時々、まわりみち。

真面目で優しいが故に自分が傷付く…そんな生きづらさを感じる人が強かに生きるヒントを綴ります。

【書評】自分の思考の枠を解放する『セルフ・コーチング入門』

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どーも。電車内で稀勢の里の引退会見を見て、ひとり思わず感涙してしまいました、公平です。

 

 

 

さてさて、先日のことですが、『ナースときどき女子 by 看護のお仕事』という

ナース女子の情報サイトにて、本ブログの過去の記事を紹介していただきました!

 

kango-oshigoto.jp

 

 

 

そして、その記事というのは『大人も子どもも絵本の世界に。ナースの心を温める絵本レビュー特集』にて紹介いただいた、

【書評】じぶんのことは案外わかっていない…『ぼくのニセモノをつくるには』という絵本のレビュー記事です。

 

ブログ『時々、まわりみち。』には、生きづらさを感じている人が不安を乗り越えるためのヒントになる記事が公開されています。筆者の公平さんが綴る、生き方や働き方、健康などに関する話は、「ポジティブなマインドを持ちたい」という看護師さんにおすすめですよ。

今回紹介する《【書評】じぶんのことは案外わかっていない…『ぼくのニセモノをつくるには』》も、そんな記事の一つ。ここには、自分自身を探求することの楽しさが伝わってくる絵本のレビューが書かれています。「ぼくのニセモノをつくるには」という絵本は、主人公の少年が面倒なことをさせるための身代わりロボットを購入し、そのロボットに自分のことを教えていくストーリーですが、公平さんによると、「自分が見ている世界は自分が創っている」というメッセージが感覚的に伝わってくるのだそうです。

「仕事でもプライベートでも、人の意見に振り回されて疲れてしまう…」という人は、ぜひ書店や図書館でこの本を手にしてみてはいかがでしょう。ストーリーはもちろんのこと、シンプルで可愛らしいイラストにも心が和みますよ♪

 

kango-oshigoto.jp

www.life-travel-consultant.com

 

 

さまざまな絵本を紹介している非常に面白い記事ですので、

『大人も子どもも絵本の世界に。ナースの心を温める絵本レビュー特集』

をチラッと覗いてみていただければ幸いです!!

 

 

 

 

 

 

 

ではでは本日は同じく書評関連ということで、最近読んだ本であります、

『セルフ・コーチング入門』という本についてご紹介したいと思います。

 

 

 

【目次】

 

【セルフ・コーチングとは?】

セルフ・コーチング入門 (日経文庫)

セルフ・コーチング入門 (日経文庫)

 

 

そもそも、「セルフ・コーチング」とは一体なんなのでしょうか?

この言葉の意味を確認する前に、「コーチング」という言葉について確認していきましょう。

 

 

 

コーチング(coaching)とは、少し難しい言葉で定義すると、

「ゴール(Goal)を達成する自己能力の自己評価(=エフィカシー)を上げること」

というようになります。

 

 

もともと、「コーチ(coach)」という単語は「 馬車」という意味であり、そこから

「大切な人に対し、その人が現在いるところから望むところまで送り届ける」

という意味が派生した言葉の歴史があるのです。(歴史をヒモ解いてみると面白いですね!)

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〈コーチ(Coach)=馬車〉



 

 

  

ここから分かるように、

セルフ・コーチング = 自分自身に対しエフィカシー(ゴールを達成する自己能力の自己評価)を上げる

というように考えることができるかと思います。

 

 

こう考えると、仕事においても学業においても成長を望み幸せに人生を歩んでいきたいと願う多くの方々にとって、

セルフ・コーチングは人生を豊かにするために学ぶべき重要な分野と言えるでしょう!

