時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

【決断本①】むやみやたらに量に逃げるという習慣は、「勤勉」という名の知的怠惰にすぎない。

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どーも。夏本番のこの時期はポータブルネックファンが相棒、公平(@kohei_nagura)です。 

 


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さてさて、本日より3週にわたって本の紹介になります!

 

その本というのが、

千田琢哉さん『世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本』という本。

 

世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本

世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本

  • 作者:千田琢哉
  • 発売日: 2020/05/21
  • メディア: Kindle版
 

 

 

 

この本では、タイトルのとおり人生の決断に関する25冊の本を紹介しているのですが、

その中でも、個人的に「たしかに!」と非常に参考になった内容についてご紹介します。

 

 

その第一弾として、本日は

「大人になるにつれムダな努力は少しずつ通じなくなる!」というちょっとシビアな話をしようと思います。

 

 

 

【目次】

 

 

  

【受験生と社会人の共通点】

 

さて早速ですが、『世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本』で取り上げていた本がコチラ。

 

数学受験術指南 (中公文庫)

数学受験術指南 (中公文庫)

  • 作者:森 毅
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 文庫
 

タイトルからわかるように「受験」の指南本。しかし内容は、授業をまじめにこなすよりも自分なりの受験勉強法を工夫して考えることこそ大切だと説いている。「受験」というテーマを入口にしつつもその先には人生への考察が繰り広げられているため、受験とは関係なくとも人生に行き詰まっている人におすすめ。何ごとも自分なりに試行錯誤することが大切なのだと気づかせてくれる本である。

 

 

 

あなたは、過去に「受験する」という経験をしたことがありますでしょうか?

 

その期間は受験生として勉強に励み、通いたい志望校合格のために頑張って勉強する…それが「受験」です。

 

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そして受験を経験したことがある方はご存知だと思いますが、この

受験経験というのは大人になり社会に出ていくと非常に役立ちます。

 

なぜなら、受験生と社会人には大きな共通点があるからです。

 

 

 

その「受験生と社会人の共通点」というのが、

努力してるからといって必ずしも結果につながらないということです。

 

竹村健一氏の言葉だったと思うが、「一番偉いのは努力せずに合格した人。一番ダメなのは努力したのに合格できなかった人」といったようなことが本に書いてあったと思う。ここで大切なのは一番偉いのは努力して合格した人ではないことと、一番ダメなのは努力せずに不合格になった人ではないことだ。

 

 

 

よく言われる話ではありますが、「社会人は成果がすべて」です。

ゆーても、社会人というのはプロセスをほとんど注視しません。

 

 

経営の神様であるドラッカーも、

「成果を出すことに集中することが大事」

 

と述べています。

 

マネジメント[エッセンシャル版]

マネジメント[エッセンシャル版]

 
イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】

イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】

  • 作者:P.F.ドラッカー
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

これ、受験生も一緒。

 

「いや聞いてくださいよ〜!めっちゃ勉強したんすよ〜!」と言う受験生も中にはいますが、

それで仮に本人なりに勉強を進めても行きたい大学に合格しなかったら意味がないのです。

 

 

 

【ムダな努力は認めない!むやみやたらの努力は尊いものでもない】

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よく聞くコトバとして、「頑張ればなんとかなる!キミならできる!」というコトバがありますよね。

 

これは、ある点から見れば正解でもあり、でも同時に別の点から見れば明らかに不正解でもあります。

 

 

その理由というのが、そのヒトの努力で切り拓ける道と切り拓けない道があるからです。

 

努力せずに成功出来るならそれに越したことは無いし、努力したのに駄目だったことには二度と関わってはいけない。

 

 


つまり、自分の行きたい大学に合格しなかったっとしたら、

いくら「努力したのに〜!もう〜!」と嘆いてもムダだということです。

 

なぜなら、それは結果が出ていないから。

厳しいですが、「はい、残念でしたね」で終了です。

 

 

 

 

 

これを聞いて「や、公平さんよ、ひどすぎるんでないかい。」と言う方もいるかと思います。

ただ、あなたには「強かに(したたかに)生きてほしい」というのが僕の強い願いなのです。

 

そのためには、さいさん言っている

【この世のすべての不利益は当人の能力不足】

というコトバを身にしみこませておかなければなりません。

 

「この世のすべての不利益は『当人の能力不足』」

 

昔ヤングジャンプで連載していた『東京喰種(トーキョーグール)』の一節なのですが、 この言葉の背景には、 主人公・金木研くんが拷問を受けていた際に、自分が弱いから不利益を被っていると感じたという体験があります。

