どーも。暑がりのため無意識に布団はねのけて次の日たいてい喉に違和感あるのを直したいと思う今日この頃、公平(@kohei_nagura)です。
さて早速ですが、本日は
【遊び心もってる人が最強じゃね】という説を立証していきたいと思います。
【「遊び」をマイナスで捉えていた前職時代】
そもそも、なんで「遊び心」という話をしようかと思ったかというと、
たまたま前職の仕事を、ふと機会があって思い返していたときのこと。
前職では「旅行会社」「法人団体営業」という、まぁ俗にいう激しい職務だったのですが(笑)、
その中でも、涼しい顔をして楽しげに仕事をされていたO先輩という方がいらっしゃいました。
当時、新卒で会社に入った自分でしたが、「あ〜やべ〜コレやってね〜!」という言葉がよくO先輩から聞こえ、
新卒で仕事に意気込んでた自分は、「この先輩は果たして大丈夫なのか…」とよく思っていたものでした。
さらにさらに、社内の風の噂によると、「すんげーパリピで夜な夜な遊んでいる」「めっちゃ飲み会でハジける」などの話も聞き、
社歴でいうと4年上ですが、年齢でいうとたった1学年上のO先輩に「ちょっと距離置こうかな…」と思ったものでした。(←失礼!笑)
しかしながら、入社し数ヶ月たち、それは違うことに気がついたのです。
普段の業務を横目で見ていると、
「業務量が多いのにこなすスピードが早い」
「他の部を含めても売上がダントツでトップ」
「(特に上のポジションからの)信頼が厚い」
などなど、O先輩が超スゴい存在の方だと徐々に感じてきたのです。
また「めっちゃ遊んでる」という話を聞く割には、業務量がハンパない時期になると、
だいたい誰よりも朝早くオフィスに来て夜遅くまで仕事をしていらっしゃるのです。
そう考えると、「あ〜!ぜんぜん終わんね〜わ!」と他のスタッフの方に仕事を任せていたのは、
あまりにも仕事ができ売上に貢献しているがゆえの行動だったのだなぁ、と最近になり気がついたのです。
さらに言えば、お世辞でも仕事のフリ方がよくない(というか…かなり雑だった?笑)O先輩でも、
「も〜!Oくんはホント仕方ないなぁ…」と引き受けてしまうのは、その「遊び心」ある人柄ゆえなのでしょう。
今では、ぜんぜん違う職種に就いている自分ですが、 あのとき出会ったO先輩の仕事っぷりが忘れられません。
そして、
その「忙しそうながらも楽しく仕事をこなす」理由というのがまさしく『遊び心』なんじゃないかと思うのです。
【実は『遊び心』をもった人ほど真剣】
よく一般的に、
「遊び半分で仕事すんな!」
「お遊びじゃないんだぞ!」
というように、「遊び」はよくないものとして扱われます。
しかし、『遊び心』を持つことは決して悪ではありません。
や、むしろ『遊び心』をもつ人こそが最強説を唱えたいのです。
というのも、もちろん先ほどのO先輩のように「遊びながら仕事をする」のもそうですが、
100年ほど前にオランダで活躍した歴史家のヨハン・ホイジンガが「遊ぶ人」という概念を提唱したからです。
それが、『遊び心をもつ人間:ホモ・ルーデンス』というもの。
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ホイジンガいわく、
「遊びこそが文化を発展させた」ということらしいのです。
「人間文化は遊びのなかにおいて、遊びとして発生し、展開してきたのだ。」
つまりは、「人間は『遊び心』をフルに活かしたからこそ巨大な文明をつくりだすことができた」のです。
たしかに、言われてみれば「ゲームのように楽しく作業してパッと気が付いたら完成してた」だとか、
「好きなことをしていたら…いつの間にかそれが仕事になってた!」という話はよく聞く話ですよね。
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あまり有名な話ではないかもしれませんが、タモリさんがゴルフをしていた時の言葉で、
お笑い芸人の千原ジュニアさんのラジオで紹介されていたというエピソードがあります。
それが、「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」というもの。
普通に聞くと「…え??」と耳を疑うようなひと言ですが、
よくよく考えたら、そんなフシギな話でもないエピソードです。
だって、そこのあなただって、
「実は仕事をしているときより遊んでいるときの方が真剣」なんじゃないでしょうか?
そうなんです。
ここでポイントになるのが「遊び=真剣なもの」なんです。
だから、「あいつ、めっちゃ遊んでるらしいよ」と言われていたO先輩こそが真剣に仕事をしていらっしゃったのです。
おそらく、「遊び人=不真面目」というレッテルがあるから『遊び』をマイナスイメージと捉えてしまうのでしょう。
でも、
「遊び」を真剣にやらなかったら…それは「遊び」じゃなくなっちゃうのです。
たとえば、野球なりサッカーなりバスケなりスポーツをするときに、
ルールにしたがって夢中になり練習や試合を行い「勝ちたい!」と思うわけです。
「後でノーベル賞をもらうもとになったダイアグラムも何もかも、僕がぐらぐらする皿を見て遊び半分にやりはじめた計算がそもそもの発端だったのである。」
(引用:『ご冗談でしょう、ファインマンさん』より)
この言葉は、ノーベル物理学賞を授賞した天才的な物理学者であるR.P.ファインマンさんの本の一文ですが、
とにかく「遊び半分でやった作業が最終的にノーベル賞につながった」ことは多くの人に勇気を与えてくれます。
なぜなら、「遊びは真剣な営みでプラスの大きな成果を生み出す」ことが証明されたからです。
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ではでは、最後に『遊び心』に関してこんな言葉でしめたいと思います。
「人間は遊んでいるところでだけ真の人間なのだ。」
この言葉は、ドイツの詩・小説・劇作・評論など多方面で活躍した文学者フリードリヒ=シラーの名言です。
シラーは、かの有名なドイツの文豪ゲーテと同時代を生きドイツ古典主義を完成させた人物です。
こんな有名人が言っている名言を見れば、「あ…遊ぶことは悪くないんだな」と元気づけられる学生や社会人の方も多いでしょう。
そう。人間は遊んでるときだけ真の人間なんです。
もし、会社や学校で「遊びじゃねぇんだぞ!」と上司や先生に言われたら、
「てめぇは本当の遊びを知ってるか?」と言い返してあげましょうね(笑)。
というわけで、
「『遊び心』をもっている人こそが最強」ということを胸に仕事に学校にプライベートに頑張っていきましょう!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平