どーも。PUI PUI モルカーが可愛すぎてハマってしまった29歳男子、公平(@kohei_nagura)です。
さて早速ですが、
あなたは感情のコントロールはできていますか?
今年2021年になって年が変わったのに、1ヶ月の緊急事態宣言、
お金や自身の仕事について悩んだりイライラを募らせてませんか?
さらに、アメリカではバイデン新大統領の就任で世界も大きく変わり、
そんな先行きのわからない不安定な世の中でビクビクしていませんか?
そこで。そんなあなたにぜひ覚えていただきたいこと。
それが、【リフレーミング(reframing)】というコトバです。
というわけで、本日から2週にわたって、
最強のセルフコントロール手法『リフレーミング』
についてお話させていただきます。
間違いなく「リフレーミングを習慣化すれば人生が変わる」よ!
【目次】
【誰しも感情が起こるのは当たり前!だからこそのリフレーミング】
あなたは、
日常で「イラッ!」「ムカッ!」っとすることはありませんか?
これ、どんな聖人のように見られる人であろうが誰だって経験があることだと思いますし、
「怒りをムリヤリおさえろ!」「感情を抑圧しろ!」なんて言われても無茶苦茶な話です。
だからといって、イライラを抱えたままだと少しずつ徐々に言葉や行動に表れてきて、
それがたまりにたまってくると、ひょっとすると爆発してキレることもあるでしょう。
そしてサイアクの場合、身近な誰かにあたってしまい周囲の信頼を失う可能性もあります。
そんなときに、「怒り6秒ルール」のような方法もありますが、
なかなかすぐに思いついてできる方法でもない気がしますよね。
というか、そもそも
「(もちろん動物にもありますが)なぜ人間に感情が備わっているか?」
ということをご存知でしょうか?
少しだけ専門的な話になってしまうのですが、ほんのちょっとお付き合いいただければ幸いです。
まず、脳の中には「扁桃体(へんとうたい)」という箇所があります。
この扁桃体は「アーモンド」のような形をしており、この部位が感情を司っているというわけです。
※ちなみに、扁桃とはアーモンドの和名のことで、ここから「扁桃体」という名前がついたと言われています。
つまり、人間の脳内の「扁桃体」は感情コントロールのための部位なので、
あなたが「イラッ!」としたときは、扁桃体が発火しているいうことです。
そういった意味で、『扁桃体はものスゴ〜く原始的』といえます。
それに対して、この扁桃体を覆うように「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という箇所があります。
この前頭前野は、扁桃体の興奮をおさえ理性的に判断するための役割があります。
つまり、
前頭前野は理性や論理的思考を行う場所であり扁桃体にブレーキをかけるのです。
これらを車にたとえると
扁桃体→アクセル
前頭前野→ブレーキ
と考えると非常にわかりやすいのではないでしょうか?
…ということは、なにも感情的になるのは人間として当たり前のことですし、
それを前頭前野のはたらきで理性的におさえればいいだけという話になります。
(画像引用:アンガーマネジメント静岡教室より)
では、ここからが本題。
ここまでお話してきた「イライラ」だけに限らず、
ホントにホントに人間は感情にふり回されて生きていますよね。
自分のやりたいことがなかなか見つからない…。
一所懸命に頑張っているのに周りが認めてくれない…。
などなど、不安や悩みを抱えることなんてしょっちゅうある方も多いでしょう。
そんなときは、もともとの「前提(=フレーム)」を疑ってみることです。
すなわち、
自分がもっているブリーフシステム(=信念体系)を変えることが最大にして唯一の解決策になります。
ブリーフシステム(Belief-System)とは簡単に言えば、自分の考え方を形づくっている基盤のようなものです。これが人それぞれ違うので価値観が異なり、さらには目に見える形で行動も変わってくるというわけです。
(中略)
ちょっと専門的な言葉を使えば、認知科学でいう内部表現(人間の無意識を支配するもの)ということになります。そして、このブリーフシステム(信念体系)を変えることこそが自分軸を確立するためのヒントとなります。
www.life-travel-consultant.com
このように、
人は悩みや問題に直面すると無意識のうちに過去の経験や学習で積み重ねてきた「思考の枠組み(フレーム)」を使って対処をしようとするのです。
そして、この
起こった出来事や悩みを180°違った枠組みでとらえ直すことを「リフレーミング」といいます。
要は、枠組みを大胆に転換する「逆転の発想」的な考えですね。
これよく仕事で生徒たちには伝えてるのですが、
●試験の成績が悪かった→まだまだ伸びしろがある
●本番を考えると不安でたまらない→それくらい本気で勉強に取り組んできた
のようにリフレーミングをすると、だいぶ自分が変わってくるのを実感してきます。
このリフレーミング思考を駆使して、自分の悩みをしっかりと「自分ごと」として考えられるようになれば、
もし悩んだとしてもすぐに一歩前に踏み出せ、自分の力で自分の人生を切り拓いていくことができるようになります。
そんな「自分らしく生きたい!」と思っている方にとって、リフレーミング思考はかなり心強い味方となるはずです。
ぜひダマされだと思って、このリフレーミングを3ヶ月だけ続けてみてください。
きっと、あなたの人生も大きく良い方向に変わっていくことと思います。
【リフレーミングすることで得られる3つのメリット】
では、そんなリフレーミングから得られる最大のメリットとは何なのでしょうか?
