐のような逆風が人を強くする。」 - 王貞治

「逆境-それはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯にきたえられてきた人はまことに強靭である」 - 松下幸之助

 

 

  

数々の偉人や成功者が逆境を糧にしていたように、

まさに今こそ良い方向に変わる最適な時期なのです。

 

 

来年の4月には新しい元号が発表されるとのことですが、

次の元号の時代は、明るい時代に近づくよう願ってやみません。

 

 

 

【もがき苦しみ、世界の中の小さな一点で抜け出せなかった日々。】

 

私ごとで非常に恐縮ですが、

2018年は27年間で生きてきて本当に一番もがき苦しんだ一年だったように思います。

 

 

「うつになり休職」

「学生時代から住んでいた札幌から拠点移動」

「期待されていた会社を退職」

「母の重篤な病気の発見」

「結婚を考えていた女性と破局」…

 

 

こんなにもライフイベントが一気に訪れ、自分ではひとつひとつ対処していたつもりでしたが、

潜在意識下では感情を抑え込んで容量がいっぱいいっぱいで、とにかくとにかくツラい年でした。

 

 

 

 

 

特に、うつについては自分なりに努力し見えないゴールの中もがき続けました。

 

 

 

先天的な「性格」という説があったり、誰でもなりうる脳の「病気」という説があったりしますが、

とにかく前向きにすらなれない現状を打破することができない自分に無力感を感じたのは初めてでした。

 

 

こんなにも、脳のスイッチの切り替えがうまくいかないものかと。

そして、これより先は人生は光に向かって進まなくなってしまったのだと。

 

 

 

 

 

でも、いま考えてみれば、あまりにも狭い視野で物事を捉えてしまっていたからなんですね。

  

さまざまな要因が重なり合い、自然の摂理にかなった必然の結果です。

まさに、「この世のすべての不利益は当人の能力不足」です(笑)。

 

 

「この世のすべての不利益は『当人の能力不足』」

 

昔ヤングジャンプで連載していた『東京喰種(トーキョーグール)』の一節なのですが、 この言葉の背景には、 主人公・金木研くんが拷問を受けていた際に、自分が弱いから不利益を被っていると感じたという体験があります。

僕は個人的に自分の座右の銘にしているほど好きな言葉で、この言葉は正しいと信じています。というのも、環境を変える勇気を持って行動に移せなかったのは、何を隠そう自分自身だからです。もちろん、人の力ではどうにもならないことや人智を超えるケースはあるとは思いますが、 自分が不利益を被っていることに対して、決して他人や環境のせいにしてはいけません。付き合う他人や周囲の環境を変えられない自分の責任です。

 (引用:同じことの繰り返しにうんざりしている人が変えるべきたったひとつのこと。なかなか自分が変わることができないと感じているあなたへ。【時々、まわりみち。】より)

  

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世界は広いのに、たったひとりの小さな小さな悩みでもがき苦しんでいた自分

そういう意味では、世界の中のほんの小さな一点でしかありません。

 

 

 

思い返せば、

このような「客観視」「俯瞰視」の難しさをものすごく強く実感した年でした。

 

 

【得る勇気、捨てる勇気。】

 

人は、現状維持に落ち着きがちな生き物なんです。

 

それが決して悪いということではなく、

人間の身体のはたらきとして当たり前のように備わっている機能ということです。

 

おそらく、大きな夢とか大志を抱いている人というのは何か大きなことを変えようと思っているはずですが、どんな過去の英雄や起業家の方を見てみても、最初はスモール・ステップから始めているのです。

というのも、科学的な根拠もあり、人間はホメオスタシス(恒常性)が働いているからなのです。

 

「…ホメオスタシス?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ぜんぜん簡単な話で、居心地の良い場所から急に180°環境の違う場所に行ったとしたらソワソワしちゃいますよね?これと一緒で、人間の脳というのは「恒常性」があり「同じ状態を続けていたい!」という機能があるために、 いきなり大きな目標に一気に近づこうとすると身体が拒否反応を示してしまうという状態になってしまうのです。

だからこそ、その「ホメオスタシス(恒常性)」を欺き気づかせないためにも、 まずは「小さなことから変えてみる」が非常に重要になるのです。

 (引用:やる気エネルギーが枯渇してしまい、叶えたい「夢」や「目標」に辿り着かないキミへ。【時々、まわりみち。】より)

 

 

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「なんだかんだ今も幸せだからいいや」

「政策がうまくいっているんだから変えなくていいだろう」

 

 

こんな感じで、基本的に今の現状を変えたくないというのが人間の性です。

 

たとえ多少の不満があっても、

人間の脳の構造上、 わざわざリスクを背負ってまで変えるようにはなっていないのです。

 

 

 

 

 

だからこそ、今年一年をとおして最も感じたことがあります。

それが、得る勇気、捨てる勇気、ということ。

 

 

普通に考えれば、「捨てる勇気」という言葉は馴染みはありますが、

「得る勇気」というのは聞き馴染みが薄いのではないかと思います。

  

この「得る勇気」は、僕が個人的につくりだした言葉ですので、

おそらく初めて聞くため違和感を感じる方も多いでしょう。

 

 

 

 

 

先ほど、ちょこっと述べた「ホメオスタシス(恒常性)」という言葉のとおり、

人は現状維持をするのが当然だと思い込むようになっているのです。

 

だって、環境によってイチイチ体温が変化していたら生物は絶滅しちゃいますもんね(笑)。

 

 

 

この機能が、人間の脳の中にも備わっているということなんです。

 

要は、これがあるからこそ何かを「得る」という行為を、実際は、

心の奥底では拒否して新しいものは必要ないと無意識に決断しているのです。

 

 

 

だからこその「得る勇気」

言い換えれば、「変える勇気」と言っても良いでしょう。

 

 

 

実は、「捨てる勇気」より「得る勇気」の方が難しいのではないでしょうか?

 

 

 

僕の場合も、先ほど書かせていただいたとおり、今年は失ったものが多かったです。

しかし、それは夢や目的に向かうための第一歩を「得る勇気」を持てたからだと感じています。

 

 

 

世界も「得る勇気」があれば、おそらく良い方向に進んでいくだろうなぁと思います。

そのためには、ひとりひとりが変わるための「得る勇気」を持つことが最初の一歩です。

 

 

 

来年は、きっと明るい年になります。

今年の「災」ムードも、大きく忘れるような年が続きます。

 

 

来年は、世界中の皆が笑顔で過ごせるような社会になりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平