(引用:ラグビーワールドカップ日本語版公式アカウントより)
どーも。カーディガンを羽織りはじめ肌寒い気温に秋を感じる今日この頃、公平(@kohei_nagura)です。
さてさて、みなさん日曜日の夜は感動したことでしょう。
もちろんおわかりですね!
ラグビーワールドカップにて日本が史上初の決勝T進出です!
おめでとううううう!
まだ試合をご覧になっていない方、おととい10/13(日)の「日本 vs スコットランド」戦、
とにかく感動感動の嵐だったので…ひとまずはショートハイライトを見ましょう!(笑)
ショートハイライト/日本代表 v スコットランド代表【ラグビーワールドカップ】
ラグビーワールドカップ2019日本大会「日本×スコットランド」 END
日本、スコットランド破り8強=1次リーグ4戦全勝-ラグビーW杯
もう、動画を見かえすだけで感動がよみがえり涙がこみあげてきますね…(笑)。
今回のラグビーワールドカップ(W杯)、1次リーグ最終戦でスコットランドを28-21で退けた日本が4連勝でA組1位となり、
目標としていた初のW杯8強に入りました。(1987年の第1回大会からカウントし今回が史上初の決勝トーナメント進出!)
ラグビー素人の僕ですが、
この結果をある程度は予想していて「日本 vs アイルランド」戦のときにも感じていました。
生意気にも、その分析した理由というのがコチラ(笑)。
日本の選手たちは多くのことを犠牲に練習してきたため「勝利は決して奇跡ではない」と思っています。というのもですね、選手それぞれが日本のラグビーの哲学を忠実に守り役割をまっとうしていたからです。どういうことかというと、ラグビー界でも最高レベルを誇るアイルランドのディフェンスにひるむことなく、日本は、試合スタートから素早く自由に動き回るというオフェンス姿勢を崩さなかったことが大きいです。
(中略)
そして9-12と3点ビハインドで折り返してハーフタイムに突入して、後半戦も勢いおとろえず、日本はディフェンスをしながらも攻撃スタイルは崩さず、最終的には勝利をもぎとったのです。 最終的に日本が世界ランキング2位で今大会の優勝候補アイルランドを19-12で破ったのは、しごく当然のことで、それぞれの選手が一丸となってチーム哲学を守りながら求められた役割をまっとうした必然の結果なのです。
そんなこんなで本日は、日本が決勝トーナメントに進出したいま、改めて考える
日本が「1次リーグを全勝通過できた」たった2つの理由についてお話ししていきたいと思います。
【目次】
【日本が決勝トーナメントに進出できた2つの理由とは?】
①とにかく日本の選手ひとりひとりの精神がタフすぎた。
まずは、とにかく「日本の選手が精神的に非常にタフだった」ことが大きいです。
ラグビーというスポーツがら仕方ないことかもしれませんが、ラグビーは
プロテクターのない生身の身体で選手どうしが接触する危険なスポーツです。
最近でこそ安全面の意識は変わってきているみたいですが、
どうしても脳震盪だの骨折だのケガのリスクは非常に高いことは変わりありません。
(画像引用:「ラグビーワールドカップ」日本語版公式アカウントより)
今回のスコットランド戦でも、ドレッドヘアが異様にカワイイ個人的に大好きな堀江選手(笑)が、
相手のタックルを受けて、後頭部から流血して苦悶の表情を浮かべる場面がありました。
(画像引用:「J SPORTS」公式サイトより)
満身創痍(そうい)の体で、最前線を統率し続けた。ラグビーワールドカップ(W杯)日本代表のフッカー、堀江翔太選手(33)。座右の銘は「勇気なくして栄光なし」。家族の支えでケガを克服し、集大成となる今大会で持てる力を存分に発揮して初の8強入りに貢献した。
(中略)
18年9月に夫が右足首を疲労骨折した際も、長女(5)や次女(2)とともに「トトがんばって」と励まし続けた。8月の北海道網走市での合宿でも首を痛めるなど、ケガは絶えない。それを乗り越えて出場した9月28日の優勝候補のアイルランド戦では、友加里さんが5時間ほどかけて編むドレッドヘアを振り乱し、強烈なタックルでピンチを救った。試合終了後、客席を見上げて涙を流した。「色々あったけどW杯に出れて良かった。いつもサポートありがとうね」。妻にLINE(ライン)でメッセージを送った。
(引用:2019年10月14日「日本経済新聞 電子版」朝刊より)
まぁフツーに考えたら、あんな痛い思いをしたら精神的に「ポッキリ!」折れてしまうのが人間というものです。
実際、僕が前歯を折ったときは、気分的に1週間くらい凹んだ生活を送っていましたもの…(笑)。
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ケガをすると人はなぜ凹んでしまうのでしょう??まぁ、当然「痛み」があるからイヤでしょう。誰だって、痛い思いってしたくないですからね(笑)。その他の理由として、ふと考えたのが「無力感」。 どういうことかというと、「なにもできない自分」に対して無意識に情けなくなってくるのです。生命科学や生物医学など、病気の概念は様々ですが、全部がこの「無力感」すなわち「自らの弱さ」につながるのです。あなたもケガをすると凹む経験はたくさんしてきたかと思うのですが、そういったメカニズムを考えると「心と身体はひとつ」発言が改めて分かると思います。
そんなケガをものともせず、日本の期待を背負って勝利をもぎとろうとする姿、
ここに「1次リーグを全勝通過できた」最大の理由があり大きな感動が生まれたのではないでしょうか。
言われてみれば当たり前の話かもしれませんが、その
ねばり強いタフネスばりばりな精神力こそが史上初の決勝トーナメント進出につながったのです!
