ダボっと着れるユルめのワイド系の夏コーデに移行したいと思う今日この頃、公平(@kohei_nagura)です。
さて本日は、少し難しい用語が多くなってしまうかもですが、
「情報空間」ということをテーマにお話ししたいと思います。
【情報空間とは?】
まず早速ですが、みなさんは『インセプション(inception)』という映画を見たことがありますでしょうか?
ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人が最も無防備になる状態ー夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストである。コブが備えもつ類稀な才能はこの業界でトップレベルであり、裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。そんな彼に絶好のチャンスが訪れる。彼が最後の仕事と決めたミッションを果たすことさえできれば、かつての幸せな人生を取り戻せるかもしれないのだ。だがその任務はほぼ不可能に近い「インセプション」と呼ばれるものだった。今回は彼が得意とするアイデアを盗み取るミッションではなく、コブとその部下のスペシャリストたちで構成されたチームは強盗とは真逆の行為ーつまり 「インセプション」 とはアイデアを“盗み出す"のではなく他人の潜在意識に入り込み、ある考えを“植えつける"という最高難度、究極のミッションを意味する。これを成し遂げればそれこそ真の完全犯罪となりうる。しかしながら最高の技術を持ち、細心の注意を払って準備を行ったが、予測していなかった展開が待ち受けていたー。
(引用:『Amazon商品説明』より)
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おそらく「知る人ぞ知る」、だけどファンの人もめちゃくちゃ多いという(自分が勝手に思ってるだけ?(笑))、
クリストファー・ノーラン監督が脚本も手がけ、レオナルド・ディカプリオ主演、あの渡辺謙さんも出演している映画です。
この『インセプション』のなにがすごいって、「現実」と「夢」を行き来できるストーリーは結構あるものの、
これだけ「夢」の階層が多い映画はない ということ(夢が第1段階から第4段階まであります)。
…とまぁ、なぜこの『インセプション』という映画の話を最初にしたかというとですね、
この映画の重要なテーマは、今回お話ししたい「情報空間」だからなんですね。
「じゃあ、情報空間って何よ?」
っていう話になってきますが、この言葉の逆にあたるのが「物理空間」です。
この『物理空間』は、なじみがありイメージしやすいのではないかと思います。
たとえば、自分の身体や服などはもちろんのこと、目の前にある部屋の様子、
それから、手に触れているものなどは「その存在をリアルに感じれる物理的な存在」です。
それに対して『情報空間』とは、簡単に言ってしまうと、「情報でできた空間」つまり
「手で触れることができないものがある空間」=『情報空間』です。
具体的には、テレビのニュースだったり頭の中で考えていることなんかは決して触れることができないので『情報空間』ですね。
「そんな捉えどころのない触れられないものなんて世の中にありすぎるよ〜!」というそこのアナタ。
これからする話を聞けば、ちょっとは『情報空間』というものに対して臨場感がわく のではないでしょうか?
あ、ちなみに『インセプション』はAmazon Prime Videoで観ることができますので、
ぜひ気になった方は観てみてくださいね!(2019年7月29日現在、無料で視聴できます)
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【日本語や英語など「言語」だって『情報空間』にある】
では、「『情報空間』って他にはどんなものがあるの?」という話ですが、
わたしたちの住む世界で『情報空間』にあるものなんていくらだってあります。
たとえば身近なところで、私たちが普段から使っている日本語を含む「言語」です。
英語を日本語に翻訳して理解したつもりになっているのは、根本的な誤りです。英語は英語のまま理解しなければ理解ではありません。言語とは文化を背景とした情報空間です。そこで生み出される意味内容は、その文化・生活情報空間に依存します。
(引用:『1日10分!「英語脳」の作り方』より)
当たり前の話ですが、「文字」は手で触れることができないので『情報空間』の産物です。
この「文字(=言語・ことば)」について、生まれてこのかた使ったことのない人なんていないはずなので、
日々使っている言語のことを考えれば、いかに『情報空間』が身近なものであるかが理解できるかと思います。
ではここで、少しだけ「文字」がない生活というのをイメージ してみてください。
…どうでしたか?
もし仮に、この世界に「文字」というものがなくなってしまうと不便で仕方ないということがわかるかと思います。
だって、お腹すいたときに食べたいもの、飲みたいものすら伝えられず、
さらには好きな人に「好き」とか言えなくなっちゃうんですよ!(笑)
もちろん、そんな世の中は誰だって生きたいと思いませんよね。
と考えると、
「文字」を含む『情報空間』の運用能力(=情報リテラシー)を高めることが非常に大切な要素になってくるのです。
【文字空間を制すものは情報空間を制す、つまりは人生を制す。】
では、この『文字空間』をうまく乗りきれるようになれば『情報空間』もOKという話をしてきましたが、さらに話を進めると、
この『情報空間』を制することができるようになれば「人生」も制すことができる のです。
…というのも、冒頭で「情報空間」以外に「◯◯空間」もある、という話をしたのを覚えていますでしょうか?
そう。それは「物理空間」。
世の中、「情報空間」と「物理空間」が一対になって存在している のです。
このことを考えてみると、「物理空間」=「実際に触れられる空間」なので、
あなたが赤ん坊のときから「物理空間」は触れて感じることができてきたはずです。
しかしながら、「情報空間」というのはいかがでしょう?
おちついて考えてみると、子供はおろか
「文字」を含む『情報空間』を使いこなしている大人は、ほぼほぼいないはずです。
というのも、必ず「情報空間」→「物理空間」という順序がある からです。
たとえば、あなたが行動を起こすときは絶対になにかしらの考えをもってから行動にうつすはずなのです。
どれだけ「行動が大事だ!」といっても、なにも考えず無鉄砲に行動するのはあまりにも無謀すぎますよね(笑)。
この行動の結果というのは目に見えるため、成果として自分で認識できやすいですが、
その前の元ネタになった『情報空間』上の「言語(=ことば)」は忘れられがちです。
つまり、これこそが「情報空間」を制すものが「物理空間」を制す、につながってゆくのです。
物理空間は、情報空間に比べて臨場感が高いといえます。目で見たり触れたり出来ないけれども感じられるのが、情報空間です。それに対して、五感で感じられるものが、物理空間です。情報空間を操作することで、物理空間に影響が与えられます。
(引用:情報空間とその書き換え方について【苫米地式コーチング】より)
ちなみに、『物理空間』に関して「行動を科学的に考える」をテーマにした記事もあり、
『情報空間』についての理解も深まるかと思いますので、ぜひ併せてご参照くださいませ。
なかなか、目に見えない触れられない『情報空間』を支配するのは難しいことです。
ですが、必ず訓練しだいで『情報空間』を自分でどうにかできる能力がつきます。
(これを書いてる自分もまだまだ若輩者なので…いっそう精進いたします!(笑))
先ほどの、「インセプション」の映画の中でも『情報空間』のリアリティーを高めた主人公が、
『物理空間』も制して最終的には自分の人生もうまく乗りきることができた のです。
まずは、『情報空間』内の「文字」ということから意識して徐々に『情報空間』を制してみてはいかがでしょうか?
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平