時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

【健康】文明病を引き起こすのは、「炎症」と「不安」らしい。『最高の体調』より学ぶ、進化医学のアプローチ。

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どーも。黒スキニーパンツが大好きすぎて3着目を買ってしまいました、公平(@kohei_nagura)です。

  

 

 

さて、みなさんは「文明病(ぶんめいびょう)」という言葉をご存知でしょうか?

 

僕自身、「文明病って…昔はなかったけど今はある【現代病】みたいなものか…?」となんとなく思っていたのですが、

まさに、「文明病」=「物質文明の発達に伴って生じる病症」デジタル大泉「文明病」より)「現代病」というものです。

 

 

ま、よく言われるような「肥満」だったり「疲労」だったり、

さらに進行すると「うつ病」だったりが「文明病」なわけです。

 

 

 

 

 

では、なぜこんな話からスタートするかというと、

「すべての病気の元が文明病」だという説があるからなのです。

  

そして、そんな

「文明病」を引き起こすのはある2種類の要素が原因

ということが最新の医療研究で判明しました。

 

 

  

というわけで、今回は『最高の体調』という本の内容にそって、

「文明病を引き起こす2つのもの」

というテーマで、徒然なるままに書いていきたいと思います。

 

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

 

 

 

 

【目次】

 

 

 

【進化医学のアプローチをもとにした本『最高の体調』とは?】

 

まずは、今回ご紹介したい『最高の体調〜進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法〜』の内容紹介から。

 

内容紹介(『最高の体調(鈴木祐さん著)』)

日々の不調や不満には様々なレベルがあります。たんに朝起きれないという人もいれば、仕事の集中力が続かなくて作業が進まない。さらには怒りや不安がコントロールできずに人生が上手くいかない人、つねに体調不良に襲われている人、毎日の暮らしに張り合いがなく空虚な気持ちのまま暮らしている人など、症状や問題の深刻さには個人差があるはずです。まずは現代人が抱える問題の「共通項」をあぶりだし、すべてを柔軟に解決する汎用的なフレームワークを提供します。

 (引用:『Amazon商品説明』より)

 

 

 

今回お話するにあたり『最高の体調』という本の内容が非常に重要になってくるのですが、

現代医学のアプローチを元にして、「文明病を脱せよ!」と一貫して述べられています。

 

鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラのように見える問題も、根っこまで下りてみれば実は同じもの。すべては一本の線でつながっています。

(中略)

詳しいことは、科学的根拠のもと、実践的に解説していきます。ぜひ本書を読んで、文明病から脱却し、本来の自分を取り戻していただけたら幸いです。

 (引用:『最高の体調』はじめにより)

 

 

 

 

著者は、鈴木祐(すずきゆう)さんというパレオダイエットに詳しい新宿区在住のライターさん。

祐さんの個人ブログも、「アンチエイジング」という健康をテーマにした記事が書かれています。

 

yuchrszk.blogspot.com

 

 

 

とにもかくにも、

現代の健康論(=心と体に関する健康)は本書『最高の体調』だけで十分すぎる

と個人的に感じています。

 

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

 

 

 

 

さてさて、そんなちまたにあふれる健康本とは一線を画す『最高の体調』ですが、

本書で一貫して述べられているのが「現代人が文明病を避けるためには?」ということについて。

 

 

 

そんな、「文明病」がテーマである『最高の体調』の目次を見てみましょう。

 

  • 第1章 文明病
  • 第2章 炎症と不安(←今日のテーマ!)
  • 第3章 腸
  • 第4章 環境
  • 第5章 ストレス
  • 第6章 価値
  • 第7章 死
  • 第8章 遊び

 

 

どれもこれも、現代人を蝕んでいる「文明病」に関連した内容が書かれています。

 

 

本当は、健康オタクの僕としては長々と中身ついてこと細かに話したいくらいなのですが(笑)、

この中からしぼって、今回は「文明病を引き起こす【炎症】と【不安】」について話したいと思います。

 

 

 

【文明病を引き起こす2つの要素】

①炎症:ヒトの細胞レベルにおける火事!