①選択肢の幅が大きく広がる
もう、まずなんといってもコレ。
リフレーミングで「選択肢が広がりまくり」ます。
そもそも論、「イラッ!」としたり悩みなかなか解決しない最大の理由は、
特定のフレームにとらわれすぎて選択肢が極端にせまくなっているからです。
「あ〜!◯◯やらなきゃ〜!」とアセアセしてるのは、あなたが視野がせまくなりすぎてる証拠です。
たまに「なんとかなるっしょ!」というポジティブな方もいらっしゃいますが、そのタイプは2種類に分かれ、
「ただ能天気に根拠なく前向きなタイプ」と「無意識にリフレーミングができているタイプ」がいるのです。
もちろん、前者の「ただ能天気に根拠なく前向きなタイプ」だといずれ壁にぶちあたりますが(笑)、
後者の「無意識にリフレーミングできるタイプ」は気づかぬうちに自身の選択肢の幅を広げています。
リフレーミングを使えば、これまで見落とたり試してこなかった新たな選択肢が見えてきて、
このように大胆にフレームを転換すると今まで思いつかなかったアイデアが生まれてきます。
当然、同じことをやるならできるだけスッキリと解決したいし、
なるべくなら手間を省いてラクをしたいと思うのが人情ですよね。
つまり、
すべての考えられる選択肢のうち最もベストなチョイスをするのがいちばんです。
これこそが、前頭前野を活かし理論的に効率よく生きるやり方です。
言いかえれば、
リフレーミングを活用することで選択肢が大きく広がり合理的な対処ができるというわけなのです。
②自分の力で対処できるようになる
これも、めっちゃ大事です。
ふたつめのメリットは「自分の力で対処できるようになる」です。
これ、もう本ブログの読者なら耳にタコができるくらい聞いていることだと思うのですが(笑)、
『この世のすべての不利益は当人の能力不足』です。
「この世のすべての不利益は『当人の能力不足』」
昔ヤングジャンプで連載していた『東京喰種(トーキョーグール)』の一節なのですが、 この言葉の背景には、 主人公・金木研くんが拷問を受けていた際に、自分が弱いから不利益を被っていると感じたという体験があります。
僕は個人的に自分の座右の銘にしているほど好きな言葉で、この言葉は正しいと信じています。というのも、環境を変える勇気を持って行動に移せなかったのは、何を隠そう自分自身だからです。もちろん、人の力ではどうにもならないことや人智を超えるケースはあるとは思いますが、 自分が不利益を被っていることに対して、決して他人や環境のせいにしてはいけません。付き合う他人や周囲の環境を変えられない自分の責任です。
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僕自身、この『この世のすべての不利益は当人の能力不足』は座右の銘のひとつなのですが、
まさに今回のリフレーミングをすることが「自力で解決する力」につながってくると感じます。
そもそも、ないものねだりをいつまでもくり返してても仕方ないです。
「あのコは元々もってる才能があるからなぁ…」
「やっぱ生まれながらに健康な人は違うなぁ…」
などなど、生まれつきで決まってしまうことは自分ではどうにもしようがないのです。
正直、どうあがいたって生まれながらに「平等」なんてありえないですから。
ただ、それは「リフレーミング」という武器を使えば「公平」にすることができます。
(あ…だから、それを伝えたくて親は「公平」と名付けてくれたのか!←たぶん違う)
おそらく、あなたの悩みや怒りがなかなか解決しないのであれば、
自分がどうにもできないことに視点を向けているからだと思います。
リフレーミングを使えば、自分でどうにかできるものが必ず見つかります。
もちろん、それで必ずしも解決できるわけではないですが、
実現可能性の低いものに目を向けるよりも可能性の高いものに向けて努力する方がいいですよね。
そんなふうにして、このリフレーミングを「自力対処力の向上」のための手段と考えてみるといいでしょう。