僕は個人的に自分の座右の銘にしているほど好きな言葉で、この言葉は正しいと信じています。というのも、環境を変える勇気を持って行動に移せなかったのは、何を隠そう自分自身だからです。もちろん、人の力ではどうにもならないことや人智を超えるケースはあるとは思いますが、 自分が不利益を被っていることに対して、決して他人や環境のせいにしてはいけません。付き合う他人や周囲の環境を変えられない自分の責任です。

 

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つまりは、逆説的ではありますが、

「すべては自己責任」というマインドが自分を救うということです。

 

いくら助けてくれる友達や仲間、家族がいようと、最終的に自分の人生を決めるのは自分なのです。

 

 

 

大事なので、もう一回だけ言います。

最後の最後、決断をくだすのは、まぎれもなくあなた自身なのです。

 

 

 

なので、

「ムダな努力は認めない!」という発想はまわりまわって自分自身を救うことになる

ということは忘れないでください。

 

 

 

 

自分の思わしくない結果になったときに、

「まぁ頑張ったから良かった!」と言う方がいますが、それは違います。

  

それは、すべて「ムダな努力」として判断します。

 

そんな寿命の無駄遣いをするくらいなら、他にやることがたくさんあるはずだ。人生とは、あなたの寿命を何にどれだけ配分するかと言うゲームだ。好きな事ならともかく、好きでもないことにあなたの貴重な寿命を配分するのは間違っているといえよう。むやみやたらに量に逃げると言う習慣は、「勤勉」という名の知的怠惰に過ぎないのだ。

 

  

努力してダメだったならば、その分野環境を潔く変えなければなりません。

悲しい事実ですが、世間からムダな努力というのは認められないものなのです。

 

 

  

【勤勉さを重んじることは、人生のムダ遣いである。】 

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では、はたして勤勉さは大事な能力じゃないのでしょうか?

 

 

 たしかに、ある意味では「勤勉さ」という力は必要になってくることでしょう。

 

しかしながら、

ただ量に逃げるという行為は「勤勉」という名前のもとで怠けているにすぎません。

 

 

 

 

 

みんなに尊敬され後世に語り継がれる人というのは、努力をしたうえで最終的に成果に結びついてる人です。

関ヶ原の戦いに勝って江戸幕府を開いた徳川家康しかり、相対性理論を打ち出した天才アインシュタインしかり。

 

超ビジュアル!  歴史人物伝 徳川家康

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  • 発売日: 2017/11/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

皆勤賞がそれなりに評価されたのは義務教育までであり、プロの世界ではそんなのは一切通用しない。

 

 

 

そして、この成果が出る出ないうんぬんはすべて「自己責任」「因果応報」です。

厳しい言い方かもしれませんが、勤勉が成果につながらないなら勤勉はやめた方がいいでしょう。

 

それをするくらいなら、あなたが別の場所にうつって輝いた方が数百倍いいです。

 

「勉強を時間ではかるな」というのはその通りではないだろうか。

(中略)

成果を出した人間こそ偉いのであり、限りなく神に近いのだ。

 

 

なので、成果が出る兆しなく「勤勉」に逃げているのであれば「環境」を変えましょう。

それで成果が出るのであれば当然あなたもハッピーでしょうし、周りの全員がハッピーになります。

 

社会人は(というか日本人は)適応力が大切だとか言うけど、今いる環境に合わせるのは苦痛だということなんてよくあります。というか、ここで心のSOSが発動したら病気になることもありますよね。そこで我慢して続けるか、もしくは辞めるかによって結果が違ってきます。

当たり前ですが、ここでの正解は「環境を変える(=辞める)」です。

ここで誤解のないようお伝えしますが、学校でも仕事でも「すぐに辞めろ!」と言っているわけではありません。自分を変えたいと悩んでいるんだったら、環境を変えないとうまく自分は変わらないよと言いたいのです。

 

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…と、ここまでメチャクチャ厳しいシビア論を述べてきましたが(笑)、

『世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本』に書いてあるから、ただご紹介しただけではありません。

 

これはひとえに、

「すべては自己責任というマインドが自分を救う」ことを身に染みて実感しているからです。

 

 

 

もちろん、プロセスが大事なことも当たり前のことです。

そもそも、努力を放棄するのはもうありえないですから。

 

ただ、せっかくの努力が成果につながらないのを見るのは自他ともに切なくなってしまいます。

 

 

 

ぜひ、

むやみやたらに量に逃げるという習慣は「勤勉」という名の知的怠惰にすぎない

 

というコトバを胸に刻みこんで、日々の生活に役立てていただければと思います。

 

世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本

世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本

  • 作者:千田琢哉
  • 発売日: 2020/05/21
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

ではでは、次回は

「決断本(=『世界に何が起こっても自分を生ききる25の決断本』)②」でお会いしましょう! 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平