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まずは、「文明病」を引き起こす1つ目の要素は【炎症】というもの。

あなたが転んでヒザを擦りむいたとしましょう。すると、その直後からケガをした部分にジクジクと液体が染み出し、軽い痛みとともに皮膚は赤く腫れ上がっていきます。これが「炎症」です。炎症反応とは、体がなんらかのダメージを受けたときに起こります。有害な刺激を取り除こうと免疫システムが起動し、ケガを修復すべく働き出すわけです。炎症そのものは進化の過程で人体に備わった防御システムであり、私たちが生きていくためには絶対に欠かせません。大事なのは、炎症が体の表面だけに起きる現象ではない点です。たとえば、関節炎はヒザやヒジの炎症で痛みが起きた状態ですし、アレルギーの場合は、外から入ってきた異物に免疫システムが過剰に反応し、目の充血や鼻づまりといった炎症反応が起きた状態です。

(中略)

そのせいで多くの人は不調の原因がわからないまま時間を過ごし、炎症の導火線は爆発へのカウントダウンを続けています。

 (引用:『最高の体調』第2章より)

 

 

よくケガをしたときに、皮膚が腫れてきて「炎症」を起こすことってありますよね?

 

あれって、身体の表面だけに起こるように考えている方も多いかと思いますが、実は、

「決して炎症が目に見える部分だけに起こるとは限らない」ということは知られていません。

 

 

 

たとえば、カゼをひいたときというのは、咳やくしゃみ、鼻水が出たりするように行動としてあらわれますが、

「老化」や「疲労」や「うつ」といった自分では自覚できないような気づきにくい炎症というものもあります。

 

 

 

これらの「新・炎症」というのは、新しい刺激に対する免疫システムがはたらくことによってできてきたものです。

 

つまりは、「古代にはなかった現代の製品がもたらした文明病のもと」といえるのです。

 


【健康】人体の炎症を抑えればあらゆる不調からおさらばが出来る!【うつ病・アンチエイジング】

 

 

では、この不調の原因となる「炎症」を防ぐのに有効な手だては何なのでしょうか?

 

それは、「畏敬の念をもつこと」です。

 

 

 

 

 

「ん??畏敬の念??」というかんじだと思いますが、簡単にいうと、

「わ!これすげ〜!」という感覚をもつ!ということです。

 

 

たとえば、「アート」とかは「理由はわからんけどなぜかひかれてしまう」ものです。

 

音楽や映画、そして絵画や演劇など…とにかく自分の世界を超越した、まさに「畏敬の念」ですね。

  

 

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そして、「自然との接触回数を増やす」というのも「炎症」を減らす有効な方法です。

 

よくいうパワースポットというのは、「畏敬の念」を感じるからこそ多くの方が実際に行っていい影響を受けるものですし、

著者の鈴木さんいわく、「自然のなかにいれば大気中の細菌により自律神経が整うおかげで睡眠の質も高まる」とのことです。

 

歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣

歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣

 

 

  

 

ちなみに、「アートにふれる」「自然との接触回数を増やす」以外の方法としては、

「人間関係を改善する」

「ストレスを取り除く」

などのよくある話もありますが、個人的には「腸内環境を改善する」も非常に有効だと感じます。

 

 

詳しくは、以前に「腸活」についての記事がありますので参考にしてみてください!

 

 

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②不安:現代人がかかえるボンヤリとした未来への不安

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もうひとつ、「文明病」を引き起こす要素は【不安】です。

 

まぁ、これは意味はそのまんま。

というか、いちばん「不安」に悩まされている方は多いのではないでしょうか?

 

 

 

しかしながら、ここで大事なのは「不安」は人類の進化的に当然の感情だということ。

 

 

 

だって、逆に「不安」がまったくない世界を考えてみてください。

 

不安がなければ、縄文時代に狩りに行った人間たちは「危ない!」と思わずにすぐに動物に喰い殺されてたでしょうし、

今でいえば、道路をビュンビュン走っている車がたくさんいるなかでプラプラ歩くこともフツーにありえるということですよ!

