どーも。数年ぶりに母校の前で写真を撮って昔の写真との外見の変化に歳を感じる今日この頃、公平(@kohei_nagura)です。
さて早速ですが、本日は【自分の役割】という話についてツラツラ語っていきたいと思います。
【役割(play a role)の話】
まず、いきなりですが「自分の役割」というものを考えてみてください。
たとえば、あなたが社会人ならば「会社では『部長』」「家庭では『親』」、
あなたが学生ならば「学校では『部活の副部長』」「家庭では『子ども』」みたいなかんじです。
…どうでしょうか?
この「役割」について、あんまり時間をとって考える機会もなかなかないのではないでしょうか?
ただ気づいたかもしれませんが、この考えてもらった「役割」なんてあいまいなもので、
あなたの所属するコミュニティーによってコロコロ変わるものが「役割」なんです。
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英語で、「役割を果たす」ことを「play a role(プレイ ア ロール)」といいます。
そして、「役割=role(ロール)」ということで「ピン!」ときた方もいらっしゃるかと思います。
そう。「ロールプレイング=ロープレ」の「ロール」です。
つまり、「自分の役割(=ロール)」を「演技する(=プレイング)」ことが「role playing(ロールプレイング)」なワケです。
だから、いってしまえば「自分の役割」なんて「演技している架空のもの」の可能性だっておおいにありえるのです。
では、
たくさんある「役割」から本当の「自分の望む役割」を探し出すにはどうしたらいいのでしょうか?
【ドラッカーいわく「何によって憶えられたいのか?」】
「私が十三歳のとき、宗教の先生が、何によって憶えられたいかねと聞いた。誰も答えられなかった。すると、今答えられると思って聞いたわけではない。でも五〇になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよといった」
(中略)
「私が十三歳のとき、宗教の先生である牧師さんが自分自身を若干違う人間として、しかし、なりうる人間として見るよう仕向けてくれる問いである。運のよい人は、フリーグラー牧師のような導き手に、若いころそう問いかけられ、一生を通じて自らに問いかけ続けていくことになる。」
(引用:ドラッカー『非営利組織の経営』より)
この言葉は、「マネジメントの祖」であるP.F.ドラッカーという経営学者が本の中で語っている文章で、
世のビジネスマンがマネジメントを学ぶ際に「心のよりどころ」として指針にしている言葉でもあります。
要は、
「「自分の役割」なんてコロコロ変わるものなんだから何によって自分は憶えられたいのか考えなさいよ
ということですね。
どういうことかというと、まずは「自分が死ぬ間際のイメージ」を鮮明に描いてみるといいと思います。
人によっては、
「カネとか権力とかいらないから愛情たっぷりの家族に看取られて臨終したい」
と言うかもしれませんし
「そんな長く生きなくていいから派手でロックな生き方をしてみたい!」
と言う人もいるかもしれません。
ちなみに個人的に今でも印象に残っているのは、僕の高校のときのバンドメンバーだったギタリストが言っていた、
「一生ギターを弾き続けて『俺の人生サイコーだったぜ!』ってメタルポーズをしながら逝きたい!」というコトバです。
まさに、これこそが「キミって何によって憶えられたいの?」という問いの答えじゃないでしょうか?
彼は、「『ギター』によって人に憶えられたい」と思っているはずです。
しかし、そんな彼も結婚しましたので同時に「家庭では『優しい夫』」であるはずです。
なので、今後は子どもができ家庭ができるにつれて、
「家庭を守るために◯◯したい!」というように考え方も変わってくると思います。
だから結局は、【「自分の役割」はコロコロと変わる】ものなのです。
というわけで、いま現状で「自分の役割」について悩む方は常に自分に「何によって憶えられたいのか?」というように聞き続けて、
その時々の自分の姿になれるよう、一生を通じて自らに問いかけ続けていくことを忘れないように日々頑張っていきましょう!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平