②過去の悔しさをバネに日本が最強のONEチームになった。
そして、もうひとつの理由が「全員が同じ目的地を向くONEチーム意識が強くあった」からでしょう。
華麗なパスまわしからのトライ、そしてスコットランド戦の後半の猛攻をチーム全員でしのぐ…
これらは当然ですが、絶対にひとりの力ではなしえずONEチームだからこそ可能なことです。
(画像引用:株式会社ステックワイアード「ラグビー日本代表レプリカジャージ」 サイトより)
たとえば仮に、この中でチームの誰かが「俺こそがMVPになりたい!」と考え出したらどうでしょう?
答えはそう。チームが崩壊するに決まっています。
もちろん、歴史をヒモといてみると強烈なカリスマ性をもったリーダーがチームを引っ張ってきた例もあったでしょうが、
今回は、それぞれの選手が個人というものを抑えこみ「チーム全員がMVP」級の活躍をすることができ勝利につながったのです。
また、日本代表を応援するために作られたチームソングである「ビクトリーロード」合唱からもONEチームを感じますね。
《感動》ラグビー応援歌誕生秘話に心動かさせられる!~ラグビーワールドカップ2019~ #ビクトリーロード
このように、それぞれの選手が「リーダー的目線」をもってONEチームに徹せたのは、
現・日本のヘッドコーチであるジョセフHCという新たな指揮官のおかげでもあります。
ジョセフHCは元ニュージーランド代表。「王国」の強さの源は、個々の優れた判断能力にあると知っている。日本の成長のため、それが必要だと考えた。合宿では体力を追い込んでからの実戦練習で選手に的確な判断を促し続けた。グラウンド外でも選手に考えさせた。トップダウンの前任者と違い、ジョセフHCは主将のリーチに加えて9人の「リーダー」を指名し、責任を与えた。「リーダーシップの分担がチームを強くする」との信念から。
(引用:2019年10月14日「朝日新聞デジタル」朝刊より)
日本は、1995年大会にて世界最強の呼び声が高いニュージーランドに17-145と、ラグビー史史上最大の点差で大敗しましたが、
2015年の大会では、初戦で強豪の南アフリカから金星を挙げるなど健闘し、悔しさをバネに少しずつチームとして成長してきました。
今回、日本が「1次リーグを全勝通過」して世界の名だたる強豪チームと張り合えたのは、
それぞれの選手がONEチームとなることを忠実に守り求められた役割を果たした結果といえます。
【まとめ:ラグビー日本代表から生き方を学ぶ】
(画像引用:2019年10月14日「日本経済新聞 電子版」朝刊1面より)
前回もご紹介した言葉なのですが、ラグビーの世界にはこんな考え方があります。
One for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)
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「One for all, All for one」…まさに今回の「②最強のONEチーム」というのがそれにあたります。
そして、それを達成するための基礎となる「①精神的タフネス」。
これらの、今回「日本ラグビーが数々の強豪チームを撃破した能力」を人生に応用できたら、
必ずや「自分にも打ち克つ」ことができず「弱い自分を認め仲間と協力する」ことができます。
以前、大変お世話になっていた上司の方に、仕事だけ一生懸命で、相手のことだけを真剣に考え、自分を疎かにしていた際に、「自分を幸せにできないヤツが、相手を幸せにできるワケがない。」という言葉をいただき、ハッとしました。仕事場であればお客さんのことを、自宅であれば家族のことを第一に考えがちですが、いったん立ち止まって、同時に自分を第一に考えられているか、と思い返してみてください。なにかと勘違いされがちな「エゴ」という言葉ですが、「エゴ」は自分を守るためにあるということは、案外知られていません。「エゴ」をコントロールして共存していくことは、何も悪いことではなく、最終的に自分の周りを幸せにするために必要不可欠なことであるのです。
今回の日本ラグビーの勝因は、なにも決して特別なことではなく、それぞれの人生にあてはめることが可能です。
つまりは、
「①自分を第一に考えて鍛える」→「②周囲と協力しシナジー(相乗効果)を生み出す」
という順番を守ることで、今回の日本ラグビーの決勝トーナメント進出のような結果が得られます。
今回、ラグビーW杯で日本が決勝トーナメント進出した姿に感動して勇気をもらった方も多いかと思います。
そのラグビー日本代表のステキな雄姿に感銘を受けつつ「1次リーグを全勝通過できた」2つの理由を考えると、
シンプルな人生論が見えてきて決勝トーナメント初戦の「日本 vs 南アフリカ」戦もいっそう楽しめるのではないでしょうか?
がんばれニッポン!最後は優勝だ!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平