 

 

ということを考えると、人類にとって「不安という感情は必要不可欠」だということがわかります。

  


漠然とある不安や焦りの正体とは

 

 

 

そして、この「不安」について現代において直面しているのは、ズバリ【ぼんやりとした不安】

 

 

現代は不安の時代といわれているだけあり、長期的に続く不安というものが人々の健康をおびやかしていて、

古代の猛獣と直面したときなどに発生するハッキリした不安は今ではほぼあらわれるれることはありません。

 

 

 

だいたい、ヒトはなにが起こるかわからないことに対して大きな不安を感じます。

つまり、先行きのわからない時代だからこそ「ぼんやりとした不安」がヒトを悩ませ続けている のです。

 

 

心理学者のレネ・プロワイエ博士が4100人にインタビューでも、「人間の遊び心は幸福度と高い相関がある」との結論が出ています。簡単に言えば、遊び心がある人ほど、幸福な人生を送っている傾向があったわけです。

(中略)

現代人の問題を解決するためには、仕事・育児・勉強といった人生のあらゆる面を「遊び化」していく必要があります。毎朝のように通勤ラッシュにもまれ、顧客に頭を下げながら嫌々ながらの残業をくり返し、帰ったらシャワーを浴びて寝る…。そんな当たり前の日常を、できる範囲で遊びの場に変えていくのです。

 (引用:『最高の体調』第8章より)

 

 

そんな、「ぼんやりとした不安」に対処するための方法は「遊び」です。

 

 

仕事の息抜きなどという簡単なものではなく、「遊び自体が生存の必須条件」になるのです。

 

 

 

 

 

ここで、あなたが小さい小さい子どもの頃だったことを思い出してください。

 

あの頃、

スポーツ、卓上ボードゲーム、テレビゲーム…遊ぶことが楽しくて楽しくて仕方なかったことかと!

 

 

 

そこで、今も日常にある仕事や育児、また勉強なども見方を変えて遊びに変えちゃいましょう。

 

 

たとえば、会社や学校などでも、仕事や勉強を50分だけ集中してやったら10分休憩するなど、

自分だけのマイルールをつくって遊び心を持って日常作業を行うようにすればいいのです。

 

ルール化することで、「いまココ」に集中することができ未来と現在の心理的距離を縮めることができます。

 

 

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ちなみに、この「不安」については本ブログでも過去の記事がありますので、

ぜひご参考までに、あわせてチラッとでも見てみていただければ幸いです!

 

 

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【まとめ:文明病を脱却して本来の自分を取り戻せ!】

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いかがでしたか?

文明病は「炎症」と「不安」というたった2つの要素のみで引き起こされるということが理解できたかなと思います。

 

もともと、文明病というのはテクノロジーが進化していった結果だんだんとあらわれてきた病気であり、

昔の狩猟採集民の生活をしていたらあらわれるはずもない、ということが本の中で述べられています。

 

 

 

では、この「炎症」&「不安」についてのある程度の対策はわかったかと思いますが、

なかなか意識するのが難しいかと思いますので、最後に3ステップでまとめてみます。

 

 

  • ①体調不良の改善(狩猟採集民の食事に変える)
  • ②運動(ウォーキングと筋トレをスタート)
  • ③メンタルの改善(進化論の考え方を活かす)

 

 

 

こうまとめると、「なんだ!結局は当然の話じゃないか!」となってしまうかもしれませんが、

そんな、当たり前のことができないからこそ文明病が現代の私たちを超苦しめているわけです。

 

 

 

「あ〜平日は仕事で疲れたから週末はゴロゴロしてよ〜!」

「お腹まわりポッコリしてきたけど…ご飯がおいしすぎてやめられない!」 

こんな風になったのも、スマホの普及やITの進化などが原因です。

  

つまりは、生活が豊かになったのと引きかえに身体が蝕まれつつある のです。

 

 

 

 

 

そんな、あまり気がつかないけれどおそろしい「文明病」から自分を守るためにも、

ぜひ『最高の体調』を読んでみて文明病を脱し本来の自分を取り戻してくださいね!

 

 

そして、個人的に最近めっちゃ便利だと感じているApple Watchも健康を守る最強グッズですので、

特に「②運動」について改善したい方、キニナル方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

(スマホのように生活を便利にしてきた文明の進化が逆に「文明病」を脱させてくれるごくまれな例?(笑))

 

 

 

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~ (ACTIVE HEALTH 001)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平