③やる気やモチベーションが高まる
最後はコレ。
リフレーミングで「やる気やモチベーションがめっちゃ高まる」ことです。
昔ドラクエやファイナルファンタジーなどのRPGが社会現象になるくらい流行した時期がありましたが、
あれってビックリするくらい上手にできてて、できるかできないかの境目を攻めてくるんですよね。
たとえば、そのエリアのボスを倒さないと先に進めないところ、
あきらめる寸前とかに、ある村人からヒントをもらうわけです。
「光の◯◯さえあればボスを倒せるぞよ」的な。
これ実はリフレーミングを上手に利用している例で、本来なら地道にレベル上げして、
さらに強い武器を装備して強い呪文を覚えれば、ボスといえども勝てると思うわけです。
しかしながら実際は、村人に教えてもらった「光の◯◯」とかを使って、
ボスを弱体化したうえで倒すのが別ルートとして存在して、案外簡単だったりするのです。
つまりは、
リフレーミングによって自分がどうにかできるものが見つかってくれば「よっしゃー!いろいろ自分の見方を変えたら勝てたー!」と元気がでるのです。
これゲームの話でしたが、実は我々の住む日常でも一緒。
もしあなたが普段やる気が感じられないのであれば、
どこかに何かしらの手詰まり感があるはずなのです。
「もうこれ以上はムリ!あきらめるしかない!」のように。
けどホントのところ、
人間にムリなんてことはなくて勝手にムリだと思い込んでるだけです。
「コロナのせいで在宅が増えて不健康になった…」だったら「5分でも10分でも運動すればいい」ですし、
「あれもこれもやんなきゃ…」だったら「優先度合いを決めて順々に片付けていけばいい」だけの話です。
よく「そんな前向きに考えられるのは公平さんだからですよっ!」とかも言われたりもしますが、
一切そんなことはなくて、今月からでも今日からでもリフレーミングを始めれば誰だってできます。
なぜなら、先ほど述べたように「人は感情の生き物」だから。
なにかに反応して「扁桃体」が発火したのなら、それを「前頭前野」を使って理性的に考えればいいだけです。
リフレーミングにより新しい道が見つかれば、「よし!もう一度やってみよう!」とモチベーションもあがるはずです。
こんなふうに、うまく日々リフレーミングを活用しながら自分のやる気につなげてみると、
あなたの人生が自然と前向きになり楽しくて楽しくて仕方ない状態になること間違いなしです!
【まとめ:リフレーミングこそ最強なり】
いかがでしたでしょうか?
まず『リフレーミング』特集の1週目は、「そもそもリフレーミングとは?」という話と「得られるメリット」の話をさせていただきました。
来週2週目は、
具体的に「どのようにリフレーミングすればよいか」と「実際リフレーミングでこんなに人生が前向きになった!」という話をしたいと思います。
ちなみに、このリフレーミングはここ数年でめちゃくちゃ流行ってきている気が個人的にしています。
その理由というのが、おととし2019年のM-1グランプリで惜しくも決勝までコマを進めながらも、
最終的に3位で終わってしまった「ぺこぱ」さんがブレイクしていることが、その一端だと感じます。
たとえば、1本目のネタの中で、
●(クルマがぶつかってきて)どこ見て運転してんだよ、、、って言えてる時点で無事でよかった。そうだろ?無事であることが何より大切なんだ。
●(2回目にクルマがぶつかってきて) 2回もぶつかる、、、ってことは俺が車道側に立っていたのかもしれない。もう誰かのせいにするのはやめにしよう。
のように、ツッコミ(つっこんですらいない?笑)の松陰寺さんがリフレーミングしたネタが大いにブレイクしましたね。
こんなふうに、まさに
先行きの見えない時代だからこそリフレーミングがいっそう重要になってきているのかもしれませんね。
…というわけで、来週【リフレーミング②】の記事もお楽しみに〜!♪
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平