 

 

【問題解決能力 vs セルフ・コーチング】

 

本書において、セルフ・コーチングで効果をあげるためには、

「いつもの自分とは異なる立場から質問を発するもう一人の自分」をイメージして自分自身を客観的にとらえる視点が必要、というように書かれています。

 

つまり、ひと言で述べれば、

セルフ・コーチングは「心の中にコーチを持つこと」であると言えます。

 

 

そして、そのコーチは自分自身でありながらも自分自身でないような「もう一人の自分」なのです。

 

 

 

 

 

ということを考えると、実は問題解決能力とは似ているようで別物だということが分かります。

 

 

なぜなら、問題解決能力は「問いの答えを見つける力」なのに対し

セルフ・コーチングは「自分に問いかける力」だからです。

 

まぁ、いわゆる「もう一人の自分」が良い質問をして自分自身の中から答えを引き出すイメージですね!

 

 

 

だから、決まった問いの答えを出すこと(=問題解決)に主眼を置くのではく、

目標達成や望ましい状況を創出するプラスを増やすことに主眼を置くということです。

 

 

そういった意味では、「どうなれば望ましいのか?」「どうしたらうまくいくか?」を考えていくような、

前向きな質問を自らに発する能力がセルフ・コーチング力のカギを握っているということなんです!

 

 

【自分自身から知恵を引き出し行動を持続するための「WISDOMモデル」】

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では、この自分自身の理解をスタートかつゴールとしている「セルフ・コーチング」ですが、

具体的にどのような順序でセルフ・コーチングを行えばよいか、ということを考えていきます。

 

 

 

 

 

本書では、セルフ・コーチングは「WISDOMモデル」が重要だといいます。

それが、それぞれの頭文字をとった以下の6つのステップです。

 

     
  • Will:志を立てる
  • Image:成功のイメージを描く
  • Source:エネルギー源を探す
  • Drive Map:成功までの地図を描く
  • Operation:行動に移す
  • Maintenance:習慣化への努力

 

 

 

簡単に概要をまとめると、

     
  • Will=頭だけではなく「よし、この目標を達成したい」と心から思える状態をつくること
  • Image=イメージを鮮明に描いて、意を決しゴールに向かって行動を起こすこと
  • Source=過去の成功体験やエネルギー源泉を探すこと
  • Drive Map=目標地点まで、どのような経路・道筋をとるのがベストか検討すること
  • Operation=最初の一歩を踏み出し行動を起こすこと
  • Maintenance=自分を導くためのセルフ・モチベーションの仕組みをいかに作るかを考えること

ということです。

 

 

 

この6つのステップの中で最も重要なものは、なんといっても「Will(志を立てる)」でしょう。

いってみれば、「志(こころざし)=心(こころ)の指し(さし)示すコンパス」ですもんね!

 

 

 

過去の記事でも、「まずはブレない軸を持つには複数のゴールを!」という話をしていますように、

これがなければ始まらないと断言できるのが、まさに「ゴール(Goal)」の存在です。

 

www.life-travel-consultant.com

 

つまり、ここでは「志(こころざし)=ゴール(Goal)」ということですね。

 

 

 

 

 

冒頭でも少しお伝えしましたが、コーチングとはなんでしたっけ?

 

そう。

コーチング=「ゴールを達成する自己能力の自己評価(=エフィカシー)を上げること」でしたね。

 

 

だから、そもそものゴールがなかったらコーチングが成立しなくなってしまうのです!(笑)

 

 

 

しかしながら、この「Will(志を立てる)」ができたら順番に実行していくだけです。

 

もちろん、最初はなかなかうまくいかないこともあるかとは思いますが、

意外と、「もう一人の自分」と対話する経験はないことですので新鮮で面白いです。

 

 

 

ぜひ、こちら「セルフ・コーチング」の入門書として手にしてみてはいかがでしょうか?

 

セルフ・コーチング入門 (日経文庫)

セルフ・コーチング入門 (日経文庫)

 
セルフ・コーチング入門<第2版> (日経文庫)

セルフ・コーチング入門<第2版> (日経文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、今回これにて失礼します。

皆様に、心よりの感謝を込めて。

 

 

公平